こんな方におすすめ
- 現在iPhoneユーザーの方
- いままでiPhoneしか使ったことが無い方
- Androidのスマホがどんな感じなのか知りたい方
10年以上iPhoneユーザーだったボクがAndroidに移行した理由と結果
iPhoneを10年以上使ってきたボクは、つい先日Androidの中華スマホ、iQoo Neo 3に機種変更しました。
これはボクの中ではかなり衝撃的なことで、いままでずっと使ってきたiPhoneを手放したということになります。
- なぜiPhoneを手放したのか
- iPhoneからAndroidに買い替えて気づいたこと
- iPhoneとAndroidの違い
では、これらの理由についてお伝えしていきたいと思います。
初めてのスマホはiPhone3GS
筆者がはじめてスマホを購入したのは2009年で、iPhone3GSの黒をソフトバンクで購入しました。
当時はまだソフトバンクでしかiPhoneを購入できず、わざわざ他のキャリアから機種変更してまでiPhoneを購入する方もいたほどの人気ぶりでしたね。
スマホがまだ今ほど出回っていなかった当時、仕事場でiPhoneを持っていることをキッカケに職場の人と話題が広がるなど、iPhoneは話題の中心だった
当時のiPhone3GSはカメラ付きのスマホでしたがライトの機能が付いておらず、夜の撮影ではほとんどまともな写真が撮れませんでした。
また表面がつるつるしているため、すぐに手から滑って落としてしまい画面を割ってしまうなど、当時はいまほどケースもフィルムの種類も少なかったですね。
でもデザインやUIがとにかくカッコよくて、そのうえ使いやすいというのがiPhoneでした。
iPhone3GS→iPhone4S→iPhone5S→iPhone7→iPhone8
当時はスマホの契約が2年毎の更新だったこともあり、更新のたびに新型iPhoneに買い替えていました。
トータルで10年以上はiPhoneを使い続けていました。
iPhone7がイマイチだった
ただiPhoneに対する熱が徐々に冷めてしまったのが、iPhone7を購入したときでした。
iPhone7は正直あまり良い機種ではなかったんですよねぇ。
以下、その理由です。
- おサイフケータイ機能の反応が悪かった
- iPhone6Sからの進化をほとんど感じなかった
- 3.5mmイヤフォンジャックが無くなった
それでもiPhone以上のスマホは無いだろうと考え、その後もiPhone8を購入したりとiPhoneをしばらく使い続けていました。
スマホを購入するのに10万円は高すぎる
個人的な感想になるのですが、どれだけ良いスマホだとしても10万円以上出すのはもったいないと思っています。
その理由はこちら。
- スマホは必ず落とす
- スマホは所詮ポケットに入れる物
- スマホは最悪、無くても生活に困らない
つまりは、ボクにとってスマホはそんなに大事なモノではないということ。
スマホは生活を豊かにしてくれるモノではあると思います。
ただ最高スペックで最高な品質のモノである必要はないかなと。
どれだけ良いものだとしても10万円以上出すのは勿体ないですね。
そのひとつの目安が、5万円というラインであるかなと考えています。
Androidスマホを購入した理由は価格が安いから
つまりは5万円以下のそこそこ性能の良いスマホを購入したかったということが、iPhoneからAndroidスマホに買い替えた理由になります。
iPhoneXやiPhoneXRが発売された当時は10万超えのスマホが当たり前
現在でこそiPhone11が8万円台、iPhoneSE2が5万円台となっており、以前に比べると価格は下がってきています。
iPhone11はカメラの画質もいいし、ディスプレイは文句なしにキレイでスペックも高いスマホが8万円ほどで購入できるのは文句ないでしょう。
はてな
iPhone一強の時代は終わっているのでは?
