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【完全ワイヤレスイヤホン】JPRiDE TWS-Xの実機レビュー【最初の1台におすすめ】

2020年8月13日

JPRiDE TWX-S
電車でよく見かける、ワイヤレスイヤホンってどういうのが良いのかな?使い勝手も含めて、安くて良いものがあれば購入してみたいかも。

 

JPRiDEのTWS-Xを購入してみたのですが、非常に質が高くておすすめですよ。しっかりとした音質にもかかわらず、価格も5480円とリーズナブルです。最初の1台にすごくいいと思います。

 

こんな方におすすめ

  • ワイヤレスイヤホンを試したことがない方
  • 電車での移動中に音楽や動画をよく楽しむ方
  • ワイヤレスイヤホンは音も悪く、遅延するかた嫌だと考えている方

 

音に関する仕事を10年以上続けているボクがお伝えします。

 

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JPRiDE TWS-X

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【完全ワイヤレスイヤホン】JPRiDE TWS-Xの実機レビュー

今回は、JPRiDEから新発売となった完全ワイヤレスBluetoothイヤホン、TWS-Xのレビューを行います。

価格帯が5500円程度となっており、完全ワイヤレスイヤホンにしては比較的リーズナブルな商品にも関わらず、音質もよく遅延もほとんど無いイヤホンになっています。

デザインもすごくこだわっており、非常に質の高い商品だと感じました。

そんなTWS-Xを具体的に見ていきたいと思います。

 

完全ワイヤレスイヤホンとは

そもそも完全ワイヤレスイヤホンってなに?

 

完全ワイヤレスイヤホンとは、左右のイヤホンが完全に独立したイヤホンを指します。

左右それぞれのイヤホンがバッテリーを内蔵しており、Bluetoothの通信規格を利用してスマホや音楽再生機と通信しながら音を再生したり、マイクで喋った音を相手先に届けたりすることができます。

 

完全ワイヤレスイヤホンとワイヤレスイヤホンの違いについて

完全ワイヤレスイヤホン

完全ワイヤレスとワイヤレスイヤホンの違いについてお伝えします。

 

完全ワイヤレスイヤホン

  • 左右が独立していて、それぞれがバッテリーを内蔵している。
  • 左右のイヤホン間を通信しているため、駅や交差点では混戦して音切れすることがある。

ワイヤレスイヤホン

  • 左右がケーブルでつながっており、バッテリーは共通のもの。
  • 左右がつながっているため、完全ワイヤレスイヤホンよりも音切れが少ない。

 

上記の画像を見ていただくと分かるように、左右で独立しているイヤホンが完全ワイヤレスイヤホンとなっており、左右が独立しておらず連結しているタイプが(普通の)ワイヤレスイヤホンと呼ばれています。

 

完全ワイヤレスイヤホンの方がワイヤレスイヤホンに比べて通信の量が多いため音切れの可能性は大きくなります。

ただBluetoothの規格もどんどん進歩していて、音切れすることはあっても復帰が早くなっているなど、デメリットはかなり小さくなっています。

 

充電の手間や使いやすさなどを考えると、完全ワイヤレスイヤホンの方がおすすめになります。

 

完全ワイヤレスイヤホンのメリットについて

今回のTWS-Xは完全ワイヤレスイヤホンとなっており、完全ワイヤレスイヤホンのメリット、デメリットについてお伝えしていきます。

 

完全ワイヤレスイヤホンのメリット

  1. 片耳だけの運用も可能
  2. イヤホンを付けた状態での行動が楽
  3. ケーブルレスのため、ケーブルがからまらない

 

以下、詳しく見ていきます。

 

片耳での運用が可能

完全ワイヤレスイヤホンは、左右それぞれが独立して使用することができるため、右耳だけで音楽を聞く、もしくは左耳だけで音楽を聞くことができます。

片耳だけの運用は、作業をしながらBGM程度で音楽を再生したい場合などに有効です。

これは筆者だけのケースかもしれませんが、両耳で音楽を再生した場合に作業ではなく音楽に没頭してしまうケースがあります。

片耳だけの運用を行う場合はイヤホン上でモノラルにミックスにすることができるので、その辺りは有線のイヤホンには無い機能ですね。

 

