こんな方におすすめ
- vivoのiQoo Z1が気になる方
- とにかく安くて高性能なスマホが欲しい方
- 中国製の高コスパスマホをもっと知りたい方
【Aliexpress】vivo iQoo Z1について【Neo 3との比較検証】
今回はvivoから発売している、iQooシリーズのZ1をご紹介させていただきます。
iQooシリーズは低価格帯にもかかわらずスペックの高いスマホとなっているのが大きな特徴で、Z1に関しては3万円台のスマホであるにも関わらず、AnTuTuベンチマークが50万点台となっている驚異のコスパ5Gスマホです。
iQOO Z1は見た目がiQoo Neo 3と非常に似ており、パッと見でいったいどこが違うのかわかりにくくなっています。
ボクが以前購入し現在も使用しているiQoo Neo 3とZ1を比較して、どちらがより良いスマホなのか検証していきたいと思います。
vivoとiQoo について
「そもそもvivoってなに?」という方に向けて、vivoの解説を少しだけさせていただきます。
vivoとは
- 中国のスマホメーカー
- スマホの出荷台数は世界全体で第6位
- vivoのサブブランドスマホがiQooシリーズ
vivoは中国のスマホメーカーで、世界全体のスマートホン出荷台数のシェア率は第6位を記録しているほどの有名なスマホメーカーです。
そのvivoが手掛けるサブブランドスマホが、iQooというスマホシリーズになります。ゲーミングスマホを多く手掛けているのが、このiQooシリーズの特徴です。
vivoの世界シェア率について
vivoのスマートフォンの世界シェア率について、お伝えしていきます。
2020年 Q1 世界スマホ出荷台数
スマホメーカー | 世界スマホ出荷台数(シャア率) |
Samsung(サムスン) | 20% |
HUAWEI(ファーウェイ) | 17% |
Apple(アップル) | 14% |
Xiaomi(シャオミ) | 10% |
OPPO(オッポ) | 8% |
vivo(ヴィーヴォ) | 7% |
Realme(リアルミー) | 2% |
その他 | 22% |
スマホメーカー | 世界スマホ出荷台数(単位:100万台) |
Samsung(サムスン) | 58.6 |
HUAWEI(ファーウェイ) | 49.0 |
Apple(アップル) | 40.0 |
Xiaomi(シャオミ) | 29.7 |
OPPO(オッポ) | 22.3 |
vivo(ヴィーヴォ) | 21.6 |
Realme(リアルミー) | 7.2 |
その他 | 66.6 |
日本での正規発売は行われていないためほぼ無名なメーカーですが、世界レベルで見ると非常に知名度の高いスマホメーカーとなっています。
vivoは高スペックな性能の割に価格帯が安い、非常に高コスパなスマホを多く制作しているメーカーで、最近日本に進出してきたOPPOと同じグループ会社になります。
今後の日本進出は可能性が低いかと思いますが、非常に注目なスマホメーカーと言えると思います。
iQoo Z1とiQoo Neo 3のスペック比較について
同じiQooシリーズの比較として、Z1とNeo 3と比較してみました。
iQoo Neo 3についての詳しい解説は別記事にまとめていますので、こちらからチェックしてみて下さい。
-
【Aliexpress】最強コスパスマホ vivo iQoo Neo 3の実機レビュー
続きを見る
iQoo Z1とiQoo Neo 3の比較表一覧
Z1とiQoo Neo 3の比較表は以下のとおりです。
Z1 | Neo 3 | |
ディスプレイ | 6.57 | 6.57 |
解像度 | 2400×1080 | 2400×1080 |
CPU | Dimensity 1000+ | Snapdragon 865 |
メモリ | 6/8 | 6/8/12 |
ストレージ | 128/256 | 128/256 |
カメラ | 3眼(標準、広角、マクロ) | 3眼(標準、広角、マクロ) |
OS | Android10 | Android10 |
バッテリー | 4500mAh | 4500mAh |
おサイフ | ✕(NFCのみ) | ✕(NFCのみ) |
防水 | なし | なし |
認証方式 | 指紋、顔 | 指紋、顔 |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
イヤホン端子 | あり | あり |
サイズ | 164×76×9mm | 164×76×9mm |
重量 | 195g | 198g |
発売時期 | 2020年5月 | 2020年4月 |
Z1とNeo 3の違いについてですが、CPUとメモリくらいしか違いがありませんでした。
それ以外の外観や重さ、インターフェースやカメラについてはまったくの同じものとなっており、発売時期が1ヶ月しか違わないことから、同じパーツを使ってCPUだけを載せ替えた廉価版ということになります。
Z1のCPU Dimensity 1000+のベンチマークについて
Z1のCPUで使用されているDimensity 1000+についてお伝えしていきます。
なおベンチマークの数値に関しての目安については、以下のとおりとなっています。
ハイエンド
- Snapdragon800番台
ミドルレンジ上
- Snapdragon700番台
ミドルレンジ中
- Snapdragon600番台
AuTuTuベンチマークスコア | |
ハイエンド | 総合スコア:約40万点以上 GPUスコア:約17万点以上 |
