配達員向け情報

UberEats(ウーバーイーツ)で事故を起こしたときの保険や補償について

2020年6月5日

ウーバーイーツで配達業務をしたいのですが、保険や事故を起こしてしまった際の補償はどのようになっているのでしょうか
業務中の事故についてはUberの保険が適用できます。業務外の補償は適用外なので、個人で保険に入るのがおすすめです。

 

こんな方におすすめ

  • すでにウーバーで配達を始めている方
  • ウーバーで配達をこれから行いたいと考えている方

 

ウーバーイーツで500回以上の配達を行ったボクがお伝えします

 

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UberEats(ウーバーイーツ)で事故を起こしたときの保険や補償について

ウーバーイーツの労働組合、ウーバーイーツユニオンからの情報によると、2020年1~3月の3ヶ月で全国で30件ほどの事故報告が上がっているとのこと。

配達を行う際に気になるのは、事故の際の補償があるのかどうか、という点ですね。

まずは結論からお伝えします。

 

結論

業務中の事故はUberの保険が適用されるが、業務外の事故は保険適用外となっているため、個人でも保険をかけておくのがおすすめ。

 

では以下で詳しく見ていきます。

 

Uberで加入している保険の補償内容

Uberが加入している保険は、三井住友海上火災保険株式会社と契約を結んでいるプログラムです。

対人・対物賠償責任の保険だけでなく、2019年10月1日から事故による傷害補償制度が追加されました。

以下で詳しく見ていきます。

 

対人・対物賠償の場合

対人・対物賠償責任

配達中の事故により、他人を死傷させたり、他人の物品を壊してしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償します。

補償額には1億円の上限があります。

配達の車両を125cc以下のバイクで登録している Uber Eats 配達パートナーに対しては、対物賠償責任の補償請求に際し最大5万円までの自己負担金が設定されています。

 

適用例

配達中に歩行者にぶつかって怪我を負わせた場合。

商品の受け渡し時に誤って料理をこぼしてしまい、注文者に火傷を負わせた場合。

配達中に注文者の自宅や第三者の車両に損害を与えた場合。

 

傷害の場合

傷害補償

  • 医療見舞金

配達中に事故が発生した際、救急車、X線検査、手術、投薬等必要な医療費用を、25万円を上限として補償いたします。

  • 死亡見舞金・葬式費用

配達中の事故により、不幸にも配達パートナーが死亡した場合、相続人は1000万円の一時金を受け取ることが出来ます。

また、葬式費用も100万円を上限として支払われます。

  • 後遺障害見舞金

配達中の事故により、不幸にも配達パートナーに後遺障害が生じた場合、最大1000万円の一時金を受け取ることが出来ます。

金額は、後遺障害の症状により異なり、自身の後遺障害等級をUberに提示するための専門機関へ委託した費用も請求できます。

  • 1日あたりの入院に伴う見舞金

配達中の事故により、配達パートナーが怪我を負って入院し、その後当該怪我により働けなくなった場合、30日を上限として、1日あたり7500円の支払いを受け取れます。

ただし、医師による、医学的見地から就業が困難であることの証明を必要とします。

  • 配偶者・被扶養者への見舞金

配達中の事故により配達パートナーが死亡した場合、その配偶者や被扶養者(18才以下)は、1人あたり15万円の見舞金を受け取れます(最大3人まで)。

 

適用例

  • 配達中に車とぶつかり、自身が怪我を負った場合。
  • 商品の受け取り時に誤って料理をこぼしてしまい、自身が火傷を負った場合。

 

この保険ってどうやったら有効にできるのかな?

 

有効化するにあたっての、特別な手続きは必要ないので大丈夫です!

 

Uberの保険についての注意点

上記に記載したUberで加入している保険についての注意点をお伝えします。

上記の賠償および傷害についての保険の適用条件としては、配達中であること、が記載されています。

 

配達中とは

配達中、についての詳しい内容は以下のとおりです。

 

配達中とは

自転車・原付バイク・バイク・軽自動車を利用する Uber Eats 配達パートナーが、配達リクエストを受諾した時点から配達が完了、またはキャンセルされるまでの間に生じた事故に対して適用されます。

Uber公式HPから引用

 

これにより、以下の場合は保険が適用されないことになります。

 

  1. 配達リクエストが入るまでの移動中に、事故を起こしてしまった場合
  2. 配達リクエストが入るまでの移動中に、もらい事故を受けた場合

 

Uberの配達業務の特徴として、配達リクエストがどのタイミングで入ってくるかは分かりません。

これにより配達が可能な状態(オンライン)にしている間でも、業務と業務外の時間が存在してしまうことになります。

 

注意ポイント

配達待ちの状態が多い業務のため、保険が適用されない場合があることは非常に危険。

 

契約を行っている業務(企業に所属している場合など)であれば、自宅から会社までの間に事故にあった場合でもちゃんと保険が適用されます。

しかしUberの業務はあくまでも個人事業主として仕事を行います。そのため保険については、自分で対策を考える必要があるのです。

 

125cc以上のバイクについて

配達を行っていてよく目にするのが、125cc以上の二輪バイクを使用して配達を行っている方です。

 

125cc以上のバイクで事故を起こしてしまった場合はUberで加入している保険が適用されません。

 

一般的な個人で加入するタイプの保険についてですが、業務中の事故は適用外となっているものがほとんどです。

全て自己責任となってしまいますので、125cc以上のバイクでの配達は止めたほうがいいですね。

 

補償の請求方法について

 

もし配達中に事故に合ってしまい、補償の対象だと思われる場合は以下の方法より事故内容を報告しましょう。

 

