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【第11世代インテル】ThinkBook 13s Gen 2まとめ

2020年11月1日

Intelの第11世代CPUを搭載したレノボの13インチノートPC、ThinkBook 13s Gen 2が2020年10月27日から発売されました。コンパクトな筐体と軽量性から、出先に持ち出すのにちょうど良いノートPCとなっています。インテルの第11世代最新CPU搭載モデルとなっているため、非常にスペックも高く価格は8万円台からの購入が可能です。

 

ThinkBook 13s Gen 2ってこんなPC

  • インテル第11世代最新CPU搭載
  • 液晶はWUXGA(1920×1200の16:10モデル)
  • タッチパネル対応モデルあり
  • 13インチで1.26kgの軽量ノートPC
  • 購入価格は8万円台から

 

この記事の内容

  • ThinkBook 13s Gen 2ってどんなPC?
  • ThinkBook 13s Gen 2のスペックまとめ
  • ThinkBook 13s Gen 2を購入すべき判断基準について

 

ガジェット大好きな、パイクーがお伝えします。

 

ThinkBook 13s Gen 2(第11世代インテル)とは?

2020年10月27日に発売されたLenovo(レノボ)の最新ThinkBook、ThinkBook 13s Gen 2(第11世代インテル)についてお伝えしていきます。

ホームユースとビジネスユースのちょうど中間に位置するのがThinkBookシリーズとなっており、ONでもOFFでもどちらにも使いやすいノートPCとなっているのが特徴です。

 

LenovoのPCシリーズについて

ホームユースモデルとして価格が抑えられたコスパ重視のIdeaPadシリーズ。

ビジネスユースモデルとして堅牢性やセキュリティ、キーボードの打ちやすさを重視したThinkPadシリーズ。

その両者の間を取った幅広い人におすすめできるちょうどいいモデルが、ThinkBookシリーズになります。

 

LenovoのPCシリーズ

  • 一般向けのIdeaPad
  • ビジネス向けのThinkPad
  • 一般向けとビジネス向けの、ちょうど間に位置するThinkBook

 

ThinkBook 13s Gen 2の外観について

ThinkBook 13s Gen 2の外観について、お伝えします。

ディスプレイサイズは13.3インチのコンパクトなものとなっており、サイズは横幅299mm x 奥行き210mm x 厚さ14.9mm、重さは1.26kgとなっております。

ディスプレイはタッチパネル対応モデルの選択が可能、IPS液晶WUXGA 1920×120016:10モデルとなっております。

展開できる角度は180度となっています。自宅や会社など、PCスタンドに乗せて作業をする際にすごく便利です。

カラーはグレー1色のみの展開となってます。

カジュアルさや高級感はあまりないカラーリングとなっていますが、シンプルで飽きのこない無難なデザインとなっています。

電源ボタン指紋認証と兼用になっております。

最近だと顔認証のモデルも増えてきておりますが、マスクなどをしながら作業を行う機会が多くなっているため、指紋認証の方が便利な機能だと言えると思います。

 

ThinkBook 13s Gen 2はIntel第11世代搭載

ThinkBook13sGen2では、第11世代インテル(Tiger Lake)のCPUを搭載しております。選択できるCPUについては、以下のとおりです。

 

選択できるCPU

  • Core i5-1135G7(2.40GHz,8MB)
  • Core i7-1165G7(2.80GHz,12MB)

 

インテルの第11世代CPUを搭載したノートPCはまだ数える程度しか販売されておらず、レノボのPCではこのThinkBookが初めてになります。

 

GPUについて

ThinkBook 13s Gen 2のGPUについて、お伝えします。

ThinkBook 13s Gen 2ではすべてのモデルがCPU内蔵となっており、最新のグラフィックスであるインテル® Iris® Xe グラフィックスが搭載されております。

 

以下インテル公式サイトより、インテル® Iris® Xe グラフィックスについての記述を引用します。

 

ゲーム
最大 1080p 60FPS を可能にする新しいインテル® Iris® Xe グラフィックスなら、より鮮明で臨場感あふれるゲームプレイを実現し、ゲーマーは高速で確実なプレイを体験できます。

