この記事の内容
- スマートホーム化するために必要なデバイス
- 意外と安価で簡単にトライできる
- 単純な作業は機械におまかせしちゃうのが良さそう
今回の記事は、なんとなく聞いたことがあるけど正直よくわからないスマートホームについての内容と、具体的ないま自宅で使用している家電を簡単にスマートホーム化するために必要なものをお伝えしていきたいと思います。
スマートホームってなに?
まずはスマートホームについてお伝えしていきます。内容は以下のとおりです。
スマートホームとは
自宅の家電(テレビや照明器具、玄関のロックや掃除機、エアコンなど)をネットワークにつなぎ、スマホや音声認識デバイスから簡単に操作することができるようにする仕組みのこと
言葉で説明するとちょっと難しいのでざっくり図にしてみました。以下をご覧ください。
上記の図をみていただくと分かるように、自宅に組まれたネットワーク(インターネット)の中に、スマホやデバイス・家電が入って、各々が通信しあっている状態がスマートホームになります。
スマホや音声認識デバイスからスマートデバイスへアクセスすることで、いままでできなかった家電製品のコントロールを外部から簡単に行うことができる、超便利なシステムですね。
スマートホームに便利なガジェットまとめ
今回はスマートホーム化するために必要なガジェットを簡単にまとめていきたいと思います。
まずはざっくりと必要となるガジェットは、以下のとおりです。
スマートホームに必要なもの
- スマホもしくは音声認識デバイス
- Wi-Fiルーター
- スマートハブ
- スマートプラグ
- スマートスピーカー
では以下で詳しく説明していきます。
スマホとWi-Fiルーターは必須
自宅をスマートホーム化していくためには絶対に必要なものがあります。それは、スマホとWi-Fiルーターです。
スマホは「接続するスマートデバイスの設定や操作を行うのに必要」となり、Wi-Fiルーターは「接続するスマートデバイスの情報を更新したりデバイス間の通信」のために使用します。
Wi-FiルーターはBuffaloがおすすめ
Wi-Fiルーターについてですが、個人的には10年以上使用しているBuffaloのWi-Fiルーターがおすすめです。
BuffaloのWi-Fiルーター
- 3000円台から購入が可能
- トラブルがかなり少ない
- ユーザーが多いため悩みが解決しやすい
以上の理由から、BuffaloのWi-Fiルーターをおすすめします。
スマートハブ(リモコン)とは
スマホや音声認識デバイスを使って家電をコントロールするためには、スマートハブを使用することになります。
スマートハブとは
自宅にある家電の赤外線リモコンを登録することで、スマホから家電のコントロールが可能になるデバイス。
スマホからアプリを通してハブへ通信することにより、複数の家電へのアクセスが1台のスマホで可能になる。
いままではテレビ用のリモコン、照明器具用のリモコン、エアコン用のリモコンなど、家電に対してそれぞれ専用のリモコンがありましたが、その複数のリモコンをスマートハブに登録することで、各家電へのアクセスを一元化することができます。
現在お持ちの家電でOK
自宅の家電をスマホや音声認識から操作するために、わざわざスマートホーム対応の家電に買い換える必要はありません。
いまお持ちの家電のリモコンをスマートハブ(リモコン)に登録することで、スマホや音声デバイスからの操作が可能になります。
ハブ(リモコン)はNature社とSwitchBot社の2大巨塔
スマートホーム化するために重要なハブについてですが、現状ではNature RemoとSwitchBotの2大巨塔となっています。
それぞれのメーカーで販売されているハブは大変人気があるのですが、それぞれの違いが非常に分かりづらいため、細かく解説していきたいと思います。
Nature Remoのハブ(リモコン)は2種類
まずはNature Remoのハブについてお伝えします。
Nature Remoのハブは大きく分けて2種類の展開となっており、その違いについてまとめてみました。
名前 | Remo 3 | Remo mini 2 |
価格 | 9980円 | 6980円 |
Amazon販売開始 | 2020/8/4 | 2020/12/3 |
対応家電 | 赤外線リモコン Bluetooth対応機器(mornin’ plus、Qrio Lockのみ) |
赤外線リモコン |
センサー | 温度、湿度、照度、人感 | 温度 |
オート機能 | GPS、スケジュール | GPS、スケジュール |
通信 | Wi-Fi b/g/n Bluetooth |
Wi-Fi b/g/n Bluetooth |
サイズ | 70 x 70 x 18mm | 58 x 58 x 16mm |
重さ | 40g | 23g |
対応OS | iOS、Android | iOS、Android |
