
BURTLEから販売されている空調服、エアークラフトをレビューしていきます。
- 外で散歩や庭園作業などをよくされる方
- 炎天下での工事作業など、熱中症対策が必要とされている方
- 空調服が必要だがどのメーカーを購入して良いか悩んでいる方
この記事の内容
- BURTLEエアークラフト空調服
- BURTLEエアークラフト空調服のレビュー
- BURTLEエアークラフト空調服の詳しいデザインや使い勝手など
ガジェット大好きなパイクーがお伝えします。

BURTLEのエアークラフト空調服をレビュー

今回ですが、BURTLEから販売されているエアークラフト空調服のレビューを行っていきたいと思います。
まずは結論から。
結論
- 日本の夏に絶対必要なアイテム
- 着ている間は汗をかきづらく、体感としてはかなりマシな状況を作れる
- ウェア、ファン、バッテリーの合計で2万円を超えてくるため購入時は検討が必要

では具体的にどんな製品となっているのか、以下で確認していきます。
BURTLEとは?


そもそもBURTLEって、いったいどんなメーカーなんだろう?
BURTLEの設立
BURTLEの設立については、以下のとおりです。
• もともとは「クロカメ被服株式会社」という名前で1958年12月に広島県府中市で設立。
• 2011年に「株式会社バートル」に社名を変更。
• 本社工場は広島県府中市。国内外の外協力工場(ベトナム、ミャンマー、バングラデシュ、中国など)も使って製造。
BURTLEの特徴
BURTLEの特徴については、以下のとおりです。
BURTLEの特徴
- ワークウェア中心の専門性:作業服(ユニフォーム)、空調服のような気温・環境に対応する機能服、防寒着などを企画・製造・販売
- デザイン性とスタイル:丈夫なだけでなく、スタイリッシュでかっこいい作業服を目指しており、見た目を気にする若い世代にも支持されている
- 機能性重視:丈夫なだけでなく動きやすさを重視して、ストレッチ素材を用いた機能性重視の商品が多い
- コストパフォーマンス:機能の割に価格帯は過度に高くなく、現場で毎日使うユニフォームとして十分実用的な値段のものが多い

若い人たちの中でかなり支持されているワークウェアメーカーになっているみたい。
筆者がBURTLEエアークラフト空調服を導入した理由
筆者がBURTLEエアークラフト空調服を導入した理由について、お伝えします。
2025年6月1日から熱中症対策が義務化
2025年6月から厚生労働省による労働安全衛生規則が改定され、事業者は熱中症に対する報告体制の整備・周知、対応手順の作成・周知が義務付けられるようになりました。
筆者は普段テレビ局やスポーツ中継の現場で映像制作を行なっており、熱中症になる可能性が高い現場で仕事をしているため、その対策として空調服の導入が検討されていました。
会社からBURTLEの支給があった
現場スタッフの中には自前で空調服を導入している方もいてその効果は実証済みだったため、会社の経費を利用して現場のスタッフに空調服を配布することとなりました。
さまざまな製品の中から比較的評価が高かったBURTLEのエアークラフトを採用することとなり、筆者の手に渡ったのが今回のレビューの流れです。
BURTLEエアークラフト空調服、ファン、バッテリーの外観をチェック

BURTLEエアークラフト空調服、ファン、バッテリーの外観をチェックしていきます。
空調服AC-1156をチェック


今回はBURTLEのエアークラフトAC-1156という製品を購入し、半袖、サイドファン、カラーはブラックのモデルを選択しました。
BURTLEのエアークラフトシリーズですが・袖の種類・ファンの位置・カラーをそれぞれ選ぶことが可能です。
細かい選択が可能

BURTLEエアークラフト | |
---|---|
袖の種類 | ・ベスト ・半袖 ・長袖 |
ファンの位置 | ・ローバック ・サイド ・ハイバック |
カラー | ・ブラック ・ブレー ・カーキ ・ネイビーなど |
サイズ | ・S ・M ・L ・XL ・XXL ・3XL |
空調服の種類ですが、使用用途に応じて細かく選択することが可能
BURTLEの空調服の種類ですが、・袖の種類・ファンの取り付け位置・カラー・サイズ展開など、使用する方の用途に合わせてチョイスすることが可能です。

