Majestouch Convertible 2はこんな感じ
- 赤、茶、青、黒軸の選択が可能
- テンキーのありなしを選べる
- 日本語キーとUSキーの選択が可能
- 有線だけでなく、Bluetooth3.0での無線接続も可能
- 価格が税込みで12,670円
Majestouch Convertible 2の実機レビュー記事は、こちらから。
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【レビュー】FILCOメカニカルキーボード【Majestouch Convertible 2】
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FILCOのメカニカルキーボードMajestouch Convertible 2について
今回は外付けのメカニカルキーボード、FILCOのMajestouch Convertible 2を購入した理由という記事になります。
はてな
- なぜ外付けキーボードを購入したのか?
- なぜFILCOのMajestouchなのか?
- 他メーカーとの比較は?
上記の理由について、以下で説明していきます。
コンパクトで無難なキーボードが欲しかった
こちらが筆者の現在のデスクになります。
ご覧いただくと分かるかもしれませんが、机のスペースが横50cmほどしかありません。
そのため、フルサイズのキーボードを置くとどうやってもマウスが置けなくなってしまいます。
現在は、せまい範囲で使用できるコンパクトサイズのキーボード、ロジクールの無線キーボードK360rを使用しています。
K360rはテンキーが付いているにもかかわらず、横幅が38cm程度の小さなキーボードとなっており、Unifyng(ロジクール社独自の2.4GHz無線)にも対応しています。
そのためUnyfing対応のマウスを併用すれば、USBポートがひとつで済むので非常に便利です。
またコンパクトキーボードでありながら音量の調整や動画の再生ボタンが別で用意されているため、すぐに調整することができるのはすごく良い点ですね。
K360rの良くないところ
- キー同士が離れているため、押しづらい
- キーストロークが3mmと浅い
- コンパクトな設計となっているため、打ち間違いが多い
上記の理由から、次に購入するキーボードは以下を重視したいと考えていました。
キーボードに求める条件
- テンキーレスであること
- うち心地の良いキーであること
- キーの配置に特徴がないものであること
希望に叶うキーボードはいくつかあったのですが、その中でもFILCOのMajestouch Convertible 2を選んだ理由についてお伝えしていきます。
FILCOのキーボードについて
FILCOは日本のメーカーで、主に製造を台湾で行っています。
1万円を越えるような高級キーボードを多く製造しており、非常に評価の高いキーボードメーカーになります。
東プレのリアルフォースが2~3万円前後のキーボードを多く製作しているのに対し、FILCOは1万円台のキーボードを主に製作しているため、高級キーボードの入門としてはちょうど良いクラスとなっています。
Majestouch Convertible 2は選択肢が豊富
Majestouch Convertible 2
- 赤、茶、青、黒軸の選択が可能
- テンキーのありなしを選べる
- 日本語キーとUSキーの選択が可能
- 有線だけでなくBluetoothにも対応
Majestouch Convertible 2のような1万円を越える高級キーボードは、利用者の好みに合わせて細かく選択ができる作りになっています。
キー配列はもちろん、テンキーの有無やキーの打鍵感、打鍵音など、さまざまな用途に合わせて細かい選択ができるのも魅力のひとつですね。
FILCOの公式サイトはこちらから。
https://www.diatec.co.jp/
Majestouch Convertible 2を実際に触ってきた
ネットでさんざん調べた結果、どうしてもMajestouch Convertible 2を触ってみたいと思うようになり、実際に触るために電器屋さんに行きました。
ビックカメラ新宿西口店に行ったところ、なんと棚一面にFILCOのキーボードが並んでいました。
2020年8月27日現在の情報ですが、FILCOの展示品を置いている店舗は非常に少なかったです。
- ビックカメラ新宿東口店
- ビックカメラ新宿西口店
- ビックカメラ渋谷店(Majestouch展示なし)
- ヨドバシカメラ川崎店(Majestouch展示なし)
- ヨドバシカメラ新宿東口店(Majestouch展示なし)
- ヨドバシカメラ新宿西口店(Majestouch展示なし)
FILCOの商品を展示してくれているお店がいくつかありました。
最も品揃えが豊富だったのは、ビックカメラ新宿西口店でした。
2位はビックカメラ新宿東口店で、他の店舗ではMajestouchの展示はありませんでしたね。
