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【第11世代インテル】ThinkBook 14 Gen 2まとめ

2020年11月1日

Intelの第11世代CPUを搭載したレノボの14インチノートPC、ThinkBook 14 Gen 2が2020年10月27日から発売されました。コンパクトな筐体と軽量性かつ、インターフェースが充実したノートPCとなっています。最低スペックだと、価格は6万円台からの購入が可能です。

 

ThinkBook 14 Gen 2ってこんなPC

  • インテル第11世代最新CPU搭載
  • メモリスロットでの増設可能
  • SSD+HDDのデュアルストレージ
  • SDカードや有線LANが使用できる豊富なインターフェース
  • 最低価格は6万円台から

 

この記事の内容

  • ThinkBook 14 Gen 2ってどんなPC?
  • ThinkBook 14 Gen 2のスペックまとめ
  • ThinkBook 14 Gen 2を購入すべき判断基準について

 

ガジェット大好きな、パイクーがお伝えします。

 

ThinkBook 14 Gen 2(第11世代インテル)とは

2020年10月27日に発売されたLenovo(レノボ)の最新ThinkBook、ThinkBook 14 Gen 2(第11世代インテル)についてお伝えしていきます。

ホームユースとビジネスユースのちょうど中間に位置するのがThinkBookシリーズとなっており、ONでもOFFでもどちらにも使いやすいノートPCとなっているのが特徴です。

 

LenovoのPCシリーズについて

ホームユースモデルとして価格が抑えられたコスパ重視のIdeaPadシリーズ。

ビジネスユースモデルとして堅牢性やセキュリティ、キーボードの打ちやすさを重視したThinkPadシリーズ。

その両者の間を取った幅広い人におすすめできるちょうどいいモデルが、ThinkBookシリーズになります。

 

LenovoのPCシリーズ

  • 一般向けのIdeaPad
  • ビジネス向けのThinkPad
  • 一般向けとビジネス向けの、ちょうど間に位置するThinkBook

 

ThinkBook 14 Gen 2の外観

ThinkBook 14 Gen 2の外観について、お伝えします。

ディスプレイサイズは14インチのコンパクトなものとなっており、サイズは横幅323mm x 奥行き218mm x 厚さ17.9mm、重さは1.4kgとなっております。

ディスプレイはタッチパネル未対応IPS液晶FHD 1920×1080モデルとなっております。

展開できる角度は180度となっています。自宅や会社など、PCスタンドに乗せて作業をする際にすごく便利です。

カラーはグレー1色のみの展開となってます。

カジュアルさや高級感はあまりないカラーリングとなっていますが、シンプルで飽きのこない無難なデザインとなっています。

電源ボタン指紋認証と兼用になっております。

最近だと顔認証のモデルも増えてきておりますが、マスクなどをしながら作業を行う機会が多くなっているため、指紋認証の方が便利な機能だと言えると思います。

 

ThinkBook 14 Gen 2はIntel第11世代搭載

ThinkBook 14 Gen 2では、第11世代インテル(Tiger Lake)のCPUを搭載しております。選択できるCPUについては、以下のとおりです。

 

選択できるCPU

  • Core i3-11154G(3.00GHz,6MB)
  • Core i5-1135G7(2.40GHz,8MB)
  • Core i7-1165G7(2.80GHz,12MB)

 

インテルの第11世代CPUを搭載したノートPCはまだ数える程度しか販売されておらず、レノボのPCではこのThinkBookが初めてになります。

 

GPUについて

ThinkBook 13s Gen 2のGPUについて、お伝えします。

ThinkBook 13s Gen 2ではすべてのモデルがCPU内蔵となっており、最新のグラフィックスであるインテル® Iris® Xe グラフィックスが搭載されております。

 

以下インテル公式サイトより、インテル® Iris® Xe グラフィックスについての記述を引用します。

 

ゲーム
最大 1080p 60FPS を可能にする新しいインテル® Iris® Xe グラフィックスなら、より鮮明で臨場感あふれるゲームプレイを実現し、ゲーマーは高速で確実なプレイを体験できます。

映像
4x4K HDR (つまり、最大 4 台の HDR ディスプレイを同時接続できる) に対応した、最大 8K のまったく新しい視聴体験をもたらします。また、Dolby Vision HDR と Dolby Atmos 3D サウンドに加えて、最新の GPU テクノロジーが搭載されており、超スムーズな動画のストリーミングも可能です。