今回筆者が選択したデザインは、半袖のサイドファン、ブラックのLサイズを選びました。普段使いしやすいブラックがいいかなと思いました。
空調服AC-1156の外観チェック


空調服AC-1156の外観、デザインをチェックしていきます。
今回購入したのは半袖タイプでサイドファン付きのブラックモデルとなっており、生地の素材はナイロン100%のものとなって、光沢の抑えられた質の高いデザインとなっていました。

パッと見は仕事着のデザインではあるけど、普段使いでもそこまで気にならない雰囲気だなと感じました。
フードは取り外し可能


AC1156のフード部分ですがボタンで留まっている機構のため、必要なければ取り外すことも可能となっています。
また首元には9cm × 16cmの保冷剤を入れることのできるポケットが用意されており、首元を直接冷やすことができます。
BURTLEのロゴが至る所に


BURTLEのメーカーロゴですが、胸ポケットやハーネス用フックハンガー取付ベルトなど、さまざまな場所にデザインされておりました。
BURTLE AIRCRAFT用バッテリー(AC09)の開封


BURTLE空調服で使用するバッテリーを開封していきます。
バッテリーの同梱物についてですが、バッテリー本体、バッテリー取扱説明書、バッテリー専用の充電器が同梱されていました。
バッテリーの取扱説明書、専用プラグ、取扱説明書が同梱
バッテリーの仕様と専用充電器


取扱説明書を確認したところバッテリー本体の使用環境は0度〜40度に対応しており、また保管時の温度は-10度〜45度まで対応しているようでした。
真夏の車の中に長時間放置するという使い方は避けたほうが良さそう
またバッテリー用の充電器ですが、21V × 1.43Aとなっており、合計30W相当の充電器となっているようでした。

バッテリーを充電する際の接続端子はBURTLE専用のものとなっているため、スマホなどのデバイスを充電することはできないので注意が必要です。
バッテリーの外観をチェック


AIR CRAFTバッテリー(AC09-24V)のサイズですが、縦幅8cm×横幅11cm×厚み3cmとなっており、重さについては395gとなっておりました。
サイド部分を確認すると、電源ボタンとその横には現在の出力電圧とバッテリー残量の確認ができるLEDランプが設置されていました。


BURTLE AIRCRAFT用ファン(AC09-1)の外観チェック


続いては、BURTLE空調服で使用するファン(AC09-1)を開封していきます。
まず同梱物についてですが、左右に取り付けるファンが2つ、ファンとバッテリーを接続する専用のケーブルが1本、ファンの保証書が入っていました。
ファン本体、専用ケーブル、ファンユニットの保証書が同梱
ファンユニットの外観チェック


BURTLE AIRCRAFT用のファンユニットですが、縦幅11cm×横幅11cm×厚み4cmほどのサイズとなっておりました。
専用のケーブルを接続してファンを回転して吸気を行い、空気の流れを作って循環させる仕組みとなっています。
ファンユニットの取り付け方法


ファンユニットの取り付け方法についてですが、まずファンユニットに付属しているリングを外し、ウェアの表と裏から挟み込んで固定を行います。


ファンの固定を行ったら同梱されている専用ケーブルを使ってファンユニット2台とバッテリーを接続していきます。
BURTLEのウェアには専用ケーブルを通すためのタイが用意されており、そこを通すことでケーブルが邪魔にならないような工夫がされていました。
BURTLE AIRCRAFTの試着

BURTLE AIRCRAFTを実際に試着してみました。
ウェアの質感はかなり高い

空調服AC-1156を試着してみた感想として、ウェアの質感はかなりいいなと感じました。
使用されている素材がナイロン100%となっており表面の光沢も抑えられていて、全体的にゆったりとした作りとなっており、着心地もかなりいいものとなっていました。
空調を回すと風が循環して快適に

