まずは結論からお伝えします。
副業が会社にバレない方法
確定申告書Bの住民税・事業税に関する事項の住民税の欄の「自分で納付」に丸をつける
実際の書類を写真で説明するとこんな感じです。
では以下で詳しくみていきましょう。
最近の世の中の流れについて
最近の社会情勢を見ると、以下のような流れが加速しています。
残業は減らそう
休みを取ろう
こうなると個人個人の時間や体力面は改善されることになるのですごくありがたいですよね。
ただ基本給が低い会社や残業代で稼いでいた会社員の方は非常に困っていることも多いと思います。
空いた時間や休みの日を利用して、副業を行ったりスキルを身に着けることで、個人でお金を稼いでいくのが当たり前の世の中になっていく
ただ、まだまだ古い体制の会社や副業を禁止している会社も多く存在しているのは事実です。
給料の額は人によって違う
当たり前の話ですが、同じ会社に勤めている方でも給料の額は人によって違います。
残業が多い人、残業が少ない人。
手当をもらっている人、資格をとっている人。
生命保険に入っているのか、財形貯蓄に入っているのか、確定拠出年金の額がどれくらいなのか。
人によってさまざまですよね。
そういった理由から転職を選んだり副業を選択される方は多いです。
副業したら確定申告は必ず行うべし
副業での利益(所得)が20万円以下の場合は確定申告の必要はありません。
ですが、本サイトでは副業をした場合は額に関わらず確定申告を行うべきだと考えています。
その理由として、確定申告をした場合にお得になることがあるからです。
お得になる場合は多くありますが、たとえば以下のとおりです。
- 副業の経費が多くかかり赤字になった場合、損した額を給与所得と相殺できる
- 株や投資信託などの損失を翌年以降に繰り越せる
- 年間10万円越えの医療費を支払った
- ふるさと納税をした場合、ワンストップ申請ではなくまとめて1度に申請できる
たしかに副業での利益が20万円以下の場合は確定申告は不要です。
ただしそれは所得税の場合であって、住民税のための確定申告は必要となります。
住民税の申告は税務署への申告と違って、区役所や市役所から申告書を入手して手書きで申告する形となります。
住民税の申請方法
- 申告書を手に入れる。
お住まいの市区町村に出向いて入手する - 所得金額を集計する。
領収書を提示するよう言われる場合あり - 申告書に記入して押印する。
用紙は手書き - コピーをとって郵送する。
直接提出も可能
住民税の申請をするための作業は確定申告とそれほど変わりません。
住んでいる地域によって提出方法や用紙の書き方が違っているようで、なにか不明点があった場合にネットを使って調べることができません。
確定申告であれば全国統一の提出方法であったり用紙の書き方なども調べればいくらでも情報が載っています。
以上のことから副業での収入のある人は全員確定申告を行うべきだと考えています。
副業がバレる理由は確定申告をするか否かではない
会社に副業がバレる場合というのは、他の社員の人と住民税の額が大きく違っている場合にバレてしまうことがあるそうです。
まず通常時の住民税についての年末調整はこんな感じです。
つづいて副業が会社にバレてしまう場合の住民税の収め方です。
この方法だとなぜバレてしまうかというと、他の従業員との住民税の額を比較したときに、
「なぜかこの人だけやたら高いな…」
となってしまい、そこから「実は副業をしていました」・・・ということになってしまうそうです。
ではどうすればこの方法を避けることができるのか。
それは、副業分の住民税の納付を個人で行えば良いということになります。
図で表すとこういうことになります。
そのためにはどうすればいいかというと、冒頭でもお伝えしたとおり確定申告の欄の『個人で納付する』に丸を付けるということになります。
ここに丸を付けておけば給与から差し引かれずに、個人での住民税の納付が可能になります。
住民税を収める流れについて
まず住民税の徴収方法は大きく2つに分かれます。
- 普通徴収
自ら納付する方法
ウーバーの配達員は個人事業主なのでこちら - 特別徴収
勤務先の会社が毎月の給与から差し引いて納付する方法
会社員やパート、アルバイトはこちら
普通徴収について
多くの場合6月の上旬から中旬にかけて自宅に納付書が郵送されます。
6月、8月、10月、翌年1月の合計4回に分けて住民税を納めることになり、6月にまとめて4回分の納付書が届くので、それぞれを各時期に納付します。
4回に分けるのが手間であれば、一括での支払いも可能です。
特別徴収について
5月ごろに勤務先の会社宛に住民税の税額通知書が送付されます。
税金の納付は会社が給料から天引きして納付します。
住民税の支払い方法
住民税の支払い方法については、以下のとおりです。
- 納付書を窓口へ持参して現金で納税(銀行、ゆうちょ、コンビニ、役所など)
- インターネットバンキング、ATM納付(納付書がペイジーに対応している場合)
- クレジットカード払い(対応している自治体のみ)
- 銀行口座振替
絶対にバレない方法はない
自分で納付に丸を付けているにもかかわらず、税務署側で間違って給与から差し引かれたりする場合も無きにしもあらずとのこと。
以上のことから副業が絶対にバレないという方法ではありません。
副業禁止の会社に勤めているが、どうしても副業を行いたい事情がある場合は、事前に会社と相談した上で副業に取り組むのがもっとも良い方法になると思います。
確定申告はアプリでやろう
副業の確定申告についてですが、経費を計上するために収支内訳書を作成する必要があります。
自分でエクセルで作っても問題はありませんが、どうせならアプリで作ってしまう方が楽です。
白色申告なら必要な書類をすべて無料で作成することができる弥生の白色オンラインを活用しましょう。
永年無料で利用できるサービスは弥生だけですね。
ボクも実際に利用しているのですが、すごく使いやすくてあっという間に確定申告を終えることができました。
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まとめ:副業はどんどんやるべき
以上が、副業を会社にバラしたくないときに行うたった一つの方法についてお伝えしました。
個人的な意見ですが、会社に勤めていたとしても副業はどんどんやるべきだと考えています。
副業を行うことでお金を得られるだけでなく、新しいスキルや知識を得て今の仕事にも生かしていけるところがあると思うからです。
少なくとも副業を行うときは、本業に支障が出たり会社に迷惑をかけてしまうことのないようにしつつ仕事に取り組むべきですね。