映像
4x4K HDR (つまり、最大 4 台の HDR ディスプレイを同時接続できる) に対応した、最大 8K のまったく新しい視聴体験をもたらします。また、Dolby Vision HDR と Dolby Atmos 3D サウンドに加えて、最新の GPU テクノロジーが搭載されており、超スムーズな動画のストリーミングも可能です。

クリエイティブ
クリエーターは、細部まで見事で複雑なファイルを設計、構築することができ、インテルの低消費電力の AI マトリックス・エンジンを使って素早く簡単に 4K ファイルをエクスポートできます。さらに、驚異的なエンコーディング・パフォーマンスも体験できます。

インテル公式サイトより引用

 

GPUについてあまり詳しくないので細かい記述は避けますが、4Kの映像を同時に出力することができるのはなかなか凄いですね。

 

ThinkBook 13s Gen 2のメモリについて

ThinkBook 13s Gen 2のメモリについてお伝えします。内容は以下のとおりです。

 

ThinkBook 13s Gen 2
メモリ 8GB、もしくは16GB(オンボード)
空きスロット
メモリ最大容量 16GB

 

ThinkBook 13s Gen 2のメモリはオンボードメモリのみとなっており、最大で16GBまでメモリ増設が可能です。

 

Windows10を使用するにあたり、メモリは最低でも8GBは絶対に必要。もし画像編集やネットブラウザ・Officeアプリなどを同時に起動した、マルチタスク作業を行うのであれば16GBの購入がおすすめ。購入したPCを今後2年以上使用していきたい人も16GBがおすすめ。

 

ThinkBook 13s Gen 2のストレージについて

ThinkBook 13s Gen 2のストレージについてお伝えします。内容は以下のとおりです。

 

ThinkBook 13s Gen 2
SSD 256GB
512GB
1TB

 

以下、購入の際に選択できるストレージの内容(HDDやSSD)について詳しく記載します。

 

選択できるSDD

  • 256GB  (M.2 2242, PCIe-NVMe)3×4
  • 512GB  (M.2 2242, PCIe-NVMe)3×4
  • 512GB  (M.2 2280, PCIe-NVMe)4×4
  • 1TB  (M.2 2280, NVMe)
  • 1TB  (M.2 2280, PCIe-NVMe)4x4

 

Windows10Home、Proの選択が可能

windows10

今回発売となったThinkBookでは、Windows10のHomeとProの選択が可能となっています。

「Windowsの管理機能を使いたいので、Windows10 Proを選択したい」という方は多いと思うので、HomeとProの両方を選択できるThikBookは非常に便利ですね。

ちなみにWindows10 HomeとProのどちらも、64bit版になります。

 

ThinkBook 13s Gen 2のディスプレイについて

ThinkBook 13s Gen 2のディスプレイについてお伝えします。詳しい内容については、以下のとおりです。

 

ThinkBook 13s Gen 2
液晶 WUXGA
1920×1200
アスペクト比 16:10
マルチタッチ 対応モデル、非対応モデルあり
その他 1677万色以上
光沢なし
IPS
300nit
狭額縁ベゼル
100% sRGB
前面カメラ HD 720p(シャッター有り)

 

液晶はWUXGA 1920×1200

FHDとWUXGAの比較について

ThinkBook 13s Gen 2のディスプレイについてですが、液晶サイズがWUXGA 1920×1200(アスペクト比は16:10)となっており、一般的なディスプレイサイズのFHD 1920×1080(アスペクト比は16:9)よりも、画角が縦に広くなっています。

 

1920×1200(16:10)のディスプレイと、1920×1080(16:9)のディスプレイで、一体なにが違うの?