  • Uber のアプリを通してメッセージで連絡
  • 電話でサポートに連絡

 

電話番号については以下のとおりです。

 

エリア 電話番号
東京 0800-080-4117
神奈川(川崎・横浜) 0800-080-4255
埼玉 0800-080-4117
千葉 0800-080-4117
愛知(名古屋) 0800-123-6931
大阪 0800-080-4270
兵庫(神戸) 0800-080-4288
京都 080-0170-0024
福岡 0800-080-4153

 

傷害見舞金の請求に関する詳細は、以下のリンクをチェクしてみてください。

 

 

業務以外を補償するための保険とは

ここでは業務以外(配達中以外)の場合に起こる事故を補償する保険についてお伝えします。

 

自転車の場合

 

自転車保険については楽天損保がおすすめです。

 

 

 

保険内容についてですが、以下の3タイプが用意されています。

 

  1. 基本タイプ
  2. 安心タイプ
  3. 充実タイプ

 

保険内容はこちらです。

 

サイクルアシスト 基本タイプ 安心タイプ 充実タイプ
死亡・後遺障害 250万円 500万円 1,000万円
入院保険金日額 2,500円 5,000円 10,000円
手術保険金 入院中 25,000円 50,000円 10万円
手術保険金 入院中以外 12,500円 25,000円 50,000円
賠償責任 自己負担額0円 1億円 1億円 1億円
示談交渉サービス

 

賠償責任はどれも1億円を超えているため、どのタイプに加入しても問題ないでしょう。

 

つづいて、補償対象者ごとのプランが3パターン用意されています。

 

  1. 個人プラン
  2. カップルプラン
  3. ファミリープラン

 

個人プランについて

傷害の場合の補償対象者

被保険者本人、お子様(1人)

賠償責任の補償対象者

被保険者本人、配偶者、その他の親族※

 

カップルプランについて

傷害の場合の補償対象者

被保険者本人、配偶者

賠償責任の補償対象者

被保険者本人、配偶者、その他の親族※

 

ファミリープランについて

傷害の場合の補償対象者

被保険者本人、配偶者、その他の親族※

賠償責任の補償対象者

被保険者本人、配偶者、その他の親族※

 

※その他親族とは、被保険者(本人)またはその配偶者の同居の親族(6親等内の血族、3親等内の姻族)および別居の未婚(婚姻歴が無いこと)の子をいいます。

 

最後にそれぞれの料金を見ていきます。

 

個人プランの場合

保険期間 基本タイプ 安心タイプ 充実タイプ
1年間 3000円 4770円 8320円
2年間※12%オトク 5260円 8380円 14630円
3年間※17%オトク 7510円 11950円 20850円

 

カップルプランの場合

保険期間 基本タイプ 安心タイプ 充実タイプ
1年間 4180円 7120円 13020円
2年間※12%オトク 7340円 12530円 22930円
3年間※17%オトク 10470円 17850円 32650円

 

ファミリープランの場合

保険期間 基本タイプ 安心タイプ 充実タイプ
1年間 6010円 10770円 20320円
2年間※12%オトク 10550円 18930円 35730円
3年間※17%オトク 15050円 27000円 50950円

 

1番安い基本タイプの個人プランを3年間支払いで組むと、一ヶ月辺り約208円で保険を受けることができます。

 

非常に安いので、自転車での配達を行っている方は必ず自転車保険に加入しましょう。

 

楽天損保のサイクルアシストはコチラ

 

自転車保険についての詳しい記事はこちらでもご紹介していますので、ご覧になってみてください。

 

【義務】4月1日~東京都内で自転車を走行するときは保険加入がマストです

続きを見る

 

バイクの場合

 

バイクの保険は大きく分けて、自賠責保険と任意保険の2つがあります。

 

自賠責保険

自賠責保険は法律で加入が義務付けられています。

自賠責保険は自動車やバイク事故の被害者救済が目的の保険であるため、補償される範囲は対人事故の賠償損害のみになります。

支払限度額は被害にあわれた方1名につき次のとおりです。

 

死亡による損害 最高3,000万円
後遺障害による損害 最高4,000万円
傷害による損害 最高120万円

 

原付バイク(総排気量125cc以下)の保険料

12ヶ月契約 7670円
24ヶ月契約 10160円
36ヶ月契約 12600円
48ヶ月契約 14990円
60ヶ月契約 17330円

 

最低限の補償しか賄うことができていないため、対物や自身の傷害については任意の保険でカバーする必要があります。

 

任意保険

任意保険は21歳以上、26歳以上、30歳以上で保険の額が変わってきます。

たとえばチューリッヒ保険の場合だと、以下のような内容になります。

 

125cc以下の原付バイク

対人賠償:◯(無制限)

対物賠償:◯(無制限)

自損事故傷害特約:1500万円

30歳、6G等級の場合の年間保険料は、

約17750円

 

配達以外のプライベートでもバイクをよく利用される方は、任意保険に入っておくのが良いかもしれないですね。

料金やご自身の状況に合わせて任意保険に入るかどうか判断されることをおすすめします。

 

まとめ:保険にはしっかりと入っておくべき

以上が、ウーバーイーツで事故を起こしたときの保険や補償について、でした。

再度お伝えすると、業務中の事故はUberの保険が適用されますが業務以外の事故は個人の保険で賄う必要があります、ということですね。

事故を起さないにこしたことはありません。ただ、自分がいくら気をつけていても相手の状況によっては事故が起きてしまうものです。

事前に防げる対策はきちんと行っておくことがおすすめです。

 

以上、パイクーでした!

 

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