
iQOONeo3のデメリットについて
- カメラが最悪
- FeliCaが使えない
- 通知をすぐに受け取れない
- 中国語がいっぱいでてくる
- Kyashなどの一部アプリが使用できない
- Volteの利用のための設定変更が大変
今回の記事では、iQOONeo3のデメリットについて詳しくまとめていきたいと思う。
この記事の内容
- iQOONeo3のデメリットについて
- iQOONeo3をおすすめしない理由について
- それでも筆者がiQOONeo3を利用し続ける理由について

iQOONeo3について詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック。
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【Aliexpress】最強コスパスマホ vivo iQoo Neo 3の実機レビュー
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iQOO Neo 3のデメリットについて
今回は筆者が現在メイン機として使用している、iQOONeo3のデメリットについてお伝えしていこうと思う。
その前にまずは、読者の方が今回の記事で気になるであろういくつかの疑問について、記述していきたい。
はてな
- iQOONeo3ってなに?
- なぜiQOONeo3を購入したの?
ではひとつずつ解説していこう。
iQOONeo3ってなに?
iQOONeo3は中国を拠点に展開しているvivoというスマホメーカーの商品だ。
vivoは10万円近いハイエンドスマホから3万円程度で購入できるにも関わらず最新のiPhone12を越えている性能を持つ高コスパスマホまで、さまざまなスマホを展開しているのが特徴。
vivoのスマホ出荷台数について
vivoのスマホ出荷台数については、以下のとおり。
2020年 Q1 中国国内の出荷台数について
スマホメーカー | 中国国内 出荷台数シェア率 |
OPPO | 21.4% |
vivo | 20.5% |
HUAWEI | 20.2% |
Xiaomi | 10.3% |
Apple | 10.1% |
Honor (HUAWEIのサブブランド) |
9.7% |
2020年 Q1 世界スマホ出荷台数について
スマホメーカー | 世界スマホ出荷台数(シャア率) |
Samsung(サムスン) | 20% |
HUAWEI(ファーウェイ) | 17% |
Apple(アップル) | 14% |
Xiaomi(シャオミ) | 10% |
OPPO(オッポ) | 8% |
vivo(ヴィーヴォ) | 7% |
Realme(リアルミー) | 2% |
その他 | 22% |
ちなみに、
- HUAWEI(ファーウェイ)
- Xiaomi(シャオミ)
- OPPO(オッポ)
- vivo(ヴィーヴォ)
- Realme(リアルミー)
以上の企業はすべて中国企業となっており、世界スマホ出荷台数のシェア率の約43%は中国企業のスマホとなっている。
実際に数字を見てみると分かるのだが、中国国内においては2020年のQ1ではOPPOに次いで第2位となっており、世界のスマホ出荷台数では第6位となっている。
この表から分かるのは、vivoが中国国内では非常に評価の高いスマホメーカーとなっていることと、中国のスマホが世界中で大きなシェアを持っていることがよく分かるかと思う。
トランプがファーウェイに経済制裁を加えた理由も分かるかのではないだろうか。
なぜiQOONeo3を購入したのか?
筆者がiQOONeo3を購入した理由については、以下の3つ。
iQOONeo3の購入理由
- それまで使用していたiPhone8の動作が重く感じ始めた
- コロナの影響で仕事が減り自宅にいることが増え、自分の周りの環境整備のため
- 予算(5万円程度)内で、もっともコスパの高いスマホ(ではないだろうか)と考えたから
ざっくりとまとめると以上が理由なんだけど、大きな理由としてはとにかくコロナの影響が大きい。
自分と向き合う時間が増えて自分の身の回りを見直した時に、スペックや使い勝手が悪くなりつつあるスマホを更新することは非常に意味のあることなのではないかと考えた。
スマホって毎日必ず使うものだし、せっかくなら良いものを使いたいな、と。
iQOONeo3を購入し使ってみた
アリエクスプレスからドキドキしながらiQOONeo3をポチってから待つこと17日、ようやく自宅にiQOONeo3が届いた。
購入したのが2020年の7月ごろだったので、コロナの影響で納品まですごく時間がかかっていた。
それからはや5ヶ月、しばらく使用してみて「このスマホめちゃくちゃ使いづらいな」と感じたiQOONeo3についてのデメリットがこちら。
iQOONeo3のデメリット
- カメラが最悪
- FeliCaが使えない
- 通知をすぐに受け取れない
- 中国語がいっぱいでてくる
- Kyashなどの一部アプリが使用できない
- Volteの利用のための設定変更が大変
では、次の項目から詳しくお伝えしていこうと思う。
iQOONeo3はカメラ機能が最悪
iQOONeo3を使用していて1番大きなデメリットが、カメラ機能が最悪という点である。
これはiQOONeo3を購入してもっとも大きなデメリットであり、予想していなかった点であるだけにいまだに許せない。
筆者の仕事は現場業務で、資料作成にあたり現場の写真をスマホで撮って保存しておくことが多い。
写真を撮りたいと思ってスマホを取り出し、片手で簡単に撮影できる点はいままでどおり問題ないのだが、撮影した写真を後で見返してみるとピントがブレブレで、見返したい文字などが全然読めないことがしょっちゅう。
たとえば以下の写真を見てほしい。

