
ESRから新たに発売となったESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)をレビューしました。
- Apple製品を多く所有されている方
- 最新の無線充電器の購入を検討されている方
- iPhone、AirPods、Apple Watchを同時に充電されたい方
この記事の内容
- ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)
- ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)レビュー
- ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)がおすすめの方
ガジェット大好きなパイクーがお伝えします。

今回の記事ですが、ESRより製品提供を受けてレビューを行っております。
【レビュー】ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)

今回ですが、2025年9月に新たに発表され販売となったESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)についてレビューを行っていきます。
まずはこの製品の結論から。
結論
- 無線充電もついに25Wまで対応になり文句なしの性能
- CryoBoostの冷却ファンも十分効いていてスマホにも優しい
- 3in1のスタンド充電器はデスク上がめちゃくちゃスッキリして快適

では具体的にどんな製品となっているのか、以下で解説していきます。
ESRってどんな会社?

ESRって聞いたことはあるけど、どんな会社なんだろうか?
2009年に中国深圳で誕生したメーカー

ESRは2009年に中国の深圳で誕生した会社で、スマホケース・保護フィルム・ワイヤレス充電器などのモバイルアクセサリーを多く作っているのが特徴です。
Amazonや楽天市場などのECサイトでの販売はもちろん、2025年の9月には日本語に対応した公式サイトを開始したり、ヨドバシカメラやヤマダ電機などでの実店舗での販売にも力を入れているブランドです。
都内で開催された新製品発表会に参加してみた

2025年9月11日には筆者もESRの新製品発表会に呼んでいただき、ESRの担当者の方とお会いして多くの新製品を先に触れることができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)の仕様

今回レビューするESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)の仕様をチェックしていきます。
ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W) | |
---|---|
対応デバイス | iPhone 17/16/15/14/13/12シリーズ、AirPods 4 with Active Noise Cancellation、Apple Watch Ultra、Apple Watch Series 8/7/6/5/4/3/2/1、Apple Watch SE 2/1など |
非対応デバイス | Motorola、OnePlus、Googleのスマホには非対応 |
iPhone充電 | 最大25W |
AirPods充電 | 最大5W |
Apple Watch充電 | 最大5W(MFW認証) |
付属充電器 | 50Wモデル |
充電ケーブル | 1.5m |
充電スタンド規格 | 入力:20V-2.25A,15V-3A 出力:最大35W |
充電器規格 | 入力:100-240V,50-60Hz,1.5A(MAX) 出力:5V-3A,9V-3A,12V-3A,15V-3A,20V-2.5A(最大50W) |
AppleWatch充電器規格 | 入力:5V-1A 出力:5W MAX |
カラー | ブラックのみ |
価格 | 定価14,999円 |
Qiも2.2規格(最大25W)に進化

ESR CryoBoost3-in-1 Qi2.2 25W充電ステーションの特徴として、2025年9月現在で最新の無線充電規格Qi2.2(25W)に対応しております。
これはiPhoneのMagSafe機能(スマホを磁石で貼り付けるだけで充電ができる機能)で25Wの充電を可能とし、充電ケーブルでの有線接続時とほとんど変わらないスピードでスマホを充電することが可能となりました。
ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)の外観チェック
ここからはESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)の外観をチェックしていきます。
製品の開封


ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)の箱を開封していきます。
同梱物をチェック

ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)の同梱物については、以下のとおりです。
同梱物
- 3in1充電スタンド
- 50W充電器
- USB TypeC-C 1.5m充電ケーブル
- Apple Watch用充電器
- 取扱説明書、広告など
充電スタンド、充電器、充電ケーブルが同梱されているため、購入したらすぐにデバイスを充電することが可能です。
3in1充電スタンドの外観チェック


ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)の外観をチェックしていきます。
サイズについては横幅8.5cm×縦幅8.5cm×高さ16.5cmとなっており、非常にシンプルで無駄のないデザインとなっていました。
AppleWatch充電器の外観チェック


同梱されているApple Watch充電器について、詳しく見て行きます。
充電器の背面を確認すると仕様(入力:5V-1A、出力:5W MAX)が記載されており、Apple Watch Ultraなどのモデルでも最速の5W充電を行うことが可能です。
蓋が磁石でくっつく



ESR Apple Watch充電器は持ち出して使用することも可能で、USB TypeCコネクタ部分用の蓋が設置されています。
この蓋には磁石が内蔵されており、蓋を充電器の背面にピタッとくっつけて使用することが可能となっていて、紛失するリスクを少なくすることができます。