クリエイティブ
クリエーターは、細部まで見事で複雑なファイルを設計、構築することができ、インテルの低消費電力の AI マトリックス・エンジンを使って素早く簡単に 4K ファイルをエクスポートできます。さらに、驚異的なエンコーディング・パフォーマンスも体験できます。

インテル公式サイトより引用

 

GPUについてあまり詳しくないので細かい記述は避けますが、4Kの映像を同時に出力することができるのはなかなか凄いですね。

 

ThinkBook 14 Gen 2のメモリ

ThinkBook 14 Gen 2のメモリについてお伝えします。内容は以下のとおりです。

 

ThinkBook 14 Gen 2
オンボードメモリ 4GB、もしくは8GB
空きスロット ◯(1つあり)
仕様 PC4-25600 DDR4 SDRAM
メモリ最大容量 24GB

 

ThinkBook 14 Gen 2のメモリはオンボードメモリとは別に空きスロットが用意されているため、後から増設することも可能です。

最大で24GBまでのメモリ増設が可能となっております。

 

Windows10を使用するにあたり、メモリは最低でも8GBは必要。ただ個人的には16GBの購入をおすすめしていて、ネットだけでなくOfficeやTeamsなどの重めのアプリを使用するのであれば16GBモデルを購入すべき。

 

 

ThinkBook 14 Gen 2のストレージ

ThinkBook 14 Gen 2のストレージについてお伝えします。内容は以下のとおりです。

 

ThinkBook 14 Gen 2
1st SSD 128GB
256GB
512GB
1TB
2nd SSD なし (キャリアケージなし)
ダミーHDD
500GB
1TB
2TB

 

ThinkBook 14 Gen 2の特徴として、SSDとHDDのデュアルストレージが可能となっております。

デュアルストレージにすると、SSDのみで大容量にする場合よりも初期費用を抑えることができるため、お得に増設することが可能です。

 

デュアルストレージのココがおすすめ

  • SSDとHDDの使い分けが可能
  • SSDよりもHDDの方が価格が安い

 

SSDよりもHDDの方が価格が安いため、容量を増設したい場合でも初期費用を抑えることができます。

OSのような使用頻度が高いアプリやデータはSSDに保存し、写真や音楽データなどの大きな容量はHDDに保存するなど、SSDとHDDを使い分けることで選択肢が広がり、さまざまな用途に対応できるのがデュアルストレージのメリットになります。

 

選択できるストレージ内容

以下、購入の際に選択できるストレージの内容(HDDやSSD)について、記載します。

 

選択できるSDD

  • 256GB  (M.2 2242, PCIe-NVMe)3×4
  • 512GB  (M.2 2242, PCIe-NVMe)3×4
  • 512GB  (M.2 2280, PCIe-NVMe)4×4
  • 1TB  (M.2 2280, NVMe)
  • 1TB  (M.2 2280, PCIe-NVMe)4x4

 

選択できるHDD

  • 500GB 7200rpm 2.5インチ 7mm
  • 1TB 5400rpm 2.5インチ 7mm
  • 1TB 7200rpm 2.5インチ 7mm
  • 2TB 5400rpm 2.5インチ 7mm

 

Windows10Home、Proの選択が可能

windows10

今回発売となったThinkBook 14 Gen 2では、Windows10のHomeとProの選択が可能となっています。

「Windowsの管理機能を使いたいので、Windows10 Proを選択したい」という方は多いと思うので、HomeとProの両方を選択できるThikBookは非常に便利ですね。

ちなみにWindows10 HomeとProのどちらも、64bit版になります。

 

ThinkBook 14 Gen 2のディスプレイ

ThinkBook 14 Gen 2のディスプレイについてお伝えします。詳しい内容については、以下のとおりです。

 

ThinkBook 13s Gen 2
液晶 FHD
1920×1080
アスペクト比 16:9
マルチタッチ 非対応
その他 1677万色以上
光沢なし
IPS
300nit
狭額縁ベゼル
100% sRGB
前面カメラ HD 720p(シャッター有り)

 

色域(sRGB)は100%と非常に広め

ThinkBook 14 Gen2の液晶色域についてですが、sRGBのカバー率は100%となっております。

そのため、RAW現像や写真編集などをよくされる方にも十分なスペックを持った液晶ディスプレイであると言えます。

 