Majestouch Convertible 2(テンキーレス)の特徴と外観について
Majestouch Convertible 2(テンキーレス)の特徴と外観について、です。
Majestouch Convertible 2の特徴
Majestouch Convertible 2 | |
かな印刷 | あり |
キーピッチ/キーストローク | 19mm/4 ±0.5mm |
本体寸法 (W×D×H) |
幅359×奥行137×高さ38.5mm (スタンド使用時49.5mm) |
本体質量 | 約980g |
インターフェース | USB/Bluetooth (Bluetooth ver3.0 Class2 HIDプロファイル準拠) |
付属品 | USBケーブル(1.8m) 試供用単三乾電池 2本 交換用キーキャップ キー引抜工具 FILCO KeyPuller 取扱説明書 兼 保証書 |
LED点灯について | USB接続時はNumLockオン:青LED点灯 CapsLockオン:赤LED点灯 Bluetooth接続時は電池駆動中・USB給電中ともに、NumLockおよびCapsLockが有効でもキーボード本体には表示されません。 |
USBケーブル | 取り外し可能 |
電池 | 単3乾電池2本 |
発売日 | 2016/9/16 |
ではつづいて、Majestouch Convertible 2の外観を見ていきましょう。
Majestouch Convertible 2の外観
横から見ると、キーが反っているのがお分かりいただけるかと思います。
これにより長時間のキーの入力でも、疲労を軽減することができる構造となっているんですね。きっと。
USB(有線)接続とBluetoothでの無線接続に対応
Majestouch Convertible 2の大きな特徴のひとつとして、Bluetoothでの無線接続にも対応しています。
接続について
microUSBでの接続が可能
USBケーブルは着脱可能
Bluetoothでの無線接続も可能
4台のPC・デバイスとペアリング可能
ネットで調べた限りですが、メカニカルキーボードで無線接続に対応しているタイプは非常に少なく、あったとしても非常に高価なものばかりでした。
ただMajestouch Convertible 2は、1万円台のキーボードであるにも関わらず、有線とBluetoothの両方に対応しているのがいいですね。
重量が1キロ程度なので決して軽いわけではないのですが、自宅だけでなく外出先での利用もいいかもしれないです。
注意ポイント
Bluetoothの規格は3.0
ただBluetoothの規格は3.0となっており、販売当時では最新でしたが今となっては古い規格となっています。
環境によっては接続が途切れやすかったり不安定になる可能性は高いと思われるので注意が必要です。
Majestouch Convertible 2のペアリング変更について
Majestouch Convertible 2のペアリング(Bluetooth)の変更方法についてお伝えします。
ペアリングの変更方法について
- キーボードの「Ctrl」「Alt」「Fn」キーを同時押ししてデバイス切替モードにする
- 登録されている「Bluetoothデバイス登録/切替キー」①~④のいずれかを押す
- 接続が確立するとLEDの点滅消灯後に操作可能になる
簡単な操作方法であるため、簡単に切り替えを行えそうですね。
Bluetoothのオンオフについて
Bluetoothの電源オン、オフスイッチは裏側に付いています。
キーボードは有線か無線か
キーボードを選択する際に重要なのが、有線タイプと無線タイプのどちらを使用するのが良いかという問題です。
それぞれのメリットデメリットを比較してみました。
有線タイプ | 無線タイプ | |
机の上 | すっきり | ケーブルが場所を取る |
反応 | 遅延なし | 遅延あり |
バッテリー | 必要なし | 必要 |
接続先 | 1台のみ | 4台まで |
Majestouch Convertible 2のキー(メカニカルキーボード)について
Majestouch Convertible 2のキーはメカニカルキーボードとなっています。
メカニカルキーボードとは
- ひとつひとつのキーが独立している
- 独立によってコストがかかり、高価になりやすい
- キー単体での交換が可能で、メンテナンスすれば長く使い続けることができる
- キー軸を細かく選択できるため、打鍵感や打鍵音を選択できる
家電量販店で安く売られているメンブレンやパンタグラフのキーボードとは違い、Majestouch Convertible 2のキーはメカニカルキーボードとなっており、ひとつひとつが独立している個別のスイッチとなっています。
メカニカルのキーはコストがかかってしまう半面、修理などのメンテナンスを行いやすいという利点があります。
同じキーボードを長く使用したい方は、メカニカルキーボードを選択すると良いですね。
