【レビュー】SOUNDPEATS Capsule3 Pro【1万円以下でこの音質とノイキャンは文句なし】

SOUNDPEATSから販売されている完全ワイヤレスイヤフォン、Capsule3 Proをレビューしました。1万円以下なのにデザインや音質もよく、使いやすい製品となっており満足度の高いイヤフォンだと感じました。

こんな方におすすめ

SOUND PEATSの製品が気になる方
どのイヤフォンを購入していいか悩んでいる方
コスパの良いイヤフォンを探されている方

この記事の内容

SOUNDPEATS Capsule3 Pro
SOUNDPEATS Capsule3 Proの音質
SOUNDPEATS Capsule3 Proがおすすめの方

今回ご紹介するのは、こちら。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro ワイヤレスイヤホンハイレゾイヤホン LDAC対応 Bluetooth 5.3 イヤホン最大52時間再生 ANC アクティブノイズキャンセリング専用アプリ対応外音取り込みモードゲームモード通話ノイズリダクションマイク内蔵カナル型イヤホンサウンドピーツ技適認証取得 (ブラック)

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SOUNDPEATS Capsule3 Proはメーカー様より提供していただき、レビューさせていただきました。

ガジェット大好きなパイクーがお伝えします。

SOUNDPEATS Capsule3 Proレビュー

今回ですがSOUNDPEATSから新たに販売された完全ワイヤレスイヤフォン、SOUNDPEATS Capsule3 Proをレビューしました。

まずはSOUNDPEATS Capsule3 Proの結論から。

結論

価格が1万円アンダーにも関わらず音質十分
装着感もよくデザインも格好いい
普段使いにちょうどいいワイヤレスイヤフォン

では以下で具体的にどういった製品となっているか、詳しく解説していきたいと思います。

SOUNDPEATSとは？

SOUNDPEATS公式サイトより引用

SOUNDPEATSは2010年に創業されたオーディオデバイス製品を主に製造しているメーカーで、2013年にはアメリカ国内でグローバルビジネスを拡大、2015年には日本とヨーロッパでグローバルビジネスを拡大させました。

多くのオーディオ製品を手掛けている中でもその評価は非常に高く、昨年2021年には合計で6つのデバイスでVGP賞を受賞するなど、今後が非常に注目されているオーディオデバイスメーカーの1つと言えると思います。

: SOUNDPEATS MiNi Pro HSレビュー｜1万円以下のコスパワイヤレスイヤフォン

続きを見る

同じSOUNDPEATS製品であるMiNi Pro HSについてもレビュー記事がありますので、気になる方はそちらもご確認ください。

SOUNDPEATS Capsule3 Proの仕様

今回レビューする、SOUNDPEATS Capsule3 Proの仕様についてお伝えします。

製品名	SOUNDPEATS Capsule3 Pro
Bluetooth	バージョン5.2
対応コーデック	AAC,SBC,LDAC
サイズ	横65mm × 高さ48mm × 奥行き25mm (充電ケース)
重さ	49g(充電ケース、イヤフォン込み)
防水規格	IPX4
機能	アクティブノイズキャンセリング、外音取り込み
バッテリー	500mAh(充電ケース)、35mAh(イヤフォン)
最大再生時間(イヤフォン)	約8時間(ANC OFF)、約4時間(ANC ON,LDACコーデックの場合)
最大再生時間(ケース)	約52時間(ANC OFF)
充電端子	USB TypeC

SOUNDPEATS Capsule3 Proの特徴としては、ハイレゾやノイズアクティブキャセリングに対応したProモデルの、うどん型完全ワイヤレスイヤフォンという点。

SOUNDPEATS Capsule3 Proの開封

まずは、SOUNDPEATS Capsule3 Proの開封を行なっていきます。

箱を開封するとSOUNDPEATS専用アプリのダウンロードについての説明書が入っております。

ウレタンを1枚外すと、イヤフォンの充電ケースがしっかりと梱包された状態で入っておりました。

同梱物の確認

SOUNDPEATS Capsule3 Proの同梱物については、以下のとおりです。

同梱物

SOUNDPEATS Capsule3 Pro本体
USB TypeA-C充電ケーブル
イヤーピース
取扱説明書

以下、同梱物について詳しく見ていきます。

日本語で記載された説明書

同梱されている説明書ですが、しっかりと日本語で記載されたものとなっており、Bluetoothの接続やイヤフォンの使用方法など、詳しい内容が記載されていました。

イヤフォンの細かい操作方法については、後ほど紹介するよ。

同梱されている充電ケーブルは短め

同梱されたUSB充電ケーブルはUSB TypeA-Cのタイプとなっており、20cm程度の短いケーブルとなっていました。

充電場所によっては届かない可能性があるため注意が必要かもしれません。

イヤーピースは3種類

SOUNDPEATS Capsule3 Proに同梱されているイヤーピースですが、S・M・Lの3種類となっており、開封時に元からついているのがMサイズとなります。