 

一般的な16:9のディスプレイと比較するとわかりますが、縦方向の表示領域が広くなると、ネットのブラウジングやOfficeアプリの作業効率を高くすることができるんです。

 

映画やYouTubeといった動画を視聴する際は16:9の画面は非常に見やすいです。ただOfficeやブログ作成といった縦に画面を使う作業には少しやりづらさを感じています。

画面が16:9だとどうしても画面が横に広い状態で作業をすることになってしまうため、画面を縦にスクロールする回数がどうしても増えてしまいます。

WUXGA 1920×1200(16:10)のアスペクト比であれば、FHDよりも少し縦の幅が広くなっているため、作業がやりやすくなるメリットがあります。

 

ココがおすすめ

WUXGA 1920×1200(16:10)の場合、ネットのブラウジングやOfficeアプリなど、画面を縦に使用した作業が行いやすい

 

ちなみにですが、Appleが販売しているMacBook AirやMacBookProなどのモバイルPCはすべて、16:10のアスペクト比を使用したモデルとなっております。ThinkBook 13s Gen2は、ノートPCで作業をよく行う方におすすめなPCと言えると思います。

 

色域(sRGB)は100%と非常に広め

ThinkBook 13s Gen2の液晶色域についてですが、sRGBのカバー率は100%となっております。

そのため、RAW現像や写真編集などをよくされる方にも十分なスペックを持った液晶ディスプレイであると言えます。

 

ThinkBook 13s Gen 2のインターフェースについて

ThinkBook 13s Gen 2
USB Type-A USB 3.1 Gen 1
USB Type-A Powered USB 3.1 Gen 1
セキュリティキーホール
USB Type-C USB 3.1 Gen 2(Thunderbolt 4対応)
HDMI 最大 3840x2160ドット、1677万色
マイク/ヘッドフォン・コンボジャック

 

ThinkBook 13s Gen 2のインターフェースについてお伝えします。

USB Type-Cポートは1つ付属されており、Thunderbolt 4に対応したものとなっています。HDMI、USB Type-Cそれぞれで4K映像の出力が可能となっております。

PCの充電方法についてですが、USB Type-Cポートを使用して充電するモデルとなっています。

 

Thunderbolt 4とは

ThinkBook 13s Gen 2に搭載された、Thunderbolt 4についてお伝えします。

 

Thunderbolt 4について

  • データ転送は最大40Gbps
  • 4Kディスプレイを同時に2台出力可能
  • 8Kディスプレイの出力も可能

 

Thunderbolt 4の最大データ転送はThunderbolt 3と同様の40Gbpsとなっていますが、PCIe(高速データ通信がおこなえるシリアル転送方式の拡張インターフェース規格)を利用したデータ通信速度は32Gbpsと倍増しております。

映像出力については4Kディスプレイへの同時接続が2台まで可能になっており、8Kディスプレイへの接続にも対応しております。

ストレージへの転送速度は最大3000Mbpsとなっており、次世代規格の「USB4」の仕様に準拠しています。

 

もちろん従来のUSBやThunderboltシリーズとの互換性もあるので、今まで通りの周辺機器との接続も可能です。

 

注意ポイント

ThinkBook 13s Gen 2の映像出力についてですが、「最大 3840x2160ドット、1677万色(USB Type-C接続時)」となっているため、最大で4Kまでの映像出力までにしか対応していないので、注意です。

 

ThinkBook 13s Gen 2のネットワークについて

ThinkBook 13s Gen 2で使用できるネットワークについてお伝えします。詳しい内容については、以下のとおりです。

 

ThinkBook 13s Gen 2
Wi-Fi インテル® Wi-Fi 6 AX201 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth v5.0
SIMカードスロット

 

ThinkBook 13s Gen 2で使用できるWi-FiネットワークはWi-Fi6となっており、最新規格のaxに対応しております。

またBluetoothについてはv5.0となっております。

SIMカードスロットは付属していないため、LTE回線などのネットワーク接続はできません。ビジネス用途としては少しこの辺りが弱いところかと思います。

 

ThinkBook 13s Gen 2のサイズと重さについて

ThinkBook 13s Gen 2のサイズと重さについてお伝えします。内容は、以下のとおりです。

 

ThinkBook 13s Gen 2
サイズ
(W×D×H mm)
299x210x14.9
重さ 約1.26kg

 

