こんな方におすすめ
- 安価なモニターイヤホンを購入したい方
- 最近よく聞くKZの商品を試してみたい方
- アリエクスプスで商品を購入してみたい方
-
Aliexpress(アリエクスプレス)での商品購入方法について
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中華メーカーKZのイヤホン、ZS10
KZ ZS10は中国で生産されているイヤホンで、クオリティが高いにも関わらず非常に安価なモニターイヤホンとなっています。
現在中華製のイヤホンはAmazonやAliexpressなどのサイトで当たり前に購入できるようになっており、大手のオーディオメーカーと同じスペックを持ちながら価格がめちゃくちゃ安い、高コスパイヤホンを大量に生産しております。
今回はそんな中国メーカーKZが販売するイヤホン、ZS10についての魅力をお伝えしていきたいと思います。
KZってどういうメーカー?
まずは中国のイヤホンメーカー、KZについて説明します。
中国のメーカー
KZは、Knowledge Zenithというブランドの略称(知識の天頂)
拠点は深セン
2010年に設立
30人程度の従業員が所属
主な業務内容は、ヘッドホンやイヤホンの開発
Aliexpressなどの中国市場だけでなく、Amazonなどのネットショッピングを通じて世界中に販売
ウィキペディアより引用:KZ(イヤホン)
KZは中国の深センを拠点としている格安イヤホンメーカーで、設立からまだ10年ほどしか経っていないにも関わらず非常に質の高い商品を制作しております。
今回紹介するZS10以外にも多くの有線イヤホンやbluetoothのイヤホンなど、非常に多くの商品を制作しております。
KZ ZS10について
KZを代表するイヤホン、ZS10を紹介していきます。まずはZS10の特徴についてお伝えします。
- モニターイヤホン
- 4BA+1DD
- カナル型イヤホン
- いわゆるシュアー掛け
- 材質はプラスチック
- 高音に癖がある
- リケーブルが可能
- 価格帯が5000円程度と非常に安い
以下、詳しく見ていきます。
ZS10はモニター向けのイヤホン
KZ ZS10は音楽制作を目的としたモニターイヤホンとなっています。
モニターイヤホンとは
低音、中音、高音までの音を原音そのままに(フラットに)再生することを目的としたイヤホンのこと。
音楽制作やライブなどの音を制作する現場で使用されるイヤホンであるため原音に忠実な再現を目的としている。
モニターイヤホン(ヘッドホン)は音楽制作の現場でよく利用されており、「今作っている音の低音が出すぎていないか?」や「狙った通りの音が表現できているか?」といったことを確認する目的で使用されます。
モニターイヤホンは音楽制作を行う目的となっているため、なるべく特徴(クセ)のない音質である必要があります。低い音から高い音まで幅広い音質をそのまま再現することが必要とされるのが、モニターイヤホンの特徴です。
ZS10は4BA(バランスドアーマチュア)+1DD(ダイナミックドライバー)
ZS10は格安イヤホンにも関わらず、4つのBA(バランスドア―アマチュア)、1DD(ダイナミックドライバー)を搭載しております。低音、中音、高音それぞれの音を出すための役割を分けることができるので、音域に関わらずクリアな音を表現することができる仕組みとなっています。
イヤホンの音の再生については、ざっくりとスピーカーと同じ構造です。低音はウーファーから、高音はトゥイーターからという風に、それぞれ役割を分けて再生することで解像度の高い音を鳴らすことができます。
一般的な安物イヤホンは、低域~高域までをひとつのドライバーで再生しておりますが、KZのZS10はそうではありません。
ZS10は格安なイヤホンであるにも関わらず、高価格帯のイヤホンと同様に低音、中音、高音の再生を行うためのドライバーをそれぞれ搭載しております。
そのためひとつひとつのドライバーで解像度の高いクリアな音を出すことができるのです。
低音~中音~高音の音の繋がりについても非常に違和感なく表現できており、高いコストパフォーマンスの商品に仕上がっているのです。
ZS10はカナル型イヤホン
ZS10はカナル型イヤホンとなっており、筐体の先にイヤーピースをつけて使用するタイプのイヤホンになります。
上記のようなイヤーピースを使用することで外音を遮断することで、再生音にしっかりと集中することができます。
ZS10のイマイチな点
ZS10のイマイチな点は以下のとおりです。
ZS10のイマイチな点
イヤホンの先端部分に引っかかりが付いていないため、イヤーピースが非常に外れやすくなっている