ThinkBook 14 Gen 2のインターフェース

ThinkBook 14 Gen 2
USB Type-C USB 3.1 Gen 2(Video-out対応)
USB Type-C USB 3.1 Gen 2(Thunderbolt 4対応)
HDMI 最大 3840x2160ドット、1677万色
USB Type-A Powered USB 3.1 Gen 1
マイク/ヘッドフォン・コンボジャック
SDカードスロット
USB Type-A USB 3.1 Gen 1
イーサネットコネクタ(RJ45)
セキュリティキーホール

 

ThinkBook 14 Gen 2のインターフェースについてお伝えします。

USB Type-Cポートは2つ付属されており、Thunderbolt 4に対応したものとなっています。HDMI、USB Type-Cそれぞれで4K映像の出力が可能となっております。

PCの充電方法については、USB Type-Cポートを使用して充電するモデルとなっています。

 

Thunderbolt 4とは

ThinkBook 14 Gen 2に搭載された、Thunderbolt 4についてお伝えします。

 

Thunderbolt 4について

  • データ転送は最大40Gbps
  • 4Kディスプレイを同時に2台出力可能
  • 8Kディスプレイの出力も可能

 

Thunderbolt 4の最大データ転送はThunderbolt 3と同様の40Gbpsとなっていますが、PCIe(高速データ通信がおこなえるシリアル転送方式の拡張インターフェース規格)を利用したデータ通信速度は32Gbpsと倍増しております。

映像出力については4Kディスプレイへの同時接続が2台まで可能になっており、8Kディスプレイへの接続にも対応しております。

ストレージへの転送速度は最大3000Mbpsとなっており、次世代規格の「USB4」の仕様に準拠しています。

 

もちろん従来のUSBやThunderboltシリーズとの互換性もあるので、今まで通りの周辺機器との接続も可能です。

 

注意ポイント

ThinkBook 14 Gen 2の映像出力についてですが、「最大 3840x2160ドット、1677万色(USB Type-C接続時)」となっているため、最大で4Kまでの映像出力までにしか対応していないので、注意です。

 

ThinkBook 14 Gen 2のネットワーク

ThinkBook 14 Gen 2で使用できるネットワークについてお伝えします。詳しい内容については、以下のとおりです。

 

ThinkBook 14 Gen 2
Wi-Fi インテル® Wi-Fi 6 AX201 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth v5.0
SIMカードスロット

 

ThinkBook 14 Gen 2で使用できるWi-FiネットワークはWi-Fi6となっており、最新規格のaxに対応しております。

またBluetoothについてはv5.0となっております。

SIMカードスロットは付属していないため、LTE回線などのネットワーク接続はできません。ビジネス用途としては少しこの辺りが弱いところかと思います。

 

ThinkBook 14 Gen 2のサイズと重さ

ThinkBook 14 Gen 2のサイズと重さについてお伝えします。内容は、以下のとおりです。

 

ThinkBook 14 Gen 2
サイズ
(W×D×H mm)
323 x 218 x 17.9
重さ 約1.4kg

 

ThinkBook 14 Gen 2の重さについてですが、比較的軽量なモデルとなっています。

1.5kg以下であれば、外出時にも気軽に持っていくことができる程度の重さになります。

 

14インチノートPCの重さ比較

  • Lenovo ThinkPad X1 carbon:1.09kg
  • Lenovo ThinkBook 14 Gen 2(本機):1.4kg
  • HP Pavilion x360 14-dw0000:1.65kg
  • Dell Inspiron 14 5000:1.4kg

 

14インチ前後の重さを各メーカーごとに比較してみました。

 

ThinkBook 14 Gen 2の価格比較

ThinkBook 14 Gen 2の価格についてお伝えします。内容は以下のとおりです。

 

メモ

価格についてですが、オプション無しの直販モデル(2020年10月30日現在の状態)を記載しております。タイミングによっては価格が前後しますので、参考までに。

 

ThinkBook 14 Gen 2
OS 10 Home 10 Pro
CPU Core i3 Core i5 Core i7 Core i5
メモリ 4GB 8GB 16GB 8GB
ストレージ 128GB 256GB 512GB 256GB
価格 68,541円 95,073円 129,228円 141,900円
(割引なし)
その他 税込・送料無料