ブレて文字が読めない

こちらはもっとヒドい
細かく見ていただくためにトリミングしたものを添付しているのだが、ご覧のように写真がブレており文字が読めないことが分かるかと思う。

ピントが奥に行っている
こちらはメモ代わりに撮影したUSBハブの写真になるのだが、ピントが商品ではなく奥に行ってしまい、ぼやけているのが分かるかと思う。
このように、iQOONeo3で撮影した写真はかなり信頼性が低い仕上がりになることが多く、慎重に使用しないと失敗してしまう可能性が高い。
手軽に写真を撮影することができるのがスマホのいいところであるはずなのに、まともな写真が撮れないとなるとかなりのがっかりポイントであると感じている。


写真を撮るときは両手でホールドする必要あり
iQOONeo3で写真を撮る場合はしっかりと両手でホールドして撮影する必要がある。
片手で気軽に撮影しても、後で見返すとなかなか残念な写真ができあがっていることは非常に残念。
10年以上スマホを使用してきたが、ここ数年は上記のようなトラブルはなかったように思うのですごく驚いている。
3眼はいらない
iQOONeo3は標準、広角、マクロの3眼レンズとなっている。
そもそも標準のレンズであまりいい出来になっていないので、そもそも標準レンズをちゃんとしてくれと思う。
撮影用のカメラを常に持ち歩くのも手間なので、なんとかiQOONeo3のカメラにたよらざるを得ないため泣く泣く使用している。
iQOONeo3はFeliCa(おサイフケータイ機能)が使えない
いままで使用していたiPhone8ではFeliCa(おサイフケータイ機能)が搭載されていて、電車・バス・コンビニでのちょっとした買い物などではスマホをかざすだけで支払いが完了していた。
ただiQOONeo3は中国国内で使用されているモデルをそのまま輸入しているモデルとなるため、日本の独自規格であるFeliCaには対応していない。
SuicaやQUICPay、iDでの支払いをメインで行っていた筆者としてはかなり不便さを感じることになった。
iQOONeo3をメインとして使用するためにICカードを作り、残高が少なくなったら現金からチャージをしているんだけど、この作業が本当に手間。
iQOONeo3を使ってみて、改めてFeliCa搭載スマホの便利さに気づくことになった。
NFC機能はあるが使用できる場所に制限有り
iQOONeo3はNFCという無接点通信規格は搭載しているスマホではあるんだけど、NFCで支払いができる所は少ないため全く使用していない。
日本国内で利用できる場所は限られているんだけど、海外だとNFCは標準規格となっており多くの場所で使用できるとのこと。
ただ筆者が利用しているメインクレジットカード(楽天ゴールドカード)だと、iQOONeo3のNFCとクレジットカードの紐付けができないため、NFCがそもそも利用できない。
QRコード決済(バーコード決済)は使用可能
QRコード決済(ペイペイやLINE Payなど)はアプリをダウンロードすればって支払いが可能。
ポイントの2重取りのために、QRコード決済ができる店舗ではなるべくQRコードを使用して支払うようにしているんだけど、QRコードを使用できる場面よりもSuicaやQUICPayのみの対応となっている場面の方が圧倒的に多い。
現状だとQRコード決済はSuicaやQUICPayといったFeliCaを使用した支払い方法に代替されるほどのものではない。
iQOONeo3は通知をすぐに受け取れないときがある
iQOONeo3の不具合?として、通知の設定をいじっても通知がされない場面が多い。
通知の設定を行っておくとLINEやTeamsにメッセージが届いたときに着信音や通知画面で知らせてくれると思うんだけど、iQOONeo3ではその設定がうまく行かないことが多い。
アプリを起動しているときは通知されるんだけど、スマホの画面を閉じている状態だとちゃんと通知してくれない。
さんざんネットで調べたりスマホ上で設定をいじってみたんだけど、根本的に解決しないため現在は諦めていて、気が向いた時にアプリを起動してメッセージが来ているかどうか確認している。
LINE、Teamsからの電話は着信できる
ちなみにLINEやTeamsアプリで電話がかかってきた場合は、スマホをロックしていてもちゃんと着信が鳴るのでそこは問題なく使用できるからまだマシ。
iQOONeo3は中国語がいっぱい出てくる