ZS10の先端は引っかかりがなくフラットに制作されているため、イヤーピースがすぐにポロポロと外れてしまいます。気づいたときにはもうイヤーピースがどこかに行ってしまい、気をつけていないとすぐに無くしてしまいます。
ZS10はシュアー掛け
ZS10は上記画像のようにシュアー掛けを採用しております。これはライブなどのアーティストが使用するイヤホンモニターでよく見かける作りで、ダンスや動きの激しいパフォーマンスを行ってもイヤホンが外れないように耳にかけて使用しています。
シュアー掛けの実際の使用感については、上記写真のような感じですね。普段遣いではあまり役に立つ機会は少ないと思いますが、シュアー掛け=(イコール)モニターイヤホンというくらいよく見かけるようになりました。
シュアーがけのデメリット
シュアー掛けのデメリットについては、以下のとおりです。
ココがダメ
- ケーブルがからまりやすい
シュアー掛けの難点をひとつ上げるとするならば、耳にかける部分のケーブルが耳に沿う形となっているため、イヤホンケースなどから取り出した時に絡まってしまいやすいですね。毎回ケーブルをほどくのにイライラしながら使用することになるのでしまう際は丁寧に梱包する必要があります。
ZS10の材質はプラスチック
ZS10はプラスチック素材で作られているため、少し安っぽい作りになっています。格安イヤホンである以上、この辺りは仕方ないですね。
中の構造が見える透明な筐体となっており、イヤホンの作りがよくわかって面白いです。
ZS10は若干高音に癖がある
周波数表を見ていただけるとわかりますが、2K~3KHz辺りの周波数が持ち上がっています。
恐らくですが、ボーカルの声が立つような工夫としてこのような仕様となっていると思うのですが、これにより再生する機材によっては高音が痛い感じがすることがあります。
筆者はよくYAMAHAのDM1000という業務用のミキサーを使用するのですが、DM1000をヘッドホンでモニターしたときに高音がカリっとするような感じがあり、原音がわかりにくく感じる時があります。
ZS10は全体的にフラットに作られているとは思いますが、この高音部のクセが個人的には少し気になりますね。今では慣れてしまっている部分もあるので、あまり気にならないことが多いですが、慣れるまでちょっと時間がかかるかもしれないです。
ZS10は価格帯が5000円程度と非常に安い
ZS10は5000円程度での購入が可能となっており、非常に安いイヤホンと言えると思います。これだけの機能を持ち合わせて、いったいどれくらいの利益が出ているのか不思議ですね。
価格帯を比較するために、一般的なモニターイヤホンと比べてみました。
メーカー | 商品 | Amazon価格 |
KZ | ZS10 | 5,000円 |
SHURE | SE215 | 13,000円 |
SENNHEISER | IE 40 PRO | 12,000円 |
SONY | MDR-EX800ST | 20,000円 |
こうして比較すると、KZ ZS10はモニターイヤホンとして非常に価格が安いことがわかりますね。
ZS10はリケーブルが可能
ZS10はリケーブルが可能となっています。同じKZから発売されている質の高いケーブルに交換することで、音質が変化して音の解像度が上がるとのことです。
長い期間使用しているとケーブルの半断や断線というのはどうしても起こってしまいます。イヤホンケーブルを交換することで、たとえ断線してしまってもそのままイヤホンを続けて使うことができます。
交換するためのケーブルも2000円程度での購入が可能となっており、非常に高級感のあるイヤホンになるのはいいですね。
ZS10のプラグ形状について
ケーブルのプラグはL字となっています。この方が断線のリスクを減らす事ができるので良いですね。
プラグにKZのロゴが入っています。こういう細かいところが、非常にかっこいいですね。
まとめ:ZS10はコスパの高いイヤホン
以上、中華メーカーKZのイヤホンZS10について、でした。今回の記事でお伝えしたことを再度まとめます。
- モニターイヤホン
- 4BA+1DD
- カナル型イヤホン
- いわゆるシュアー掛け
- 材質はプラスチック
- 高音に癖がある
- リケーブルが可能
- 価格帯が5000円程度と非常に安い
以下に商品の購入ページを貼っておきますので、気になった方はチェックしてみてくださいね。
また国内サイトで購入するよりも中国の楽天市場、Aliexpress(アリエクスプレス)で購入すれば、配送時間はかかりますが非常に安い値段での購入が可能となっています。
以下からAliexpressのサイトに飛ぶことができますので、こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。