イヤホンを付けた状態での行動が楽

筆者の場合だと自宅でスマホのSpotifyを再生しながら作業をすることが多く、ワイヤレスイヤホンであればそのままトイレに行くことができます。

再生しているスマホは机に置いた状態のままで行動することができるので、非常に快適です。

イヤホンにこちらの行動を制限されることがなく、自由に行動できるのはメリットですね。

 

ケーブルレスのため、ケーブルがからまらない

音楽を聞こうと思ってイヤホンとかばんから取り出す際に、ケーブルがからまってほどくのにイライラした経験は1度や2度ではないでしょう。

もうあれだけで音楽を聞く気がなくなってしまいますよね。

音楽を聞き終わったあとのケースにしまう際も丁寧にしまう必要があるので、几帳面でない筆者は毎回ケーブルと格闘しておりました。

 

TWS-Xの付属品について

TWS-Xの付属品については、以下のとおりです。

 

  • TWS-X本体
  • TWS-X用ケース
  • USB Type-A⇔USB Type-C 20cmケーブル
  • イヤホン10個(TWS-X付属のものを含む)

 

USBケーブルについてですが、残念ながら急速充電には対応していませんでした。

 

イヤーピースは全部で5種類(計10個)入っていました。

箱を開けた状態だと、手前のMサイズが付いた状態でした。

1週間ほど試しましたが、遮音性もほどよくあってつけ心地もいいのでそのままの状態で使用しています。

 

TWS-Xの外観について

TWS-Xのイヤホンのサイズは、以下のとおりです。

 

TWS-Xのイヤホンサイズ

  • 5.3g(片側)
  • H 1.7 x W 1.7 x D 2.4 cm

 

イヤーピースを外すとこんな感じです。

先端に引っかかりが付いているので、イヤーピースが外れにくい構造になっています。

 

付けた感じはこんなです。

小さくて耳たぶが無いタイプになるので、スマートで良いと思います。

 

TWS-Xのケースについて

TWS-Xのケースは、小さい卵型となっています。

ケースの中央に3つのLEDライトが付いており、ケースの蓋を開けるとピカピカと光って反応してくれるところがかわいいです。

 

TWS-Xの充電ケースサイズ

  • 33g
  • H 35 x W 65 x D 35 mm

 

充電コネクタは、USB Type-Cとなっています。

 

底面は上記のとおりです。

日本の技適マークが入っていますね。

 

TWS-X対応のコーデックについて

TWS-Xでは、apt-xとAACのコーデックに対応しております。

ワイヤレスイヤホンにおけるこのコーデックは、非常に重要な要素となります。

 

Bluetooth接続によるコーデックの種類は、以下のとおりです。

SBC 圧縮率が高く、音質は標準的。
音質よりも圧縮効率や転送速度を優先している。
遅延量は220msほど。
動画を見る上ではかなり気になる。
AAC 主にiPhoneで使用されている規格。
圧縮率はSBCよりも少なく高音域が消えてしまうことがないため、高音質な音の再生が可能。
遅延量は120msほど。
映画やYouTubeなどの動画をよく見る人だと気になるかも。
apt-x 主にAndroidで使用されている規格。
圧縮率が少なく、音域が制限されにくいため高音質。
遅延量は70msほど。
非常に少なく、動画の再生でも違和感がほとんどない。

 

現段階では、最新の規格がapt-xとなっており、iPhoneだとこの規格が利用できずAACとなります。

もちろんAACでも全く問題なく利用ができますが、AppleのAir Pods Proにも、SONYのWF-1000XM3にも搭載していないこのapt-xが利用できるTWS-Xはかなりおすすめです。

apt-x対応の完全ワイヤレスイヤホンはまだ少なく、お持ちのスマホがapt-xに対応している方はぜひこの機会にチェックしてみて下さいね。

 

TWS-Xの連続使用時間について

TWS-Xの連続使用時間については、以下のとおりです。

 

連続使用時間について

  • AACコーデック使用時:約9時間
  • apt-xコーデック使用時:約7.5時間
  • 本体充電を利用すれば、最大で20時間以上の使用が可能

 

TWS-X単体で7.5時間持つなら、外出先ではもちろん自宅などの長時間使用する場合でも問題なく利用できますね。

 

TWS-Xの検証について

筆者が使用しているスマホiQoo Neo 3(Android10.0、apt-x対応)とTWS-Xをリンクさせて、検証してみました。

 