この蓋が磁石でくっつくという構造は他メーカーの充電器には意外と無い、便利な機能の一つです。
充電スタンドに接続


ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)の背面を確認すると、Apple Watch用充電器を接続できるコネクタが設置されていて、充電器を簡単に取り付けることができました。
このApple Watch充電器は取り外しが可能なモデルとなっており、外出先にApple Watch充電器を持ち出したいという場合があれば、簡単に取り外して持ち出すことができるなと感じました。
横や背面からデザインを確認


ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)を、横や背面から確認してみました。
Apple Watch充電の部分が少し後ろに長くなるデザインとなっており、写真で見るとアンバランスに見えるかもしれませんが実際はそこまで気にならないデザインとなっていました。
CryoBoostの機構


ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)にはCryoBoostという機能が搭載されており、スマホ充電の背面に吸気と排気のファンが取り付けられていて、スマホを冷却しながら無線充電を行うことが可能です。
無線充電を利用したことのある方はご存知だと思いますが、スマホを無線充電する際には熱が発生してしまい、スマホ本体の背面がかなり熱くなってしまい充電スピードの低下が起こっていました。ただこのCryoBoostという冷却機能を利用することで、有線で接続した際と同じくらいの充電速度を実現することができる結果が出ています。
CryoBoost(ファン)機能のON・OFFが可能に


CryoBoost機能にはON・OFFのスイッチが用意されており、必要のない時はOFFにすることができます。

以前までのESR 3in1充電スタンドのモデルには搭載されていなかった機能で、夜枕元で使用する際にファンの部分のライトが気になるというユーザーの意見をもとに対応したというお話をされていました。
USB TypeCケーブルでの接続


ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)はUSB TypeCケーブルを接続して充電を行います。
充電についての仕様ですが、入力が20V-2.25A,15V-3Aの45Wまで対応。出力はiPhoneが25W、AirPodsが5W、Apple Watchが5Wの、合計最大35Wとなっていました。
同梱の充電アダプタは50Wモデル


ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)に同梱されている充電アダプターですが、50W出力が可能なモデルとなっています。
サイズについては横幅4.2cm×縦幅5.2cm×厚み3cmとなっており、窒化ガリウムが使用された小型充電器となっております。


電源プラグ部分は折りたたみ式となっており、外出先での運用にも適した仕様となっております。
また充電器の使用についてですが、入力:100-240V,50-60Hz,1.5A(MAX)、出力:5V-3A,9V-3A,12V-3A,15V-3A,20V-2.5A(最大50W)と記載されていました。

一般的な充電ステーションに付属している充電器としてはかなり質の高い充電器となっており、正直驚きました。
ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)の重さ


ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)の重さについてですが、充電スタンド・充電器・充電ケーブルの全てを合計して計測したところ、443gとなっていました。
また充電スタンド単体の重さについては311gとなっていました。


ちなみにですが付属の充電器は97gとなっており、充電ケーブルについては1.5mの長さで34gとなっていました。
ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)で充電してみた

ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)を使って、実際に充電を行いました。
iPhone13 Pro を充電してみた


まずは筆者が所有しているiPhone13Proを使用して、充電を行いました。
iPhoneを近づけると強い磁力でスマホを引き寄せ、パチっとくっついてMagSafe画面が表示され充電が開始されました。
48分で60%の充電が可能


iOS26にアップデートしてからはiPhoneの画面を確認するだけで、80%までの充電時間を確認することができるようになりました。
筆者のiPhone13 Proは最大で20Wの無線充電に対応となっていますが、充電を開始した20%の状態から80%まで充電されるのに必要な時間は48分と表示されていました。

iPhoneを60%充電するのに必要な時間が48分というのは、悪くない数字だと思います。

またUSBテスターで計測したところ、iPhone13Proを無線充電した場合で14.7V-1.33A(19.59W)と表示がされていました。
ファンの音はほとんど気にならない


ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)に用意されているCryoBoost(ファン機能)のON・OFFを押して見たところ、ファンのON・OFFが簡単に切り替えできました。


ファンの音やファン部分のブルーライトの点灯はかなり小さいものに抑えられており、使用中に音やライトが気になるということは無いのではと感じました。
スマホの背面に手をかざしてみるとファンによる風が発生しており、スマホへの冷却を行っていることがわかりました。