下に中国語が出てくる
iQOONeo3はグローバル版を購入しても完全に日本語に対応するわけではなく、ところどころで中国語の表記が出てくるのがすごく気になる。
上記の画像はiQOONeo3の待ち受け画面なんだけど、日本語の設定にしても1番下の部分に中国語が出てくるんだ。
グーグルマップの道案内が中国語
iQOONeo3ではじめてグーグルマップを使用してルート案内を行った際、中国語で道案内をでされたときはすごく焦った。
急にスマホが中国語を喋り始める経験って初めてだったんだけど、結構ビビった。
今はグーグルマップの設定を変更できているので日本語で問題なく使用できているが、アプリごとの設定変更などを行う必要があるのはすごく手間だと思う。
iQOONeo3はKyashなどの一部アプリが使用できない
iQOONeo3では、Kyashなどの一部アプリが使用できない
(使用しようとすると上記のような中国語で弾かれる)
このあたりはアプリ側の対応の問題ではあるのだが、日本国内で購入できるスマホではAndroidに対応しているアプリだとこういった問題は起こらないため、大きなデメリットであると感じている。

Volteの利用のための設定変更が大変
iQOONeo3には標準の設定にVolte機能が設定できない。
この使用にしている理由はよくわからないんだけど、iQOONeo3でVolteを利用するにはインターネットに接続しているPCを使って設定をする必要がある。
Volteの設定方法については世界一わかりやすく以下の記事でまとめているんだけど、まぁとにかく手間で面倒で正直なにを設定しているのかよくわからない。
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vivoのiQOONeo3のVoLTE対応について【世界一わかりやすく説明】
続きを見る
Volteの設定ってそもそも必要なの?


Volteの設定を行うと、iQOONeo3を使った電話(通話)の音質が飛躍的に良くなる。
具体的な数字については、以下のとおり。
音質の違い
- 3Gの場合:300Hz~3,400Hz
- VoLTEの場合:50Hz~7,000Hz
Volteの設定を行っていない状態で電話を行った場合、電波が悪いと相手の声が途切れてしまったり聞き取りづらい部分があったりすることがあったんだけど、Volteの設定を行ってからは問題なく聞き取ることが出来るようになった。
iQOONeo3のデメリットまとめ
以上がiQOONeo3のデメリットになります。再度まとめると以下のとおり。
ココがデメリット
- カメラが最悪
- FeliCaが使えない
- 通知をすぐに受け取れない
- 中国語がいっぱいでてくる
- Kyashなどの一部アプリが使用できない
- Volteの利用のための設定変更が大変
最も大きなデメリットは、カメラ機能が最悪な点
これらを見るだけでiQOONeo3を購入しない方がいい理由がよく分かるかと思うが、上記の中でもっとも許せないデメリットはカメラ機能である。
3つもレンズが付いていながら、標準レンズでさえまともに撮影できないときがあるのは、かなり厄介だと感じている。


