こんな方におすすめ
- SOUND PEATSの製品が気になる方
- インナーイヤー型イヤフォンを購入されたい方
- コスパの良いイヤフォンを探されている方
この記事の内容
- SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS
- SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの外観
- SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSがおすすめな方
今回ご紹介するのは、こちら。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSはメーカー様より提供していただき、レビューさせていただきました。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSレビュー
今回ですがSOUNDPEATSから販売されている世界初のハイレゾ対応したインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤフォン、Air3 Deluxe HSをレビューしました。
まずはSOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの結論から。
結論
- インナーイヤー型で音質にこだわりたい方におすすめ
- 音質はカナル型よりも劣るが軽い感じでリスニングが可能
- 普通に使用するならカナル型の方がおすすめ
SOUNDPEATSとは?
SOUNDPEATSは2010年に創業されたオーディオデバイス製品を主に製造しているメーカーで、2013年にはアメリカ国内でグローバルビジネスを拡大、2015年には日本とヨーロッパでグローバルビジネスを拡大させました。
多くのオーディオ製品を手掛けている中でもその評価は非常に高く、昨年2021年には合計で6つのデバイスでVGP賞を受賞するなど、今後が非常に注目されているオーディオデバイスメーカーの1つと言えると思います。
SOUNDPEATSは選択肢が多い
SOUNDPEATSから販売されているワイヤレスイヤフォンですが、今回お伝えするインイヤー型のAir3 Deluxe HSをはじめ、カナル型でうどんタイプのCapsule3 Pro、カナル型で耳栓タイプのMini Pro HSなど、用途に合わせて細かく製品展開されている点が嬉しいですね。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの仕様
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの仕様については以下のとおりです。
製品名 | SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS |
Bluetooth | バージョン5.2 |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC |
サイズ | 横57mm × 高さ47mm × 奥行き21mm (充電ケース) |
重さ | 36g(充電ケース、イヤフォン込み) |
防水規格 | IPX4 |
機能 | ゲームモード |
バッテリー | 300mAh(充電ケース)、30mAh(イヤフォン) |
最大再生時間(イヤフォン) | 約5時間 |
最大再生時間(ケース) | 約20時間 |
充電端子 | USB TypeC |
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの開封
まずは、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの開封を行なっていきます。
同梱物の確認
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの同梱物については、以下のとおりです。
同梱物
- SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS本体
- アプリケーションのダウンロード方法
- USB TypeA-C充電ケーブル
- 取扱説明書
日本語で記載された説明書
同梱されている説明書ですが、しっかりと日本語で記載されたものとなっており、Bluetoothの接続やイヤフォンの操作方法など、詳しい内容が記載されていました。
同梱されている充電ケーブルは短め
同梱されたUSB充電ケーブルはUSB TypeA-Cのタイプとなっており、20cm程度の短いケーブルとなっていました。
イヤーピースは使用しないモデル
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSはイヤーピースを使用しないインナーイヤー型のイヤフォンとなります。
そのためイヤーピースは同梱されておらず、別途イヤーピースを購入して付けるということはできないためご注意ください。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの外観
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの外観をチェックしていきたいと思います。
充電ケースの外観
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの充電ケースですが、表面はブラックのツルツルとした作りとなっています。
指紋の汚れはつきやすい
表面は指紋などの汚れがつきやすい素材となっているため、少々気になりました。
背面にSOUNDPEATSのロゴ
充電ケースの背面ですが、SOUNDPEATSのロゴがゴールドで入っており、非常に格好いいデザインとなっています。
充電端子はUSB TypeC
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは充電端子がUSB TypeCとなっており、充電ケースの底面に端子が用意されていました。
Qiなどのワイヤレス充電には対応していないため、注意が必要です。
充電時のイヤフォン収納
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは上記のように、イヤフォン部分が外向きに収納されています。