そんなギモンから、iPhoneからの乗り換えを決意しました。
iPhoneのデメリットについて
Androidに乗り換えた理由として、iPhoneの許容できないデメリットが増えてきたというのもあります。
Appleのイマイチなところ
- 指紋認証機能の撤廃
- Lightning端子の採用
- 3.5mmイヤホンジャックの撤廃
以下で詳しく見ていきます。
指紋認証機能の撤廃
2017年に発売されたiPhoneXからは指紋認証の機能が撤廃され、顔認証が搭載されるようになりました。
顔認証のダメなところ
- 暗い場所だと認証できない
- マスクをしていると認証できない
顔認証だと認証できない状況も多く、結局数字入力で認証することが多いです。
そのためスマホによっては、顔認証と指紋認証の両方に対応しているモデルも多く販売されています。
顔認証もしくは指紋認証のみとなっているiPhoneは、あまり使い勝手がいいとは言えないと思います。
Lightning端子の採用
AppleのLightning端子はもはや、誰にも必要とされていない規格ですね。
Bluetoothイヤホンやノートパソコンの充電器まで、さまざまな場所でUSB-TypeCのコネクターが採用されているなか、いまだにLightning端子にこだわる理由がわかりません。
ダイソーなどでも充電、通信対応のケーブルは高価になっていますし、強度もいいとは言えません。
Lightning端子で一番謎なのが、接点部分が表に出ていること
接点部分が表に出ていることで接点部分が汚れたり傷がつきやすくなっていますよね。
USB-TypeCであれば接点は内側に作られているので、Lightning端子よりも良いものになっています。
3.5mmイヤホンジャックの撤廃
現在発売されているiPhoneのすべてのモデルから、3.5mmのイヤホンジャックは撤廃されています。
最近ではBluetoothのイヤホンを利用している人も増えているため、それほど重要ではないかもしれないですね。
ただ好みの有線イヤホンを自宅や外出中など、いつも同じイヤホンで音楽を楽しみたいかたもいると思います。
この変換ケーブルがなかなかのポンコツで、すぐに被覆が向けてしまい見た目が超ダサくなります。
iPhoneで音楽を聞くためにポータブルのDACを用意するのも手間ですし、Lightning端子の有線イヤホンを買うのも馬鹿らしいと思っているので、泣く泣く変換アダプターを利用していました。
Androidスマホのメリットについて【iPhoneとの比較について】
Androidスマホのメリットについてお伝えします。
- 片手操作が楽
- スマホの選択肢が多い
- ホーム画面のカスタマイズが自由
以下、説明していきます。
Androidスマホは片手操作が楽
AndroidスマホはAndroidスマホのメリットのひとつに、ひとつ前の画面に簡単に戻れる操作があります。
Androidの操作について
画面右から左に指でスワイプ
もしくは画面左から右に指でスワイプ
この戻る操作は、片手でスマホを持ちながら簡単に操作することができます。
iPhoneの操作について
iPhoneは右から左に指でスワイプすると「進む」
左から右へスワイプすると「戻る」
一見、iPhoneの方が操作性が良さそうに見えますね。
ただiPhone11ProMaxのような6.5インチサイズのスマホの場合、片手での進む・戻る操作は非常にやりづらいです。
スマホがどんどん大型化しているのにiPhoneのUIが変化していない点はちょっと残念ですね。
Androidスマホは選択肢が豊富
Androidからは、日本だけでなく、韓国や中国、アメリカといったさまざまなメーカーから販売されています。
- Samsung
- SONY
- SHARP
- OPPO
- HUAWEI
- vivo
- Xiaomi
- BlackBerry
- MOTOROLAなど
多くのメーカーからAndroidスマホが販売されていることがわかりますね。
では、世界のスマホシェアについて見てみましょう。
2020年 Q1 世界スマホ出荷台数
スマホメーカー | 世界スマホ出荷台数(シャア率) |
Samsung(サムスン) | 20% |
HUAWEI(ファーウェイ) | 17% |
Apple(アップル) | 14% |
Xiaomi(シャオミ) | 10% |
OPPO(オッポ) | 8% |
vivo(ヴィーヴォ) | 7% |
Realme(リアルミー) | 2% |
その他 | 22% |
上記のデータから、世界中でAndroidのスマホが使用されていることが分かるかと思います。
販売しているスマホの価格帯も幅広い
Androidスマホであれば、3万円台から10万円台まで、幅広くいろんなメーカーのスマホが販売されています。
そのため希望予算に合わせてスマホを選択することができるというのはメリットですね。
Androidはホーム画面のカスタマイズが自由
Androidは、iPhoneに比べてホーム画面のカスタマイズを自由にいじることができます。
ポイント
時計や音楽再生のウィジェット、アプリ配置の自由度が高く、カスタマイズがしやすい
スマホのホーム画面のアプリの配置に関して、Androidであれば自分の好きな位置にアプリを配置することができます。
またウィジェットも自由に配置が可能となっているため、天気や検索画面、日付や時間などの配置も自由。
iPhoneのホーム画面は左上から詰めて配置するしかない
iPhoneの場合、アプリを左上から順番に詰めて配置するしかできないのが不便です。
iPhoneを使っている間はまったく気にもしていなかったのですが、Androidを使うようになってアプリの配置を自分で好きにアレンジできないのはおかしいとまで思うようになりました。
最近のスマホは6インチ以上が当たり前
最近のスマホは画面サイズが6~6.5インチと、昔に比べてだんだんと大きくなっています。
そのためiPhone3GSの時代のような3.5インチの画面サイズと同じようなアプリ配置だと、不都合が出てくるのは当たり前です。
昔から一貫しているiPhoneの考え方は正しい部分もありますが、間違っている部分でもあると思うのです。
Androidスマホのデメリット
Androidスマホのデメリットについてお伝えします。