音やライトの点灯は、必要最小限のものに抑えられていていい感じでした。
iPhone、AirPods Pro、Apple Watchを充電

筆者所有のiPhone13Pro、AirPods Pro第2世代、Apple Watch Ultra第1世代を同時に充電してみました。
充電中の見栄えについてですが、全体的に角張ったデザインとなっており細かな部分にチープさは感じるものの、必要十分な質感とデザインとなっており悪く無いデザインだなと感じました。
限られたスペースにしっかりと固定されている


必要最小限のスペースに3つのデバイスを詰め込みつつ、最新の無線充電を使用して最速の充電スピードを実現しており、シンプルないい充電スタンドだと思いました。
ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)とAnker MagGo Wireless Charging Stationの比較

ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)と、Anker MagGo Wireless Charging Stationとの比較を行って見ました。
iPhone13Proの充電スピードは同じ
iPhone13Proを充電した際の計測結果を、以下にまとめて見ました。
ESR Qi2.2(25W) | Anker Qi2 | |
---|---|---|
iPhone充電 | 14.7V-1.33A(19.59W) | 11.7V-1.78A(20.81W) |
充電時間 | 20%→80%まで48分 | 25%→80%まで46分 |
上記の表からiPhone13Proの場合、ESR Qi2.2の充電器を使用した場合と、Anker Qi2充電器を使用した場合でも充電するスピードについては変化がありませんでした。

iPhone17のような25Wでの無線充電対応のスマホをお持ちの方以外で、すでにQi2充電器をお持ちの方がQi2.2の充電器に乗り換える必要はないと思います。
Anker MagGo Wireless Charging Stationについて詳しく知りたい方は、以下のリンクをチェックして見てください。
ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)を1週間使用した感想
ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)を1週間使用した感想について、お伝えします。
デバイスの設置がしやすい
筆者のiPhone13Pro、AirPods Pro第2世代、Apple Watch Ultra第1世代を充電している状況では全く問題なく充電が可能となっており、無線充電に関しても問題なく使用することができています。


以前までデスクでメイン充電器として使用していた、Anker MagGo Wireless Charging Stationの場合、AirPods ProとApple Watchの充電スペースが狭く干渉をしていてやりづらさを感じていました。
ただ今回のESR CryoBoost3-in-1 Qi2.2 25W充電ステーションでは高さが出た分デバイスのスペースが広くなり、快適に充電を行うことができています。

デスク上に設置する場合ですが、折り畳みの充電ステーションよりも充電スタンドタイプの方がおすすめです。
スタンド本体が軽くてちょっと傾く

ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)ですが、本体の重さが少々軽すぎるためか、iPhoneを充電状態から取り外す際にスタンドが浮いてしまうことが多々あります。
使用中に倒れてしまうということはなかったのですが、持ち運んで使用する機会は少ないと思うので、もっと重さのある仕様でも良かったのでは?と感じました。

使用する上で特に問題でないけれど、少々ストレスを感じたかな。
スマホ部分の傾きが変更できない

ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)ですが、iPhoneなどのスマホ充電のスタンド部分は傾きを変更することができない点が気になりました。
スマホを充電しながらウェブブラウジングをしたいときにスマホの角度を変更できないため、デスクでの作業中にスマホ画面をよく確認するといった方は注意が必要かもしれません。
スマホを充電しながら操作したい方は注意が必要
まとめ:総じておすすめできる充電ステーション

以上、ESR CryoBoost® 3-in-1 マグネット充電ステーション(25W)についてレビューを行いました。
今回お伝えした内容を再度まとめて行きます。
メリット
デメリット
- iPhone、AirPods、Apple Watchの3デバイスの同時充電が可能
- 最新のQi2.2に対応しており、25Wでの無線充電が可能に
- CryoBoostでスマホが熱くなるのを防ぐことで安定した充電を実現
- 少ないスペースでも3デバイスをしっかりと固定し充電ができる
- 同梱されている充電器が50Wでなおかつ小さいモデルとなっており使い勝手が良い
- スマホ充電の角度が変更できない
- スタンドの重量が軽く少し浮いてしまう時がある
- 25W非対応のスマホを利用している人にはメリットが少ない
- スタンドタイプの充電器のため、外出先に持ち出して使用する用途は難しい

総合してすごくおすすめできる3in1充電ステーションだなと感じました。Apple製品を多く所有していて、まだ3in1充電器を持っていない方にはおすすめです。
以上、パイクーがお伝えしました。