イヤーピース素材はゴム素材となっており、一般的に出回っている一番定番のタイプとなっております。

SOUNDPEATS Capsule3 Proの外観

SOUNDPEATS Capsule3 Proの外観をチェックしていきたいと思います。

充電ケースの外観

充電ケースの表面

充電ケースの裏面

イヤフォンの充電ケースですが、表面はツルツルとした肌触りのいい作りとなっており、卵のようなシンプルで丸いデザインのケースとなっています。

指紋などの油がつきにくい素材となっているため、非常に使いやすい充電ケースだと思いました。

充電端子はUSB TypeC

底面に充電端子

SOUNDPEATS Capsule3 Proは充電端子がUSB TypeCとなっており、底面に端子が用意されていました。

SOUNDPEATS Capsule3 ProはQiなどのワイヤレス充電には対応していない点が注意点ですね。

充電時のイヤフォン収納

イヤフォンが外向きに収納されている

SOUNDPEATS Capsule3 Proのイヤフォンですが、上記のように外向きに収納がされています。

そのためイヤフォンを使用する際や使用後の収納する際はイヤフォンをくるっと反対向きに回す必要があります。

どういうことだろう？よくわからないな。

以下、画像で詳しくお伝えします。

ケースからイヤフォンを取り出したら、

くるっと回して使用する必要があります。

イヤフォンは耳の向きと反対に向いて収納されているため、取り出す際や収納する際はイヤフォンをくるっと横向きにひっくり返す必要があるため、一手間必要になります。

この一手間が結構ストレスで、イヤフォンを落としたりする可能性があるため注意が必要です。

このひっくり返す作業は結構手間で、イヤフォンを落とす可能性が高まるね。

充電ケースは少し安いっぽい作り

内部は安っぽいプラスティック素材

SOUNDPEATS Capsule3 Proの充電ケースですが、イヤフォンを取り出す箇所の素材がプラスティックとなっております。

普段人に見られる箇所ではない部分ではありますが、イヤフォンを取り出す際や収納する際に目に入るため、筆者としては少し気になるデザインですね。

イヤフォン本体の外観

イヤフォン本体ですが、購入時は青のビニールテープが貼られており、充電がされないような仕組みとなっております。

使用されている絶縁テープを剥がしていきます。

イヤフォン単体で見てみると、ゴールドとブラックの非常に高級感のあるカラーとなっており、すごく格好いいデザインに仕上がっていました。

SOUND PEATSのロゴも控えめで、非常に高級感のあるデザインです。

ノイズキャンセリング機能搭載

SOUNDPEATS Capsule3 Proはノイズキャンセリングモードが搭載されており、左右のイヤフォンにそれぞれ2個ずつマイクが用意され、周囲の音を取り込んでノイズを除去することが可能です。

後ほど詳しくお伝えしますが、ノイズキャンセリング機能は1万円以下のイヤフォンにしては十分使えるレベルでした。

SOUNDPEATS Capsule3 Proの装着感

SOUNDPEATS Capsule3 Proの装着感についてお伝えします。

うどんタイプは装着がしやすい

SOUNDPEATS Capsule3 Proですが下に伸びたデザインのうどんタイプであるため、装着する際に持つ箇所が多く耳に入れやすいですね。

SOUNDPEATS MiNi Pro HS

以前レビューしたSOUNDPEATS MiNi Pro HSは耳栓タイプとなっているため見た目のデザインは非常にスッキリとしていいのですが、持つ部分が少なく落としそうになる場面がいくつかありました。