iQOONeo3のメリットについては、次の項目から。
筆者がiQOONeo3を利用し続ける理由について
iQOONeo3のデメリットについてまとめてきたが、iQOONeo3にメリットが無いわけではない。
ここではiQOONeo3の持つメリットについてお伝えし、筆者がなぜiQOONeo3を使い続けているのかについてお伝えしたい。
ココがメリット
- 積んでいるCPUが爆速(Snapdragon 865)
- とにかく安く購入できる(4万6千円程度)
- バッテリーがとにかく持つ(4500mAh)
- 急速充電対応(付属の充電器で44W充電可能)
では、以下で詳しく解説していこう。
積んでいるCPUが爆速(Snapdragon 865)
iQOONeo3のCPUはSnapdragon 865を搭載しており、現行のスマホ用CPUではほぼトップクラスのものが使用されている。
これが本当に爆速でスマホをいじるとよく分かるんだけど、ブラウジングや文字入力、アプリの起動や終了などひとつひとつの作業が非常に快適。
めちゃくちゃ早く操作することができるので、CPU性能って結構重要なんだなと分かる。

とにかく安く購入できる(4万6千円程度)
さきほどアリエクスプスを確認したところ、iQOONeo3は最低価格だと4万6千円程度から購入できるようだった。
メモリ8GB、容量128GB、CPU Snapdragon 865で4万6千円は、日本国内で購入できるスマホには無い選択肢であるため、非常に貴重なモデルだと思う。
バッテリーがとにかく持つ(4500mAh)
iQOONeo3はバッテリー容量が4500mAhも積んでおり、非常にバッテリー持ちがいい。

いままで使用していたiPhone8(容量は1821mAh)の場合、Uberの配達をしていると4~5時間くらいで20~30%程度にまで減っていた。
でもiQOONeo3であれば同じ4~5時間の配達を行ってもバッテリーが50%以上残っているため、いままで持ち出していたモバイルバッテリーを持ち出す必要が無くなったのはかなり大きい。
急速充電対応(付属の充電器で44W充電可能)
iQOONeo3は付属の充電器を使用すると44Wでの高速な充電が可能となっている。
これにより30分程度の時間で0→50%は復活するし、20%くらい残って入れば30分で90%くらいまで復活する。

普段は一応小さいモバイル充電器を持ち歩いているんだけど、バッテリーが少なくなりにくい上にちょっとした時間でほとんど充電が完了してしまうので、あまり使う機会がないほど。
注意ポイント
- iQOONeo3は市販のPD充電器でのPD充電ができない
iQOONeo3の注意点として、AnkerやRAVPowerなどの市販のPD充電器を使用してもPD充電できない。これはメーカー側で制限をかけているのが理由らしく、付属の充電器で充電する必要がある。
結論:iQOONeo3はおすすめできない
以上がiQOONeo3のデメリットとメリットになるんだけど、筆者が伝えたい結論としてはiQOONeo3はおすすめできないということ。
スマホやPCをある程度使える人や、普通の人と違うスマホを使いたい人玄人の方以外にとっては、全く必要のないスマホであると言える。
スマホを購入するなら日本国内で販売されているものを
やはりスマホを購入する際は日本国内で購入できるスマホを利用するのが良い、ということ。
iQOO Neo 3を購入するのではなく、国内で購入できる安いスマホ(iPhoneSE2やPixel4aなど)を購入するのが無難であると思う。
実機に触れることの大切さ

Pixel 4a(5G),5とiPhone11 Pro
あと今回学んだのは、実態のよく分からないスマホを購入するときは、必ず実機を手にとってから購入するのでも遅くないのではと感じた。(自分が納得してから商品を購入すべき)
メインではなく、自宅用やサブ機(ゲーム用など)の使用であるなら、iQOONeo3は全然ありだと思うが、大切なお金を払って大事なスマホを購入するのであれば、実際に自分の眼と手で確かめてから購入するほうがいい。