そのためイヤフォンを使用する際や使用後の収納する際に、毎回くるっと反対向きに回して使用する・もしくは収納をする必要があるため、非常に手間な作りとなっております。
AirPods Proなどのイヤフォンであれば収納してある状態からそのままの向きで装着が可能なため、非常に使いやすい作りとなっているのがわかります。
充電ケース内は少し安っぽい
SOUNDPEATS Capsule3 Proの充電ケースですが、内側の作りが安っぽいプラスティック素材となっています。
普段人に見られる箇所ではない部分ではあるため気にならない方も多いかもしれませんが、筆者としては少し気になるところではありました。
イヤフォン本体の外観
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSはイヤーピースを使用しない、インイヤータイプのイヤフォンとなっております。
全体がブラックベースでブランドロゴのところのみゴールドの色を使用していて、非常に高級感のあるデザインだなと感じました。
イヤフォンのうどん部分を見てみるとRと記載されており、左右がどちらかわかるような作りになっていました。
イヤフォンを手に乗せてもほとんど重さを感じないため、耳への負担はかなり少なそうだなと感じました。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの装着感
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの装着感についてお伝えします。
耳に軽く乗せて使用する
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSはイヤーピースを使用しないイヤフォンとなっており、耳に乗せて音を聞くタイプとなっています。
そのため耳への負担は少なく、しっかりと装着するというよりもそっと乗せて使用するタイプのイヤフォンですね。
以前レビューしたSOUNDPEATS MiNi Pro HSは耳栓タイプとなっているため、見た目のデザインは非常にスッキリとしているのですが、イヤフォンを持つ部分が少なく落としそうになる場面が多々ありました。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのタップ操作
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSタップ操作については、以下のとおりです。
電源オン | 自動:充電ケースの蓋を開けます 手動:イヤフォンのタッチパネルを1.5秒間長押しします |
電源オフ | 自動:イヤホンを充電ケースに戻し、充電ケースの蓋を閉じます 手動:イヤホンのタッチパネルを約10秒間長押しします |
再生・一時停止 | 自動:左右どちらかのイヤホンを取り外すと、音楽が一時停止します。 両側のイヤホンを付け、あるいは片方だけ付けると再生が再開します。 手動:左右どちらかのイヤホンのタッチパネルを2回タッチします。 |
音量を下げる | L側のタッチパネルを1回タッチします |
音量を上げる | R側のタッチパネルを1回タッチします |
曲戻し | L側のタッチパネルを約1.5秒間長押しします。 |
曲送り | R側のタッチパネルを約1.5秒間長押しします |
電話を受ける/切る | どちらかのイヤホンのタッチボタンを素早く2回タップします |
着信拒否 | 着信中、イヤホンのタッチボタンを1.5秒ロングタップします |
通話切替 | 通話中、イヤホンのタッチボタンを2秒ロングタップします |
ぺアリングモードへ変更 | 充電ケースのマルチボタンを3秒ロングタップします |
Siri・Googleを起動 | 右側のイヤホンのタッチボタンを素早く3回タップします |
ゲームモードを有効・停止 | 左側のイヤホンのタッチボタンを素早く3回タップします |
操作は覚えてしまえば使いやすい
SOUNDPEATS Capsule3 Proの操作方法ですが、一度慣れてしまえば特に気にせず使用できると思います。
タッチの感度も問題なし
またタッチ部分の感度も非常によく意図通りの動きをしてくれるため、使用していて気になる点などは殆どありませんでした。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのペアリング方法
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのペアリング方法についてお伝えします。
充電ケースの蓋を開ける
イヤフォンを充電ケースに戻し、充電ケースの蓋を開けます。
充電ケースのマルチボタンを長押し
充電ケースの蓋を開いた状態から、充電ケースの表面にあるマルチボタンを長押しします。
すると充電ケースのLEDが白で点滅し始めるとペアリングモードとなります。
スマホからBluetoothの設定
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSがペアリングモードに移行したら、使用するデバイスからBluetoothの設定を開きます。
Bluetoothデバイスの中にSOUNDPEATS Air3 Deluxe HSが表示されているかと思いますので、タップするとペアリング完了です。
SOUNDPEATSアプリの操作方法
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSをはじめとしたSOUNDPEATSのイヤフォンでは、専用のアプリを使用することで細かい設定を行うことができます。
アプリからできること
- イヤフォンのバッテリー残量の確認
- イヤフォンの音量、音質の変更(EQ操作)
- 使用するモードの切り替え
アプリをダウンロードしインストール
SOUNDPEATSアプリのダウンロード方法ですが、App StoreやGoogle Playからアプリを無料でダウンロードするだけで使用が可能です。
9種類のプリセットが用意
SOUNDPEATSアプリには9種類のプリセットが用意されており、自分の好みに合わせて音質を選択することが可能です。
イコライジング(EQ)が可能
SOUNDPEATSアプリ上のカスタマイズ画面から、イヤフォンのイコライザー(EQ)を変更することが可能です。
EQを変更するとほぼリアルタイムでイヤフォンの音質が変わるため、操作はしやすかったですね。
初期のプリセットが一番良いかも
