Majestouch Convertible 2はこんな感じ
- 赤、茶、青、黒軸の選択が可能
- テンキーのありなしを選べる
- 日本語キーとUSキーの選択が可能
- 有線だけでなく、Bluetooth3.0での無線接続も可能
- これだけの機能がありながら価格は1万円台

もくじ
- 【FILCOメカニカルキーボード】Majestouch Convertible 2の実機レビュー
- FILCOとは
- Majestouch Convertible 2のスペックについて
- Majestouch Convertible 2を開封
- Majestouch Convertible 2と付属品について
- Majestouch Convertible 2のサイズについて
- Majestouch Convertible 2のキーについて
- Majestouch Convertible 2の横について
- Majestouch Convertible 2はUSB(有線)接続、Bluetooth(無線)接続に対応
- Majestouch Convertible 2の裏面について
- Majestouch Convertible 2の打鍵感は控えめに言って最高
- Fnと各キー同時押しで、音量調整や動画の再生・停止が可能
- Majestouch Convertible 2のBluetooth接続による不具合は、とくになし
- Majestouch Convertible 2は自動でスリープモードに
- まとめ:非常に満足度の高い高級キーボード
- 良い点
- 微妙だった点
【FILCOメカニカルキーボード】Majestouch Convertible 2の実機レビュー
今回はFILCOから販売されている高級メカニカルキーボード、Majestouch Convertible 2のテンキーレスモデルを購入したのでそのレビューを行っていきます。
このキーボードの大きな特徴は以下のとおりです。
- 高級感のあるデザインと質感
- USB有線・Bluetooth無線接続の両方に対応
- 打鍵感や配列、印字などの細かい選択肢が多くてこだわれる
- これだけの機能が詰まっていながら価格は1万円台
では細かく見ていきましょう。
FILCOとは
FILCOは日本のメーカーで、主に製造を台湾で行っているキーボードメーカーになります。
1万円を越えるような高級キーボードを多く製造していますが、東プレのリアルフォースなどの2~3万円の超高級キーボードと比較すると、ちょっと良いキーボードを使いたいという方には丁度いいメーカーであると思います。

FILCOのホームページは以下からご覧いただけますので、参考までに。
Majestouch Convertible 2のスペックについて
今回購入したMajestouch Convertible 2のスペックについては、以下のとおりです。
項目 | 内容 |
かな印刷 | あり |
キーピッチ/キーストローク | 19mm/4 ±0.5mm |
本体寸法 (W×D×H) | 幅359×奥行137×高さ38.5mm (スタンド使用時49.5mm) |
本体質量 | 約980g |
インターフェース | USB/Bluetooth (Bluetooth ver3.0 Class2 HIDプロファイル準拠) |
付属品 | USBケーブル(1.8m) 試供用単三乾電池 2本 交換用キーキャップ キー引抜工具 FILCO KeyPuller 取扱説明書 兼 保証書 |
LED点灯について | USB接続時はNumLockオン:青LED点灯 CapsLockオン:赤LED点灯 Bluetooth接続時は電池駆動中・USB給電中ともに、NumLockおよびCapsLockが有効でもキーボード本体には表示されない。 |
USBケーブル | 取り外し可能 |
電池 | 単3乾電池2本 |
発売日 | 2016/9/16 |
FILCOで選択できるキーボードの内容について
FILCOでは好みや用途に合わせて、さまざまなキーボードが販売されています。
選択できる内容については、以下のとおりです。
カテゴリ | 内容 |
インターフェイス | USB Bluetooth USB・Bluetooth両方 |
サイズ | フルサイズ テンキーレス コンパクト |
キースイッチ | CHERRY MX茶軸 CHERRY MX黒軸 CHERRY MX青軸 CHERRY MX赤軸 など |
配列 | 日本語配列・かなあり 日本語配列・かななし 英語配列 |
印字位置 | キー上面印字 キー全面印字 無刻印 |
これだけたくさんの設定の中から、自分好みのものをチョイスしていくことが可能です。

Majestouch Convertible 2を開封
今回筆者は、以下のキーボードを購入しました。
購入したモデル
- 型番はFKBC91M/JB2
- テンキーレス
- CHERRY MX茶軸
- 日本語配列かな91
- USB有線・Bluetooth無線の両方に対応
日本語かな、茶軸、テンキーレスの比較的オーソドックスなモデルで、有線と無線両方に対応したものを購入しました。

箱の裏側はこんな感じです。
FILCOは日本メーカーであるため、簡単な説明書きもすべて日本語で記載してあるので分かりやすいです。
箱の側面には、今回購入した商品の詳細が記載されていました。
細かい違いがたくさんあるキーボードメーカーであるため、こういった工夫がされているのだと思います。
開封したところはこんな感じでした。
まずは付属品についてみていきましょう。
Majestouch Convertible 2と付属品について
Majestouch Convertible 2と付属品については、以下のとおりです。
同封されている内容
- Majestouch Convertible 2本体
- キーボード用カバー(プラスチックカバー)
- USB Type-A、microUSBケーブル
- 単三電池2本
- 取扱説明書
- キープーラー
- 交換用キーキャップ
以下で、詳しく見ていきます。
ケーブルについて
FILCOと書かれたオシャレなUSB Type-A、microUSBケーブルになります。
ケーブルについて
- USB Type-A、microUSBケーブル
- 長さは180cm