うどんタイプはつまみやすい

その点SOUNDPEATS Capsule3 Proは手で掴める部分が多いため、イヤフォンを装着したり収納しやすいメリットがあるなと感じました。

SOUNDPEATS Capsule3 Proのタップ操作

SOUNDPEATS Capsule3 Proのタップ操作については、以下のとおりです。

電源オン	自動操作：イヤホンを充電ケースから取り出します手動操作：イヤホンのタッチボタンを1.5秒ロングタップします
電源オフ	自動操作：イヤホンを充電ケースに戻します手動操作：イヤホンのタッチボタンを10秒ロングタップします
再生・一時停止	手動操作：イヤホンのタッチボタンを素早く2回タップします
音量を上げる	右側のイヤホンのタッチボタンを1回タップします
音量を下げる	左側のイヤホンのタッチボタンを1回タップします
次の曲	右側のイヤホンのタッチボタンを1.5秒ロングタップします
電話を受ける/切る	イヤホンのタッチボタンを素早く2回タップします
着信拒否	着信中、イヤホンのタッチボタンを1.5秒ロングタップします
通話切替	通話中、イヤホンのタッチボタンを2秒ロングタップします
ぺアリングモードへ変更	充電ケースのボタンを3秒ロングタップします
Siri・Googleを起動	右側のイヤホンのタッチボタンを素早く3回タップします
ゲームモードを有効・停止	左側のイヤホンのタッチボタンを素早く3回タップします
ノーマル、ANC、外音取り込みモードの切り替え	左側のイヤホンのタッチボタンを1.5秒ロングタップします

覚えてしまえば使いやすい

SOUNDPEATS Capsule3 Proの操作方法ですが、一度慣れてしまえば特に気にせず使用できると思います。

SOUNDPEATS MiNi Pro HSのペアリング方法

SOUNDPEATS MiNi Pro HSのペアリング方法についてお伝えします。

充電ケースにイヤフォンを収納

まずはSOUNDPEATS Capsule3 Proのイヤフォンの絶縁テープを剥がし、充電ケースに戻します。

充電ケースのボタンを長押しでペアリングモード

充電端子の隣にあるボタンを長押し

充電ケースの蓋を開いた状態から充電ケースの底面にあるボタンを長押するとペアリングモードに切り替わります。

スマホアプリからBluetoothの設定

Bluetooth画面からSOUNDPEATS Capsule3 Proを選択

ペアリングモードなったらスマホの設定画面からBluetoothの項目を開きます。

すると「その他のデバイス」という項目に「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」が表示されていると思いますので、タップすればペアリング完了です。

SOUNDPEATSアプリの操作方法

SOUNDPEATS Capsule3 ProをはじめとしたSOUNDPEATSのイヤフォンには、細かい設定を行うことのできる専用アプリが無料で提供されています。

アプリからできること

イヤフォンのバッテリー残量の確認
イヤフォンの音質変更（EQ操作）
ノイズキャンセリングや外音取り込み機能の変更

イヤフォン本体ではなくアプリからでも設定を変更することが可能で、イヤフォンの音質を変更したりノイズキャンセリングや外音取り込みモードの変更を簡単に行うことができます。

アプリをダウンロードしインストール

アプリを検索しダウンロード

SOUNDPEATSのアプリのダウンロード方法についてお伝えします。

まずAppStoreやGooglePlayの検索画面から「SOUNDPEATS」と入力し、アプリをダウンロードしてインストールを行います。

SOUNDPEATS

開発元:yong yang

無料

posted withアプリーチ

イコライジング(EQ)が可能

アプリ上からイヤフォンのイコライザー（EQ）を設定変更することが可能です。

9種類のプリセットも用意

プリセットも用意されている

SOUNDPEATSアプリには9種類のプリセットが用意されており、自分の好みに合わせて音質を選択することが可能です。

初期のプリセットが一番良かった

アプリ上から好みの音質に簡単に変更が可能ではありますが、いろいろ試した結果初期に設定されているプリセット（SOUNDPEATSクラシック）が1番音が良かったですね。

調整は可能ではあるものの、思ったよりもEQの具合が弱く、あまり狙い通りの音質に変更することができなかったな。

アプリ上から機能の変更が可能

機能の変更が可能

SOUNDPEATSのイヤフォン本体を操作せず、アプリ上からイヤフォンの機能モードを変更することができます。

アプリの中段にあるANCモード通常モード、外音取り込みモードをそれぞれタップすればすぐにイヤフォンの機能を変更することができました。

イヤフォン本体だと左のイヤフォンを1.5秒間長押しする必要があったけど、アプリから変更する方が直感的で簡単でした。

SOUNDPEATS Capsule3 Proを使用した感想

SOUNDPEATS Capsule3 Proを1週間ほど実際に使用した感想について、お伝えします。

音質は非常にいい

12mmバイオセルロース製ダイナミックドライバー

SOUNDPEATS Capsule3 Proですが、1万円以下で購入できるワイヤレスイヤフォンとは思えないほど、音質のいいイヤフォンとなっていました。

SOUNDPEATS MiNi Pro HSを以前レビューした時にもお伝えしたのですが、Appleの3万円ほどするAirPods Proと比較しても遜色ないほど音に力強さがあり、クセの少ない聞きやすい音質だなと感じました。