比較対象としては、筆者が以前から所有していた完全ワイヤレスイヤホン(TW-5000s)との比較が主なところになります。

 

TWS-Xの音質について

TWS-Xの音質については、変な味付けになっておらず非常に聞きやすい音になっています。

 

いつも音声チェックで使用しているDragon Ash「The Live」を再生したところ、ベースの音が変に強調されてずほどよく再現されており、心地いい低音を出していました。

中域から高域にかけても変に味付けすることなく、聞きやすい音の再現性となっているため、疲れにくい音の作りになっている感じがしました。

 

ボクがいままで使用していたTW-5000sでは低音があまり出ず、音楽を聞いていても少し物足りない感じでした。

それがTWS-Xは5000円台のワイヤレスイヤホンであるにも関わらず音質にこだわらって作られているので、非常にいいですね。

 

TWS-Xの防水性について

TWS-XはIPX5に対応しています。

防水性能についての一覧は以下のとおりです。

 

保護等級 IPコード例 保護のレベル・定義
0 IPX0 無保護。
1 IPX1 鉛直に落下する水滴から保護。
2 IPX2 15度以内で傾斜しても鉛直に落下する水滴から保護。
3 IPX3 散水に対して保護。
4 IPX4 水の飛まつに対して保護。
5 IPX5 噴流に対して保護
6 IPX6 暴噴流に対して保護。
7 IPX7 水に浸しても影響がないように保護。
8 IPX8 潜水状態の使用に対して保護。

防水規格|IPコードの一覧。IPX, IPX4, IPX5,IP67, IPX7, IPX8, IP68とは より引用

 

IPX5は完全防水というわけではないので付けた状態でプールなどに入ることはできませんが、ランニング時の汗であったり、軽く水がかかる程度あれば問題なく利用することができそうです。

 

TWS-Xのデメリットについて

以下、TWS-Xのデメリットになります。

 

本体にハードボタンがない

TWS-Xは本体にハードボタンがついておらず、音楽の再生や一時停止、音量の変更はタッチにて行います。

この操作が結構難しく、コンビニなどで咄嗟に音楽の再生を停止したい時にちょっと手間取るということがありました。

イヤホン自体がとても小さいものなので、タッチ操作はコツが必要な作業となりますね。

 

音量の変更がトリプルタップ

さらに音量の変更はトリプルタップとなっており、これがさらに難しいです。

ハードでないボタンの場合のトリプルタップはなかなかハードだと感じました。

 

TWS-Xのタップ操作については、以下のとおりです。

再生/一時停止 L/Rイヤホンをダブルタップ
前の曲へ 音楽再生中、Lイヤホンを2秒押しすると出だしに戻り、すかさずもう一度2秒長押しで前の曲へ
次の曲へ 音楽再生中にRのイヤホンを2秒間長押し
音量を上げる Rイヤホンをトリプルタップ
音量を下げる Lイヤホンをトリプルタップ
着信に応答する 着信時、L/Rどちらかを1タップ
着信に応答せず切る 着信時、L/Rどちらかを2秒間長押し
電話を切る L/Rどちらかをタップ
音声アシスタントを呼ぶ Lイヤホンをダブルタップ
※機種やOSによって異なる場合あり

 

さらに詳しい解説は、TWS-Xの取り扱い説明書をご覧ください。

TWS-Xの取り扱い説明書はこちら

 

まとめ:返品保証付きなので試しに買ってみるのもアリ

以上、【完全ワイヤレスイヤホン】JPRiDE TWS-Xの実機レビューをお伝えしてきました。

TWS-Xについてまとめてみると、以下のとおりです。

 

  1. お手頃の価格帯
  2. 9時間の連続再生が可能
  3. AAC、apt-x対応のため、iPhoneでもAndroidスマホでもOK
  4. 自然で聞きやすい音質なので、万人にすすめられる
  5. 1台目のワイヤレスイヤホンに超おすすめ
  6. 30日感返品可能。メーカー保証1年付き

 

興味のある方は、是非とも購入して試してみることをおすすめします。

購入してから30日以内であれば返品が可能です。

迷っている方は試しに購入してみるというのもいいかもしれないですね。

 

 

 

以上、パイクーでした!

 

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