キープーラーとキーキャップについて
FILCOと書かれたオシャレなキープーラーと、4つのキーキャップが付属していました。
キーキャップの内容について
- キーボード左下の「Ctrl」キーと「CapsLock」キーを入れ替えるための、それぞれのキー
- キーボード右下の「Fn」キーと「Alt」キーを入れ替えるための、それぞれのキー

これらのキーを使用するには、キーボードの裏面にあるDIPスイッチを切り替えて使用することが可能です。
DIPスイッチについて
DIP No. | 91日本語配列の場合 |
スイッチ1 | Windowsキーとアプリケーションキーをロックし、無効にする |
スイッチ2 | CapsLockキーと左Ctrlキーを入れ替える |
スイッチ3 | Escキーと半角/全角キーを入れ替える |
スイッチ4 | FnキーとAltキー(側面アプリケーションキー)と入れ替え、 アプリケーションキー(側面Altキー)とFnキーを入れ替える |
上記のように、DIPスイッチとキーキャップを使用して、キーの配列を好みの形に入れ替えることが可能です。
単三電池について
Majestouch Convertible 2はBluetoothによる無線接続を行う際、電池で駆動させる必要があります。
キーボード裏面に単3電池2本を入れるところがあり、そこに電池を入れて使用します。
Majestouch Convertible 2のサイズについて
ではMajestouch Convertible 2のサイズについてお伝えします。
今回はテンキーレスモデルのため、横幅がフルサイズのものよりも小さくなっているのが特徴です。
サイズについて
- 横幅:358mm
- 縦幅:135mm
- 高さ:38mm(キートップの位置まで)
テンキーレスモデルの良いところは、キーボードからマウスまでのストロークが短くて済むのがメリットですね。
フルサイズキーボードの場合だと、ホームポジションからマウスまで右手を伸ばすのにひと手間かかってしまうのがデメリットですが、テンキーレスの場合はマウスへのアクセスを素早く行うことが出来ます。

ポイント
普段テンキーをあまり使用しない方は、テンキーレスモデルのキーボードを検討するのがおすすめ
Majestouch Convertible 2のキーについて
写真でうまく伝わるかどうか分かりませんが、よく見てみるとすごくしっかりとした作りとなっています。
高級感のある作りで少しずっしりとした重さもあり、愛着の湧くキーボードだと感じました。
Majestouch Convertible 2の横について
横から見た状態はこんな感じです。
キーの手前から上の方に向けて、台がだんだん高くなっているのがわかるかと思います。
では一般的なキーボードはどのようになっているかについて、以下の画像を見ていただけますでしょうか。
上記のように、下から上へかけてフラットな形になっているのが一般的なキーボードになります。
このように、Majestouch Convertible 2は手前のキーも上部に位置しているキーも、非常に打ちやすい設計になっていることが分かってもらえるかと思います。

Majestouch Convertible 2はUSB(有線)接続、Bluetooth(無線)接続に対応
Majestouch Convertible 2の大きな特徴のひとつとして、有線接続とBluetoothのでの無線接続の両方に対応しています。
接続について
- 付属のUSB Type-A、micro USBケーブルによる有線接続が可能
- USBケーブルは着脱が可能
- Bluetooth(3.0)での無線接続にも対応し、4台のPC・デバイスとペアリングが可能

他メーカーの商品と比較してみたときに、無線接続に対応したメカニカルキーボードはあってもテンキーレスの無線接続キーボードは非常に数が少ないです。
販売されていたとしても価格が2~3万円台のロジクールゲーミングキーボードくらいになってしまうので、手頃な値段で購入できるMajestouch Convertible 2の方が良いのではと考えました。
Majestouch Convertible 2の裏面について
Majestouch Convertible 2の裏面はこんな感じです。
裏面について
- DIPスイッチ
- 四隅の滑り止め用ゴム
- 無線接続用の電池スペース
- 1段階高さを上げる調整用の足
滑り止めのゴムが四隅に付いていることに驚きました。
これにより打鍵中にキーボードが動いてしまうことはまず無いですね。
Majestouch Convertible 2の打鍵感は控えめに言って最高
Majestouch Convertible 2の打鍵感についてですが、めちゃくちゃ心地いいですね。
- 打った時の感触が気持ちいい
- カタカタという音が心地いい
- キーの入力が楽しくなる
いままでノートパソコンやメンブレンののキーボードしか触ったことがありませんでしたが、この感覚は病みつきになりそうです。
メカニカルキーボードの打った感じがとても快適で、文字を打つのが楽しくなりましたし疲労も軽減されているような気がします。