 

ThinkBook 14 Gen 2の価格についてですが、最低価格だと6万円台から購入することが可能です。ただメモリが4GBのオンボードメモリのみとなっているため、メモリを増設することをおすすめします。

ノートPCの裏蓋を開けて、メモリスロットに適したメモリを入れれば増設することができるため、簡単に増設が可能なのがスロットありモデルのメリットですね。

ただメモリ増設作業を個人で行うと保証の対象外になってしまったりする場合があるため、作業を行う際は個人責任でお願いいたします。

 

 

ThinkBook 14 Gen 2スペックまとめ

ThinkBook 14 Gen 2のスペックについて、再度まとめていきます。内容は以下のとおりです。

 

ThinkBook 14 Gen 2
CPU Core i3
Core i5
Core i7
GPU CPU内蔵
インテル® Iris® Xe グラフィックス
メモリ(オンボード) 4GBもしくは8GB
メモリ(空きスロット) ◯(1つあり)
メモリ最大容量 24GB
1st SSD 128GB
256GB
512GB
1TB
2nd SSD なし (キャリアケージなし)
ダミーHDD
500GB
1TB
2TB
OS Windows10Home、Pro選択可能
ディスプレイ 14インチ
液晶 FHD 1920 × 1200
IPS
1677万色以上
光沢なし
300nit
狭額縁ベゼル
100% sRGB
液晶アスペクト比 16:9
液晶マルチタッチ 非対応
前面カメラ HD 720p(シャッター有り)
USB Type-C USB 3.1 Gen 2 x1 (Thunderbolt4対応)
USB 3.1 Gen 2 x1 (Video-out対応)
USB Type-A USB 3.1 Gen 1 x2(内、Powered USBx1)
HDMI ◯(最大 3840x2160ドット、1677万色)
SDカードスロット
イーサネットコネクタ(RJ45)
マイク/ヘッドフォン・コンボジャック
Wi-Fi インテル® Wi-Fi 6 AX201 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth v5.0
SIMカードスロット
指紋センター 電源ボタンと共有
バッテリー 3セル(45Wh)
4セル(56Wh)
サイズ
(W×D×H mm)
323 x 218 x 17.9
重さ 約1.4kg
価格 68,541円~

では最後に、まとめます。

 

まとめ:購入の判断基準

以上、ThinkBook 14 Gen 2(第11世代インテル)についてのまとめでした。ThinkBook 14 Gen 2を購入するかどうかの判断ポイントについては、以下のとおりです。

 

購入の判断ポイント

  • シンプルで飽きのこないデザイン
  • インテル第11世代の最新CPU搭載
  • SSDとHDDが使用できるデュアルストレージ
  • SDカードや有線LANなどの豊富なインターフェース
  • 最低価格は6万8千円から購入可能

 

上記を参考に、ThinkBook 14 Gen 2を購入すべきかどうか判断するのが良さそうです。

 

価格をおさえたおすすめ構成

ThinkBook 14 Gen 2に搭載されているインテル第11世代CPUは非常に高性能となっており、Core i3でも第10世代のCore i5とCore i7の間くらいの性能があると言われています。

そのためCore i3を選択し、メモリとSSDを個人で増設すれば初期費用をおさえた構成にすることが可能です。以下、その内容になります。

 

ThinkBook 14 Gen 2
CPU Core i3-11154G(3.00GHz、6MB)
メモリ(オンボード) 4GB
SSD 128GB
価格 68,541円

 

上記のモデルとは別に、DDR4ノートPC用メモリ8GB(約4,500円)、2.5インチHDD1TB(約5,000円)を購入します。

 

おすすめ構成

ThinkBook 14 Gen 2「Core i3」(約68,541円)

+メモリ8GB(約4,500円)

+HDD1TB(約5,000円)

=約78,000円

 

個人で増設作業を行うことができるのであれば、約7万8千円ほどでCore i3-11154G・メモリ(12GB)・SSD+HDD (1128GB)構成の、最新ノートPCを組むことが可能です。

 

カスタマイズする手間は必要だけど、Core i3・メモリ12GB・ストレージ1128GBが8万円弱で組めるのはいいかもしれないな。

 

 

以上、パイクーでした。

 

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