- 選択肢が多いので悩む
- 設定できる範囲が多いため、ややこしい
ではひとつひとつ見ていきます。
Androidスマホは選択肢が多い
Androidスマホは選択肢が多いため、購入する際に迷ってしまうというデメリットがあります。
選択肢が多いというのはメリットのように見えますが同時にデメリットでもあり、どのスマホを購入したらいいのかわからなくなってしまいますよね。
キャリアから購入するのか、シムフリー版を購入するのか、はたまた中古のでさらに選択肢は広がりますし、まぁ選択肢が多いのは選ぶのが大変です。
Androidは設定できる範囲が多いため、ややこしい
Androidスマホを今回初めて使って思ったことが、設定できる範囲が多すぎてややこしいです。
音の設定について
ミュートとマナーモードの2種類がある
たとえば音についての設定で、ミュートとマナーモードという項目があります。
ミュートはiPhoneで言うところのバイブモードで、マナーモードはiPhoneでいうところのナイトモードという感じなのですが、ミュート中とマナーモード中にも着信やメッセージがあった場合は音が鳴るような細かい設定ができたりします。
シンプルにマナーモードとマナーを解除した状態にしたいだけなのですが、最初はその設定すらなかなかできなかったですね。
アプリ一つ一つにしても着信や通知の設定のオンオフができるため、シンプルに使いたい人にとってはちょっとややこしい感じになってしまっていますね。
iPhoneの設定は非常にシンプル
iPhoneの設定は非常にシンプルです。
- 触っていればなんとなく使える
- 細かい設定をしなくても不自由なく使える
- アプリをインストールすればとりあえずそのまま使える
スマホの設定については、AndroidよりもiPhoneの方がシンプルなので誰でも使えるようになっています。
ただ、細かい設定を行いたいスマホヘビーユーザーの方や、こだわりが強い方などは設定を追い込めるAndroidの方が向いているかもしれません。
ボクが抱いていた、Androidへの誤解について
ここでは、Androidへの誤解していた点についてお伝えします。
実際にAndroidスマホを使ってみて、Androidは使いにくいという意見は間違っているんじゃないかなと思いました。
数年前のAndroidはわかりませんが、現在発売されているAndroidスマホに関してはクセはあるにしても使いにくいということは決してありません。
Androidのスマホは使いづらいという意見はもう昔の話で、現在においてはiPhoneもAndroidも使い勝手に関しては同じ
UIやGoogleアプリとの連携についても非常にスムーズに行うことができます。
スマホでよく利用するアプリのほとんどはGoogleのアプリケーションであることを考えると、アンドロイドスマホが使いにくいわけがないんですよね。
非常に反省しています・・・。
iPhoneからAndroidへのデータ移行について
iPhoneからAndroidに乗り換えて一番大変だったのが、写真データの移行でした。
- スマホからデータをパソコンに吸い上げる
- パソコンから新しいスマホにデータを流し込む
文字で書くとシンプルですが、データの移行を行う際には注意点があります。
注意
- パソコンの容量に余裕があること
- パソコンのスペックが低いとデータの移行にものすごい時間がかかる
画像データや音楽データの移行だけでも1日では終わらず、作業の途中で止まってしまったりするなどかなり厄介な作業でしたね。
Googleフォトなどのクラウドサービスを利用する方が楽?
今後データの移行を楽にするためには、クラウド上のサービスを使うほうが楽かもしれないです。
スマホに保存した画像データをパソコンに吸い上げ、そのあと新しいスマホに流し込むという作業は手間すぎると感じました。
Googleフォトとは
- スマホで撮影した画像が自動でクラウドサービスにアップされる
- クラウド上のデータ制限は無し
- サービスはすべて無料で行える
Googleフォトを使えばスマホを買い換えるたびにデータを移行する手間がなくなります。
ただ利用するたびにデータ通信を行うため、メインで使うというよりはバックアップとしての利用を目的とする方がいいかもしれないですね。
LINE上のデータは事前にアカウント引き継ぎをすれば移行できる
LINEのデータについてですが、アプリ上でアカウント引き継ぎを行うことで、LINE上のデータがすべて新しいスマホへ移行することが可能となっています。
LINEデータ移行の方法
- LINEのホーム画面から右上の設定ボタンをタップ
- 個人情報のアカウント引き継ぎをタップ
- アカウントを引き継ぐをスライドしてONにする
- 新しいスマホにLINEをダウンロード、インストールしてログインする
- 新しいスマホにLINE上のデータがすべて移行され、古いスマホ上のデータはすべて削除される
引き継ぎを行って新しいスマホからLINEにログインするだけで、過去のデータがすべて移行されるのは便利ですね。
注意
データの引き継ぎを行わず新しいスマホからLINEにログインしてしまうと、LINE上のトークや画像は復元できない
筆者はこの引き継ぎをするのを忘れており、説明文を適当に飛ばして新しいスマホからLINEにログインしてしまったため、過去のデータのほとんどを消してしまいました。
幸い連絡先のデータは残っていたので連絡が取れなくなることはありませんでしたが、過去のトークや画像データが消えてしまったのは痛かったですね。
まとめ:iPhone、Androidそれぞれに良さがある
以上、10年以上iPhoneユーザーだったボクがAndroidに移行した理由と結果をお伝えしました。
以下まとめです。
- iPhoneに比べて価格が安い
- Androidスマホは片手操作が楽
- メーカーなどの選択肢が豊富
- ホーム画面をカスタマイズできる楽しさ
- Androidスマホは使いにくくない
もちろん好みはあるかと思いますが、iPhoneよりもAndroidの方が優れている点も多いことがわかりました。
ずっとiPhoneを使い続けるのも勿論良いですが、一度Androidスマホをお使いになってみてはいかがでしょうか?
もしかるすると新しい気付きがあるかもしれないですね。