Cherry MXの軸について
今回は茶軸を購入してみたのですが、正解だったかもしれないです。
夜中の作業だとキーボードの打鍵音が少し気になりますが、非常に快適な打鍵感となっています。
日中の作業であればあまり気になること無く作業することが出来ているので、まずまずといった感じですね。

Fnと各キー同時押しで、音量調整や動画の再生・停止が可能
Fnキーと各キーの同時押しをすれば、音量の設定や動画の再生・停止などの操作が可能です。
これが結構便利で、マウスで音量の調整やノートパソコン本体の音量ボタンを押しに行かなくても、キーボード側から操作できるのは楽でいいですね。

Majestouch Convertible 2のBluetooth接続による不具合は、とくになし


Majestouch Convertible 2を使用し始めてまだ1週間程度ではありますが、いまのところBluetooth接続による不具合は出ていません。
筆者が使用しているキーボードの環境は以下のとおりです。
キーボードの使用環境
- 自宅の鉄筋マンションのリビングで使用中
- 電子レンジや冷蔵庫、テレビなどが近くにある
- 使用しているPCはLenovoのFlex550(Bluetooth4.0対応)
- 無線LANを使用しており、802.11acで使用中
上記のような環境は、ほとんどの方と近い環境ではないでしょうか。
筆者はゲームなどはやらないのでその辺りの操作性については分かりませんが、ネットやメール、ブログなどの普段遣い程度であれば、ほとんどの方は問題なく使用していただけると考えています。
Majestouch Convertible 2は自動でスリープモードに
Majestouch Convertible 2の無線接続をしていると、長時間キーを使用しないと勝手にスリープモードに入ってくれるのがいいですね。
無駄に電力を消費することもありませんし、スリープからの起動もキーを押せば2,3秒ほどの短い時間で復帰するので、ストレスなく使用することができました。
まとめ:非常に満足度の高い高級キーボード
以上がMajestouch Convertible 2のレビューになります。
高級キーボードであるため決して安い買い物ではありませんでしたが、非常に満足度の高い、良い買い物をすることができたと思います。

良い点
Majestouch Convertible 2の良い点は、以下のとおりです。
ゲーミングキーボードでは無いところ
世の中は良いキーボード=ゲーミングキーボードという流れがあり、色がチャカチャカした派手なキーボードで溢れかえっています。
筆者は普段全くゲームをしない人なので、そんなゲーミングキーボードは興味がありませんし、むしろちょっと嫌です。
Majestouch Convertible 2はNotゲーミングキーボードとなっており、変な設定やキーがチャカチャカ光るということもありませんので、安心して購入することができました。
そういう普段遣いのちょっと良いキーボードを購入したいという方にとって、Majestouch Convertible 2はちょうどいいキーボードであるような気がします。
有線だけでなくBluetoothによる無線接続も可能
人によっては有線接続をしたい方、無線接続をしたい方いろいろいるかと思いますが、筆者のように無線接続をしたいという方にとってMajestouch Convertible 2はピッタリでした。
机の上のケーブルを少なくすることもできるので、非常にすっきりとした状態で作業を行うことができると効率も上がって捗ると思います。
Majestouch Convertible 2は選択肢が豊富
FILCOのMajestouch Convertible 2は選択しが非常に豊富となっており、細かい好みや用途に合わせてキーボードを購入できる点もいいですね。
Majestouch Convertible 2
- 赤、茶、青、黒軸の選択が可能
- テンキーのありなしを選べる
- 日本語キーとUSキーの選択が可能
- 有線だけでなくBluetoothにも対応
選択肢が多いと迷ってしまうのもありますが、普段PC作業の多い方はこだわりの多い方も多いと思うので、自分にピッタリのものを選ぶことができると思います。
微妙だった点
ほとんどないのですがひとつだけ、Majestouch Convertible 2の微妙だった点をお伝えしておきます。
Bluetoothのペアリング接続がややこしい
キーボードとPCのBluetooth接続の設定が非常にややこしいです。
最近だと取扱説明書などを確認しなくてもペアリングできる機種がほとんどですが、このMajestouch Convertible 2は特殊な設定方法となっているため、ひと手間かかります。
Windows10だと「設定」からペアリングするのではなく、「コントロールパネル」から設定していくことをおすすめします。
説明書を見ながらじゃないと設定ができない方が大半かと思います。
2016年に販売された、ちょっと古い製品であるためこの辺りは仕方ないのかなとも思いますが、もう少し簡単な方法でペアリングであったら良かったですね。
Majestouch Convertible 2のBluetooth接続について詳しく知りたい方は、別の記事にまとめてありますので参考にしてみてください。
-
【Windows10】FILCOのMajestouch Convertible 2【ペアリング方法について】
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筆者が購入したテンキーレス、日本語配列、茶軸のBluetoothタイプはこちらから。
英語配列だとこちらから。
テンキー有りのフルサイズはこちらから。