
スイッチボットから新たに発売となった新製品、SwitchBotハブ3をレビューしていきます。
- SwitchBot製品をすでにお使いの方
- これからスマートホームを始めていきたい方
- スマートホームのハイエンド商品を購入されたい方
この記事の内容
- SwitchBotハブ3
- SwitchBotハブ3のレビュー
- SwitchBotハブ3がおすすめな方
ガジェット大好きなパイクーがお伝えします

今回の記事ですが、SwitchBotから製品提供を受けてレビューさせていただきました。
レビュー|SwitchBotスマートリモコンハブ3|赤外線通信、自動化からMatter対応と幅広く使える

今回ですが、2025年5月に新たに発売となったスマートリモコン、SwitchBotハブ3についてレビューをしていきたいと思います。
まずはハブ3の結論から。
結論
- IPSディスプレイ搭載のため部屋の温度や湿度が簡単に確認できる
- Matter非対応のSwitchBot製品でもハブ3経由で30台まで接続ができるようになり幅が広がった
- ハブ3でできることが多すぎて結局使わなくなる可能性もあるため、購入前に使用目的を検討する必要がある

では具体的にどんな製品となっているのか、以下で確認していきます。
SwitchBotってどんなメーカー?

まずはSwitchBotがどういったメーカーなのかについて、簡単にお伝えします。
日本国内販売実績No.1のスマートホームメーカー

2025年5月現在ですが、SwitchBotは日本国内でNo.1の販売実績を誇るスマートホーム製品メーカーとして、多くの製品を展開してきました。
Amazonや楽天市場などの通販購入はもちろん、ヨドバシカメラやヤマダ電機などの実店舗でも販売を行なっており、製品の価格がリーズナブルな上にわかりやすいUIが特徴的で、顧客のニーズを捉えつつ製品のアフターケアもしっかりと対応している実績のあるメーカーになっています。
スマートリモコンハブも3代目に

今回販売となったのはスマートリモコンのハブ3となっており、過去にはハブミニやハブ2のレビューも行っておりますので、気になる方は以下のリンクから記事をチェックしてみてください。
SwitchBotハブ3の仕様

今回レビューするハブ3の仕様を、確認していきたいと思います。
SwitchBotハブ3 | |
---|---|
製品サイズ | 12.6×9.4×3.8cm |
赤外線通信 | テレビ、エアコンなどのリモコン操作が可能 |
ストリーミングデバイス | FireTV,Apple TV,Android TVなどのストリーミングデバイスのリモコン操作が可能 |
SwitchBotデバイス | ハブ3本体から操作が可能 |
Matterデバイス | 30台まで登録可能 |
本体ダイヤル | 温度、明るさ、音量調整が可能 |
タッチ操作 | カスタムボタン4つまで設定が可能 |
画面表示 | 現在地(もしくは部屋)の気温・湿度・CO2濃度・ドアロックの開閉状態・外の天気 |
スピーカー | あり(目覚ましのアラームにて使用可) |
センサー | 温度・湿度・照度・人感センター対応 |
スマホとほぼ同じサイズ感

SwitchBotハブ3のサイズですが、縦幅12.6×横幅9.4×厚みが3.8cmと以前のハブミニやハブ2と比較するとかなり大きなデバイスになっています。
筆者のスマホは6.1インチのiPhone13Proですが、横に並べるとほぼ変わらないくらいの大きさとなっていることがわかるかと思います。
SwitchBotハブ3の大きな特徴
SwitchBotハブ3の大きな特徴については、以下の通りです。
特徴
- 本体にIPSディスプレイを搭載し、天気や温度湿度が見やすくなった点
- 本体に設置されたカスタムボタンを使用して好きなシーンを呼び出せる点
- ハブ3本体から選択したSwitchBot製品へのコントロールやAppleTVなど、様々なデバイスへのコントロールが可能

これらの機能を合わせ持ったスマートリモコンは、おそらく日本ではSwitchBotハブ3だけだと思います。
SwitchBotハブ3の実物をチェック


SwitchBotハブ3の実物を詳しくチェックしていきます。
同梱物の確認

まずは本体と一緒に同梱されている内容物について、詳しくお伝えします。
同梱物
- SwitchBotハブ3本体、台座+スタンド
- 電源アダプター、温湿度センサー搭載ケーブル
- ネジパック、取扱説明書、取り付けステッカー、両面テープ2枚


本体を壁に固定するためのネジや、温湿度センサーやスタンドを固定するための両面テープ、電源アダプターや電源ケーブルが同梱されていました。


電源アダプタに関しては5V-2Aのモデル、電源ケーブルについては温度湿度センサーを搭載した専用のUSB TypeA-Cケーブルとなっております。
SwitchBotハブ3の外観をチェック



SwitchBotハブ3の外観をチェックしていきます。
SwitchBotハブ3は本体とスタンドが別になっているため、専用スタンドに固定して卓上で使用したり、両面テープを使って壁に貼り付けて使用することが可能なモデルとなっています。
専用スタンドを使用した際の外観



専用スタンドを使用した際のハブ3の外観を見ていきます。
SwitchBotハブ3本体はもちろん、専用スタンドを使用した際のデザインや高級がとても高く、非常に質の高い外観となっているなと感じました。
本体背面に電源を接続して使用