また個人の好みに合わせてキーのデザインや、打鍵感(押し心地)を選択することができるのはメリットですね。
茶軸、赤軸などの色で軸の構造を分かりやすく分けている話はなんとなく聞いたことがある方も多いと思います。
つづいては、キー軸の違いについて簡単にお伝えします。
Cherry MX 赤軸について
- 押下圧45g±15g
- クリック感はなし
- キーの反応速度は速い
- 軽いキータッチがお好みの方、ゲーム配信などの音を抑えたい方
Cherry MX 茶軸について
- 押下圧45g±20g
- クリック感あり
- もっともスタンダードなタイプ
- メカニカルキーボード初心者の方におすすめ
Cherry MX 青軸について
- 押下圧50g±15g
- クリック感あり
- 押すたびにカチッと高音が鳴る
- 明確な入力感が欲しい方、ゲームユーザーにおすすめ
Cherry MX 黒軸について
- 押下圧60g±20g
- クリック感なし
- キーの戻りが速い
- 打鍵音は控えめだが押し込んだ感覚は充分
- 文字入力の多い方、ゲームユーザーにおすすめ
以上が、メカニカルキーボードのキー軸についてのまとめ、になります。
メカニカルキーボードは色によって打ち心地が少しずつ違っており、個人の好みや使う用途に合わせて選択できるようになっています。
打ち心地についてはメンブレンやパンタグラフに比べてかなり快適になっているので、仕事やパソコンで入力作業の多い方はメカニカルキーボードがおすすめです。
ARCHISS(アーキス)のProgres TouchとMajestouch Convertible 2の比較について
ARCHISS(アーキス)のProgres Touch RETROと、FILCOのMajestouch Convertible 2を比較して行きたいと思います。
この両者は非常に見た目が似ており、価格帯も近いため比較対象となりやすい商品です。
それぞれの特徴を比較したものが、以下になります。
Progres Touch RETRO | Majestouch Convertible 2 | |
キーボード | メカニカル | メカニカル |
ケーブル | 有線のみ | 有線/無線 |
インターフェース | USB PS/2 |
USB Bluetooth |
スマホ・ダブレット対応 | ◯ | |
ケーブル長 | 1.8m (着脱可能) |
1.8m (着脱可能) |
キーピッチ | 19mm | 19mm |
キーストローク | 4±0.5mm | 4±0.5mm |
キーの表面 | つるつる | さらさら |
かな表示 | なし | あり |
DIPスイッチ | あり | あり |
価格 | 10,860円 | 12,670円 |
このARHISSのProgres Touch RETROを購入するか、Majestouch Convertible 2を購入するかで非常に悩みました。
個人的には、どちらも見た目とキーを打ったときの感覚はほとんど同じでした。
細かい点での違いは以下のとおりです。
- キーのつやがあるのはProgres Touch RETRO
- 無線接続に対応しているのはMajestouch Convertible 2
どちらも同じくらいいい商品だと思いました。
決め手はBluetoothを使う可能性がある、ということからMajestouch Convertible 2を購入しましたが、正直どちらでも良かったと思います。
Majestouch Convertible 2の納期について
ビックカメラでの納期についてですが、2020年8月27日現在の情報だと、購入から約1ヶ月ほどかかるとのことでした。
納期について
コロナの影響により、部品の支給や納期が遅れている都合でおよそ1ヶ月ほどかかるとのこと。
Majestouch Convertible 2は人気商品であるため、ビックカメラ全店舗に在庫がない状況でした。
そのためFILCOからの入荷待ちとなりますが、およそ1ヶ月ほどかかる見込みだそうです。
まとめ:Majestouch Convertible 2は万人にすすめられるキーボード
以上、さんざん悩んでFILCOのメカニカルキーボードMajestouch Convertible 2(テンキーレス)を購入した理由、でした。
Majestouch Convertible 2の特徴をおさらいします。
Majestouch Convertible 2
- 赤、茶、青、黒軸の選択が可能なメカニカルキーボード
- テンキーのありなしを選べる
- 日本語キーとUSキーの選択が可能
- 有線だけでなく、Bluetooth3.0での無線接続も可能
- 価格が税込みで12,670円
これだけの高機能なキーボードにも関わらず、価格が1万円台というのもお得だと思います。
納期がちょっとかかりますが、時間がかかってもいいと思う方にはぜひともおすすめなキーボードですね。
テンキーレス、日本語配列、茶軸のBluetoothタイプはこちら。
英語配列が良い方はこちら。
テンキー有りはこちら。