ThinkBook 13s Gen 2の重さについてですが、比較的軽量なモデルとなっています。外出時にも気軽に持っていくことができる程度の重さになります。

 

13インチノートPCの重さ比較

  • Lenovo ThinkPad X13 Gen 1:1.18kg
  • Lenovo ThinkBook 13s Gen 2(本機):1.26kg
  • HP ENVY x360 13-ay0000:1.25kg
  • Dell Inspiron 13 5000:1.05kg
  • Apple MacBook Pro13インチ:1.4kg

 

13インチノートPCの重さを各メーカーごとに比較してみましたが、ThinkBook 13s Gen 2の重量は中間くらいの位置になっています。

1.2kg程度であれば外出先に持ち出すには非常に便利なので、モバイル目的で購入を検討されている方にも良いと思います。

 

ThinkBook 13s Gen 2の価格比較について

ThinkBook 13s Gen 2の価格についてお伝えします。内容は以下のとおりです。

 

メモ

価格についてですが、オプション無しの直販モデル(2020年10月30日現在の状態)を記載しております。タイミングによっては価格が前後しますので、参考までに。

 

ThinkBook 13s Gen 2
OS 10 Home
CPU Core i5 Core i7
メモリ 8GB(オンボード) 16GB(オンボード)
ストレージ 256GB 512GB
価格 89,100円 121,440円
その他 税込・送料無料

 

ThinkBook 13s Gen 2の価格についてですが、8万円台から購入することが可能です。ただ8GBのオンボードメモリの場合、後から増設することができないので注意です。

PCを購入して2年以上使用したい方、画像編集や動画編集などを行っていきたい方は、メモリ16GBモデルを購入する方がいいかもしれません。

 

ThinkBook 13s Gen 2(インテル第11世代)スペックまとめ

ThinkBook Gen 2(インテル第11世代)のスペックについて、再度まとめていきます。内容は以下のとおりです。

 

ThinkBook 13s Gen 2
CPU Core i5
Core i7
GPU CPU内蔵
インテル® Iris® Xe グラフィックス
メモリ(オンボード) 8GBもしくは16GB
メモリ(空きスロット)
メモリ最大容量 16GB
1st SSD 256GB
512GB
1TB
2nd SSD
OS Windows10Home、Pro選択可能
ディスプレイ 13.3インチ
液晶 WUXGA 1920 × 1200
IPS
1677万色以上
光沢なし
300nit
狭額縁ベゼル
100% sRGB
液晶アスペクト比 16:10
液晶マルチタッチ 対応モデル、非対応モデルあり
前面カメラ HD 720p(シャッター有り)
USB Type-C USB 3.1 Gen 2 x1
(Thunderbolt 4対応)
USB Type-A USB 3.1 Gen 1 x2(内、Powered USBx1)
HDMI
SDカードスロット
イーサネットコネクタ(RJ45)
マイク/ヘッドフォン・コンボジャック
Wi-Fi インテル® Wi-Fi 6 AX201 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth v5.0
SIMカードスロット
指紋センター 電源ボタンと共有
バッテリー 4セル(56Wh)
サイズ
(W×D×H mm)
299 x 210 x 14.9
重さ 約1.26kg
価格 89,100円~

では最後に、まとめます。

 

まとめ:購入の判断基準について

以上、ThinkBook 13s Gen 2(第11世代インテル)についてのまとめでした。ThinkBook 13s Gen 2を購入するかどうかの判断ポイントとしては、以下のとおりです。

 

購入の判断ポイント

  • シンプルで飽きのこないデザイン
  • インテル第11世代の最新CPU搭載
  • 13.3インチ、1.26kgのコンパクトな筐体
  • 16:10の作業しやすいディスプレイ比率
  • 価格は8万円9千円から購入可能

 

上記を参考に、ThinkBook 13s Gen 2を購入すべきかどうか判断するのが良さそうです。

以下、レノボ公式サイトの商品リンクを張っておきますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。

 

 

以上、パイクーでした。

 

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