ミドルレンジ上位 | 総合スコア:約30万点〜40万点 GPUスコア:約13万点〜17万点 |
ミドルレンジ中位 | 総合スコア:約20万点〜30万点 GPUスコア:約6万点〜13万点 |
ミドルレンジ | 総合スコア:約10万点〜20万点 GPUスコア:約2万点〜6万点 |
エントリー | 総合スコア:約10万点まで GPUスコア:約2万点まで |
Z1のベンチマークについて
Z1のベンチマークについては、以下のとおりです。
AuTuTuスコア | |
iQOO Z1 Dimensity 1000+ |
520,000点 |
iQOO Neo 3 Snapdragon865 |
570,000点 |
数字で見るとZ1とNeo3のあいだで7万点差が出ている状態ではありますが、Z1もスコアが50万点を越えていることから、充分ハイエンドなスマホとなっています。
Z1は普段遣いからスマホゲームまで、どんな場面でも快適に操作が可能となっているスマホと言えるでしょう。
Z1のカメラ機能について
ここではZ1のカメラ機能について見ていきます。
Z1のカメラは3眼カメラとなっており、標準、広角、マクロレンズの3種類のレンズが採用されています。
Z1 3眼リアカメラ構成について
- 4800万画素メイン(f/1.79)
- 800万画素超広角レンズ(f/2.2)
- マクロレンズ(f/2.4)
この構成はNeo 3のカメラ構成と全く同じになります。参考程度ですが、以下にiQoo Neo 3で撮影した写真を載せておきます。
こちらがiQoo Neo 3で撮影した標準レンズでの写真です。夕方の薄暗い時間帯でもこれだけの写真が撮れます。
また、こちらがiQoo Neo 3で撮影した広角の写真です。
同じ場所からの撮影で、これだけ写真に違いが出るのはレンズの違いならではですね。
カメラアプリから横にスクロールするだけで、標準から広角に変更して撮影することができるので、簡単に広角での撮影ができました。
別場所で撮影した、標準レンズの写真です。昼間の時間帯だと、見た目に近い写真が撮影できている印象です。
こちらが夜に撮影した写真です。照明や信号機が白飛びしていて、安っぽい映像となっていますね。
iQOO Z1のカメラ性能についてですが、夜の撮影に関してはあまりおすすめできない性能かと思います。
Z1の価格について
つづいては、Z1の価格についてお伝えしていきます。
ここでもわかりやすくするために、Neo 3との比較を行ってみました。
2020年8月6日現在の価格(Aliexpress価格)
Z1 | Neo 3 | |
6ギガ、128GB | 38,220円 | 42,843円 |
8ギガ、128GB | 42,131円 | 46,721円 |
8ギガ、256GB | 49,978円 | 56,935円 |
12ギガ、128GB | 54,251円 |
Z1とNeo 3を比較すると、全体的に4000円ほどZ1の方が安くなっていることがわかります。
また他の機種との比較を行ってみました。
メーカー | 製品 | AnTuTu | 端末価格 |
vivo | iQoo Z1 | 52万点 | 38,220円 |
SONY | Xperia1 Ⅱ | 55万点 | 123,552円 |
Apple | iPhone11 | 50万点 | 79,700円 |
Apple | iPhoneSE2 | 45万点 | 48,680円 |
Xiaomi | Redmi note 9S | 25万点 | 24,612円 |
OPPO | Reno3 A | 18万点 | 36,100円 |
こうやって比較してみると、Z1のスコアはとんでもなく高いのにもかかわらず値段がむちゃくちゃ安いことが分かります。
CPU以外の部分にかかっているお金はどうなっているのか、不思議で仕方ありません。
まとめ:Snapdragon865にこだわらなければ文句なし
以上、vivo iQoo Z1(Neo 3との比較検証)についてお伝えしてきました。
Z1についてまとめてみると、以下のとおりです。
iQoo Z1の長所について
iQoo Z1の長所については以下のとおりです。
ココがおすすめ
- 3万円台から購入できるハイエンドCPU性能
iQoo Z1のずば抜けた長所として、価格の割にCPU性能が非常に高い点です。
とにかくゲームをやる専用のスマホという使い方をしたい方にとっては、最高のスマホと言えると思います。
iQoo Z1の短所について
ここではiQoo Z1の短所については以下のとおりです。
ココがダメ
- 防水、防滴がない
- 非接触充電機能がない
- カメラ機能が若干弱い
- スマホの設定が大変
- 中国語がバンバン出てくる
- 海外スマホのためおサイフケータイ機能がない
上記の理由から、一般的な人にこのスマホはおすすめできません。設定が大変で、たかだかLINEの通知を受け取る設定を見つけるのにも1週間くらいかかりました(笑)
あと中国国内向けに作られたスマホであるため、細かい所の設定を行う必要があります。そういった大変さを楽しめる人でないとちょっとつらいかもしれないですね。
iQoo Z1を購入すべき人
iQoo Z1を購入すべき人は以下のとおりです。
- とにかく低価格で高性能なスマホを手に入れたい方
- それ以外の機能は特にこだわらない方
- 設定を追い込める、スマホやPCに詳しい方
CPUをSnapdragonにこだわらなければ最高のコスパスマホだと言えると思います。
ロマンを追い求める人であれば、iQoo Neo 3の方がおすすめですね。