電車内での使用も問題なし

通勤中の電車内でSOUNDPEATS Capsule3 Proを使用してみたのですが、電車内の低音ノイズをしっかりとカットし、再生する音をしっかりと聞くことができました。

ノイズキャンセリング機能は十分に機能しており、周りの会話する音やノイズなどを軽減することができ、電車内でも音楽やYouTubeなどの動画視聴でも、問題なく使用することができました。

外音取り込み機能は少し違和感

SOUNDPEATS Capsule3 Proの外音取り込み機能ですが、イヤフォンをしたまま外の音を聞くことができるものの、外の音がこもって聞こえる（つまり音質があまりよくない）ため、あまり便利な機能ではないかなと感じました。

外の音を聞きたい時はその時だけイヤフォンを外すか、イヤフォンの再生音をOFFにするなど、外音取り込み機能を使用しない方法で使用する方がいいかもしれないです。

風の音はかなり入ってくる

製品ページでは風の音を大幅に軽減できると書かれているものの、実際に使用した際の風の強い日などはボコボコといった風の音をかなり感じました。

試しにイヤフォンを装着して自転車に乗ってみたところ、再生されている音を聞き取れないくらいのノイズは感じたため、風の強い日は通常モードで運用するなど、対策が必要かもしれません。

AirPods Proだとノイズキャンセリングモード中でも風の音はかなり軽減されているため、この辺りは価格と性能の差かも。

電池がほとんど減らない

SOUNDPEATS Capsule3 Proを使用して感じたことの1つに、電池持ちがいい点が挙げられるかと思います。

SOUNDPEATS Capsule3 Proは最大で8時間のバッテリー持ちが可能となっており、実際に使用していてもイヤフォンが使用できなくなることは全くありませんでした。

毎日使用しても充電ケースだけで52時間バッテリーが持つため、1週間に1度程度の充電で十分使用することができるのはメリットですね。

まとめ：文句なしにコスパは高い

以上、SOUNDPEATS Capsule3 Proのレビューについてお伝えしました。

今回お伝えした内容を再度まとめていきます。

SOUNDPEATS Capsule3 Proのおすすめな点

SOUNDPEATS Capsule3 Proのおすすめな点については、以下のとおりです。

ココがおすすめ

音のイコライジングが可能
原音に寄せたフラットで聞きやすい音質
音に厚みがあって音楽を十分楽しめる
ノイズキャンセリングがしっかりと機能している点
販売価格が1万円を切っているコスパの良さ
うどん型のためケースから取り出しやすい

SOUNDPEATS Capsule3 Proですが1万円アンダーのイヤフォンであるにも関わらず、AirPods Proと比較しても遜色ない音質を再生していた点は、非常に好印象を受けました。

音にはかなりこだわって制作されているようで、「所詮1万円以下のイヤフォンでしょ」と思っているとかなり驚くのではないかと思います。

SOUNDPEATS Capsule3 Proの注意点

SOUNDPEATS Capsule3 Proの注意点については、以下のとおりです。

ココに注意

充電ケースは安っぽい
外音取り込み機能は弱め
充電ケースはQi充電に対応していない
充電ケース内のイヤフォンが逆向きのため、収納時や使用時に落下する可能あり

SOUNDPEATS Capsule3 Proの注意点ですが、1万円アンダーの製品であるため様々な箇所でコストを抑える工夫がなされています。

充電ケースのイヤフォンの向きが使用時と反対を向いているため、毎回イヤフォンをひっくり返して使用する必要がある点が手間に感じました。

SOUNDPEATS Capsule3 Proがおすすめの方

SOUNDPEATS Capsule3 Proがおすすめの方にについては、以下のとおりです。

おすすめの方

人と被らないイヤフォンを探している方
音質のいいワイヤレスイヤフォンをお探しの方
予算を1万円以下に抑えたいが妥協はしたくないという方
ノイズキャンセリングを利用されたい方
うどん型でも特にデザインは気にならないという方

SOUNDPEATS Capsule3 Proですが、音質やデザイン性の高さなど、1万円以下のイヤフォンとしては非常におすすめな製品だと感じました。

Ankerなどからも価格を抑えたコスパの高いワイヤレスイヤフォンが販売されていますが、人と少し違った個性的なイヤフォンが欲しいという方にとって非常に面白い選択肢になるのではないでしょうか。