実際にバッテリーの電源を入れてファンを回してみたところ、空調服がパンパンに広がって風が循環し、かなり快適に感じることができました。
空調服を回している間はずっと扇風機の前にいて風を浴びているような感覚になり、これなら気温35度の過酷な環境でも熱中症を予防しながら仕事を行うことができるかもしれないと思いました。
フードを使って雨風や日光をガード



BURTLEエアークラフトのフードですが、こちらもナイロン100%の素材が使用されておりました。
雨風をしっかりと防ぐだけでなく、真夏の直射日光からも頭部や首周りをしっかりとガードしてくれる作りとなっています。
フードを取り外して使用するのも良さそう


フードを取り外してウェアを試着してみたところ首周りがスッキリとして動きやすくなり、フードの無い方が使いやすいかもしれないなと感じました。

筆者は普段バイクに乗ることが多く、その際に空調服を着て走行したいと考えており、フードのない方がバタつきがなく走行しやすいため、外して運用する方が良いかもしれません。
普段帽子をよく被る人もフードを外して運用する方がいいかも。

サイドファンの位置は慣れが必要


今回筆者はサイドファンのモデルを選択したのですが、使用する際はちょっと慣れが必要だなと感じました。
サイドファンの場合は腕を下ろした時にちょうどファンの上に腕が来てしまい、ファンの吸気を妨げてしまうことがちょくちょくありました。

そのため腕をなるべく身体に沿わせないようにしながら行動する必要があり、慣れが必要だなと感じました。
ファンの回転数変更はポケットからアクセスできる

ファンの回転数を変更する際ですが、ウェアの左ポケットに手を入れてバッテリー本体にアクセスし、付属している電源ボタンを押すことで変更ができます。

バッテリー本体を目視することができないため少々変更しづらいですが、慣れれば問題なく変更することができました。
BURTLE エアークラフトを実際に現場で使用した感想

BURTLE エアークラフトを実際に現場で使用した感想について、お伝えします。
あると無いでは結構違う
BURTLE エアークラフトを実際に使用してみた感想として、着用して業務に取り組むことで汗をかく量を減らすことができ、風を感じることができるためあると無いでは結構差があるなと思いました。
使用している状態の方が体の負担や汗の量などを減らすことができ、よりマシな環境で作業を行うことができるようになったため、これからの日本の夏の外作業には必須のアイテムだと思います。
基本は強さ2で運用して、場合によっては3で運用
バッテリーの強さは普段は2に設定して運用し、外でいよいよ暑く感じる場合には3にUPして運用することで、バッテリーを1日持たせつつ作業を行うことができました。
試しに強さ2の状態をずっと維持してみたところ10時間半くらいでバッテリーが0%になったので、基本2で運用しながら使うのがおすすめかと思いました。
半袖でなくベストでも良かったかも
今回ウェアの袖を半袖にしてみたのですが、脱ぎ着やバッグに入れて運搬をする場面が多いため、半袖でなくベストでも良かったのかなと思いました。
ただ実際にベストのウェアを着用して作業を行ってみたことはないためなんとも言えないのですが、仕事以外の普段でも使用する機会もかなりあったので、見栄えの良い半袖で問題なかったかなとも思いました。
まとめ:夏場に外で作業される方にかなりおすすめ
以上、BURTLEのエアークラフト空調服を詳しくレビューしてきました。
今回お伝えした内容を再度まとめてみます。
メリット
デメリット
- 袖の種類、ファンの位置、カラーなど、用途に合わせて選択がたくさんある
- 空調服を着用して作業することで快適さがかなり改善される
- ファンの強さが4段階選択でき、状況に応じて細かく調整できる
- ウェア、ファン、バッテリーを揃えると2万円以上かかる
- 一般的なモバイルバッテリーでは代用できない

結論として、夏場に外で作業される方は空調服がある方が絶対に良いです。
以上、パイクーがお伝えしました。