アプリ上から好みの音質に簡単に変更が可能ではありますが、いろいろ試した結果初期に設定されているプリセット(SOUNDPEATSクラシック)が1番音が良かったですね。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSを使用した感想
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSを1週間ほど使用した感想について、詳しくお伝えしていきます。
軽くてコンパクトなため持ち出しやすい
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの充電ケースは非常にコンパクトで厚みも非常に薄く設計されているため、カバンやジーンズなどのポケットスッと入れて持ち出しがしやすかったです。
普段カバンを持ち歩かず外出されることの多い方であればサイズはかなり重要になってくると思いますので、大きなメリットかと思います。
音質はそこまでいいというわけではない
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの音質についてですが、筆者としてはそこまでいい音ではないのかなと感じました。
音の解像度に関してはそこまで高くなく音の粒の荒さが感じられ、音の広がりも割と狭めな音になっていると思います。
この辺りはインイヤーイヤフォンであることが要因として考えられるかと思いますのが、AppleのEarPods を使用して比較してみたところEarPodsの音の方が解像度や音の広がり、音の厚みを感じられたため、Bluetoothによる音の圧縮による影響の方が大きいのかなと感じました。
同じSOUNDPEATSのCapsule3 ProやMini Pro HSの方が低音もあって音の厚みが感じられたた、価格を抑えた音質の高いイヤフォンを探されているようであればやはりカナル型のタイプを選択された方がいいかと思います。
ただ音楽や動画視聴を気軽にされたいという方であれば、Air3 Deluxe HSでも全く問題ない音質になっていると思います。
装着した時の耳への負担は軽い
インイヤー型のイヤフォンの特徴として、耳へ軽く載せて使う仕様となっている為、耳への負担はすごく軽いですね。
ただそのデメリットとしてイヤフォンの形と使用者の耳の形の差が大きいと、使用中に耳からイヤフォンがポロポロ外れしまう可能性があるため注意が必要です。
電車内で使用するとほとんど聞こえない
インイヤー型の特徴としては自宅や静かな場所での使用は全く問題ありませんが、通勤時の電車内などのある程度騒音を感じる場所での使用用途には向かないと感じました。
実際に電車内で使用してみたところ再生する音がほとんど聞こえない場合がありましたので、用途の限られるイヤフォンかなと思います。
ゲームモードで遅延を少なくできる
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSではBluetooth接続使用時でも0.06sの低遅延を実現できるゲームモードを使用することができます。
筆者はゲームを普段全くしないためYouTubeを使用して動画を視聴してみましたが、ゲームモードを使用した状態と使用していない状態の違いについては、ゲームモードの方がズレを感じにくい気はしましたが、そこまで大きく違う感じもしなかったですね。
環境によっては通常ゲームモード運用でもいいかも
ちなみに公式サイトではゲームモードを利用時は通信距離が短くなるため、音楽視聴時はゲームモードをOFFにすることが推奨されております。
ただ筆者の自宅の環境(1DKの間取り)であればゲームモードでもBluetoothが途切れることなく使用することができました。
まとめ:個人的にはカナル型タイプがおすすめ
以上、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのレビューについてお伝えしました。
今回お伝えした内容を再度まとめていきます。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのおすすめな点
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのおすすめな点については、以下のとおりです。
ココがおすすめ
- インナーイヤー型のハイレゾ対応イヤフォン
- 耳への負担が少ない
- カナル型が苦手な方でも使用可能
- ブラックとゴールドの高級感あるデザイン
- 価格が1万円以下で購入できる
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSですが、1万円以下で購入できるハイレゾ対応のインイヤーイヤフォンを購入したい方にとって、この製品以外の選択肢がほとんどないのが強みですね。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの注意点
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの注意点については、以下のとおりです。
ココに注意
- 音質はEarPodsに劣る
- 充電ケースに指紋の汚れがつきやすい
- イヤフォンが耳の形に合わない可能性がある
- 電車内など音のうるさい環境ではほとんど使用できない
- ケースから出す時や収納するときにイヤフォンを落としやすい
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS ですが、ハイレゾ対応しているもののEarPodsよりも音の質が劣っていると感じたため、音質重視で購入を検討している方は注意が必要です。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSを購入すべき方
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSを購入すべき方については、以下のとおりです。
- ハイレゾ音源に興味のある方
- カナル型が体質的に合わない方
- 1万円以下のイヤフォンをお探しの方
体質的にインナーイヤー型イヤフォンを購入したいという方は多くいらっしゃると思います。
1万円以下の比較的安価なワイヤレスイヤフォンをお探しの方にとって、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS は1つの選択肢としていいのではないでしょうか。