音声コントロール | Amazonアレクサ、Googleアシスタント、Siriショートカット |
Remo 3とRemo mini 2の違いとしては以下のとおりです。
Remo 3とRemo mini 2の違い
- 湿度、照度、人感センサーに対応しているかどうか
- mornin’ plus、Qrio LockなどのBluetoothスマート機器を操作したいかどうか
上記のように、Remo 3 とRemo mini 2の違いとしては、湿度・照度・人感センサーが付いているかどうかという点が違っていました。
具体的なRemo 3の特徴としては、以下のとおりです。
Remo 3の機能例
- 部屋の湿度が設定よりも低くなったときに、自動で加湿器をONにする
- 部屋の明るさが設定よりも低くなったときに、自動で照明をONにする
- 人の動きを検知したときに、自動でエアコンとテレビをONにする
設定した温度や湿度を下回ったら自動でエアコンや加湿器を動作させたり、部屋の明るさが設定値よりも下がったら自動で照明を付けるなど、自分で細かいシステムを組むことができるのがRemo 3になります。
ただ、「とりあえず赤外線リモコンをスマホから一括で操作したい」という方には、Remo mini 2で十分だと思います。
SwitchBotのハブ(リモコン)は1種類
Nature Remoのハブが2種類だったのに対し、Switch BotのハブはSwitchBotハブミニの1種類展開となっていました。
内容は以下のとおりです。
名前 | SwitchBotハブミニ |
価格 | 3980円 |
Amazon販売開始 | 2019/7/2 |
対応家電 | 赤外線リモコン |
センサー | なし |
オート機能 | スケジュール |
通信 | Wi-Fi b/g/n Bluetooth |
サイズ | 65 x 65 x 20mm |
重さ | 36g |
対応OS | iOS、Android |
音声コントロール | Amazonアレクサ、Googleアシスタント、Siriショートカット |
SwitchBotハブの特徴については、以下のとおりです。
SwitchBotハブの特徴
- 価格が安い
- 赤外線リモコンのみ対応
- 温度、湿度、GPSには未対応
SwitchBotハブミニは価格が3980円と非常に安い価格で導入することができるスマートハブになります。
価格が安いにもかかわらずできる機能性は十分搭載されているため、最初の1台には非常に便利なものとなっています。
操作をするUIもすごくシンプルに操作ができるため、どなたでも簡単に使いこなすことができるデバイスです。
NatureとSwitchBotのハブ(リモコン)を比較
NatureのNature RemoとSwitchBotのハブミニを比較してみました。
内容は以下のとおりです。
名前 | Remo 3 | Remo mini 2 | SwitchBot ハブミニ |
価格 | 9980円 | 6980円 | 3980円 |
Amazon販売開始 | 2020/8/4 | 2020/12/3 | 2019/7/2 |
対応家電 | 赤外線リモコン Bluetooth対応機器(mornin’ plus、Qrio Lockのみ) |
赤外線リモコン | 赤外線リモコン |
センサー | 温度、湿度、照度、人感 | 温度 | なし |
オート機能 | GPS、スケジュール | GPS、スケジュール | スケジュール |
通信 | Wi-Fi b/g/n Bluetooth |
Wi-Fi b/g/n Bluetooth |
Wi-Fi b/g/n Bluetooth |
サイズ | 70 x 70 x 18mm | 58 x 58 x 16mm | 65 x 65 x 20mm |
重さ | 40g | 23g | 36g |
対応OS | iOS、Android | iOS、Android | iOS、Android |
音声コントロール | Amazonアレクサ、Googleアシスタント、Siriショートカット |
Nature RemoシリーズとSwitchBotハブミニの違いとしては、以下のとおりです。
NatureとSwitchBotの違い
- Nature Remoシリーズの方が、温度・湿度・GPSなどの機能は多い
- 価格はNature Remoシリーズの方が少し高い
ハイエンドの機能性を求めるならNature Remoシリーズを購入すべきですね。
ただ赤外線リモコンの操作ができれば十分という最低限の機能を求めている方、もしくは「とりあえずスマートホームを導入してみたい」とお考えの方にはSwitchBotを購入するのが良さそうです。
SwitchBotから温湿度計が販売
上記でお伝えしたように、SwitchBotのハブには温度や湿度を感知するセンサーが搭載されておりません。
ただSwitchBot純正の外付けの温湿度計が販売されているため、ハブと組み合わせると「設定した部屋の温度や湿度を下回ると自動でエアコンや加湿器が稼働」といったプログラムを設定することができます。
またSwitchBotの温湿度計を導入することで簡単に部屋の温度と湿度の状態をチェックすることができます。
スマートプラグで家電のON、OFFをコントロール
スマートプラグを導入することで、スマホから電源のON・OFFが可能になったり、決まった時間に電源のON・OFFを行うことができるようになります。
ひとつの電源に対応したプラグモデルと、多口に対応したACタップモデルの2種類が販売されております。
1口プラグモデル
1口プラグモデルの場合は電源をつないだ1つのデバイスのONとOFFをコントロールすることのできるプラグになります。
スマホやAlexaなどの音声認識デバイスからもアクセスは可能ですが、プラグの横に電源のON/OFFボタンがあるので直接操作することもできます。
Amazon純正のスマートプラグはこちら
SwitchBotのスマートプラグはこちら
多口のACタップモデル
多口のACタップモデルの場合、接続した電源の数(上記商品の場合だと、個別のACプラグ4つ+USBプラグ一括の合計5つ)のコントロールが可能になります。
こちらの商品をスマホにインストールした専用アプリから操作することはもちろん、AmazonのAlexaやGoogle、AppleのSiriなどから音声認識によるコントロールも可能です。
その他のスマートホーム製品
まだまだスマートホームに関する製品はたくさん販売されておりまして、その中で気になるものをまとめてみました。
【SweitchBot】カーテンの開け締めデバイス
スマートハブのときにもご紹介した、SwitchBotから販売されているカーテンを開けるデバイスのご紹介です。
こちらの商品を使用することで決まった時間に合わせて自動でカーテンを開けたり締めたりすることができるため、朝の場合だと自然の明かりで目を覚ますことができます。
もちろんスマホや音声認識デバイスにも対応しているため、簡単にカーテンの開け締めを行うことができます。
技術仕様
- 本体サイズ:65x51x113mm
- 本体重量:201G
- 最大走行距離:3メートル
- 耐重量:最大8KG(このデータは実験室環境で得られたのです。)
- 開閉スピード:8CM/S(高性能モード)、4.35CM/S(静音モード)
- バッテリー持続期間:1回のフル充電で最大8か月使用可能
- オプションのソーラーパネルを取り付ければバッテリー切れの心配なし(発売日:2020/11/25)
【SwitchBot】ボタンON・OFFデバイス
つづいてはSwitchBotから販売されている、ボタン(スイッチ)のON・OFFを行うことができるデバイスのご紹介です。
こちらの商品の特徴はたったひとつ、ボタンを押すことができる点ですね。
スマホから操作することで自宅の照明を点けたり、自宅のお風呂に湯を張っておくことができたりします。
またSwitchBotのハブを併用することで、外出先から遠隔操作を行ったり、AmazonのAlexa・グーグルアシスタント・AppleのSiriなどを使って音声での操作も可能になります。
両面テープを使用して設置する
こちらのデバイスの設置方法ですが、設置したい場所に両面テープを使って貼り付ける形になります。このときの注意点は、以下のとおりです。
注意ポイント
両面テープを貼り付けるため、ステッカーのスペースが1 cm(0.4インチ)以上が必要
デバイスの貼り付けには両面テープを使用して貼り付けをおこなうため、貼り付けるスペースが最低限必要になります。
また貼り付ける面もテープがしっかりと張り付くような場所である必要があるので事前にしっかりと想定してから購入するのが良さそうです。
まとめ:スマートホームは簡単にトライできる
以上、スマートホーム化するために必要なデバイスまとめでした。
スマートホーム化することでいつも自分が行っている作業をオートメーションで機械にやってもらうことができますね。
これにより無駄な作業を行う手間を省いて、自分の時間を効率的に使うことができると思います。
本日お伝えした内容を再度まとめていきます。
ポイント
- スマートホームのためにはスマホとWi-Fiルーターが必須
- スマートハブを使えば自宅のリモコンがひとつにまとめられる
- スマートハブはNature RemoとSwitchBotの2強
- スマートプラグを使えばデバイスのON・OFF制御ができる
- カーテンの開け締めやボタンを押すためのスマート製品など幅広い商品がある
いまひとつ興味の沸かなかったスマートホームですが、できることの幅が意外と広いことがお分かりいただけたかと思います。
もし気になった製品がありましたら、是非ともチェックしてみてくださいね。