SwitchBotハブ3の背面を確認すると、USB TypeCのコネクタが2つ用意されており、一つはINPUT用、もう一つはOUTPUT用となっていました。
説明を詳しく読んでみたところ、INPUTに5V-2Aの電源を接続することで、OUTPUT側からは5V-0.5Aの電源が流れる仕様となっているのこと。

SwitchBotハブ3の電源を経由して、別のデバイスを生かすこともできそうです。
スタンドの下から電源を配線してINPUTに接続


SwitchBotハブ3をスタンドで使用する際ですが、スタンドの下に電源を配線させ、背面のINPUTに接続します。


SwitchBotハブ3に電源を繋いだら専用スタンドに固定し、ケーブル用の溝を通して卓上に固定して使用します。
SwitchBotハブ3のセットアップと操作方法

SwitchBotハブ3を使用するためのセットアップ方法と操作方法について、お伝えします。
SwitchBotアプリのデバイス追加


まずスマホのスイッチボットアプリをダウンロードしていただき、アプリの右上にあるプラスボタンの「デバイスの追加」をタップし、ハブミニ3を追加していきます。

スマホのSwitchBotアプリにハブ3を追加すると、今自分がいる現在地(地域)の気温、部屋の中の温度、湿度がディスプレイに表示されました。
この数値についですが、ハブ3に接続したセンサー兼電源ケーブルで計測した数値がディスプレイに表示されている状況となります。
SwitchBotロックの操作方法

ハブ3にSwitchBotロックを登録することで、ハブ3本体からロックの施錠・解除が可能となります。


ハブ3本体からロックデバイスを立ち上げ、右下にあるONのボタンを押すと、筆者の自宅玄関のロックが解錠されました。


続いてハブ3本体のロックデバイス画面の状態から、右下にあるOFFのボタンを押してみると、筆者の自宅玄関のロックが施錠されました。

友人や配送業者の方が来た際など、手元にハブ3があれば簡単に玄関の鍵を施・解錠することができるよ。
ハブ3のディスプレイでロックの状態を確認

SwitchBotハブ3にSwitchBotロックを登録することで、ホーム画面からロックの状態を確認することも可能になります。
部屋のCO2濃度の表示方法

SwitchBotハブ3ではSwitchBotCO2センサーと同期をすることで、ハブ3のディスプレイにCO2濃度の状態を表示することが可能となります。



SwitchBotアプリのハブ3をタップし、温湿度データソースをタップします。
デバイスの選択画面からCO2センサー(温湿度計)を選択して確認をタップすることで、ハブ3のホーム画面上にCO2の状況を表示することが可能になります。
表示される色でCO2濃度の状況を確認できる



SwitchBotハブ3に表示できるCO2濃度ですが、異常なし・注意・改善が必要の3パターンを色の変化で表示することが可能です。

ハブ3から離れた部屋のCO2濃度も簡単に確認できるのは便利かも。
スイッチボットCO2センサーについて詳しく知りたい方は、別の記事にまとめてありますので以下のリンクをチェックしてみてください。
オートメーション機能の設定が可能


筆者の自宅では部屋のCO2濃度が1000pp以上になったら、換気扇のスイッチが自動でONになり、サーキュレーターの電源が入って部屋の空気を循環するようなオートメーションを組んでいます。

オートメーション機能を設定することで、部屋の環境を常に快適な状態に保つことができるのがかなり便利です。
SwitchBotハブ3のボタン

SwitchBotハブ3ですが、カスタムボタン、ホームボタンや戻るボタン、ON・OFFボタンやダイヤルキーが搭載されています。

これらの使い方について、以下で詳しく伝えていくよ。
カスタムボタンA~Dへの割り付け


SwitchBotハブ3にはカスタムボタンがA〜Dの4つ用意されています。
これらのボタンですが、SwitchBot製品を割り当ててデバイスの操作をしやすくしたり、事前に作成したシーン(部屋のライトを全て消すなど)を呼び出すことが可能です。
ダイヤルの左右キーにもデバイスの設置が可能

SwitchBotハブ3の左キーと右キーですが、ここにもデバイスを割り当てることが可能です。
例えば上記のように、ハブ3の左キーにサーキュレーターを割り当てることで、ホーム画面からすぐにサーキュレーターへのアクセスが可能となります。

ハブ3にサーキュレーターを呼び出したら、右下に記載のあるONのボタンを押して、サーキュレーターの電源をONにします。




サーキュレーターの電源をONにしたら、カスタムボタンA〜Dを使用して、送風のモードの選択、上下左右の首振りの設定、常夜灯の変更をハブ3から選択し、サーキュレーターのコントロールを行うことが可能になります。
SwitchBotシーリングライトの操作

SwitchBotハブ3を使って、SwitchBotシーリングライトを操作してみました。



ハブ3本体から、シーリングライトをさまざまな色味や明るさに変更することができました。
元々プリセットで設定されたものを呼び出すだけでなく、自分で設定したモードを呼び出すことも可能です。

自宅にスイッチボット製品を多く導入されていて、さまざまなデバイスをまとめて操作したいという方には、ハブ3はかなりおすすめかもしれません。
赤外線リモコンの登録方法

SwitchBotハブ3ですが、スイッチボット製品でないテレビやエアコンなどの赤外線リモコンを登録することで、ハブ3やスマホから操作をすることが可能となります。




SwitchBotハブ3に赤外線リモコンを照射して、自動学習の確認を行います。



リモコンの自動学習を行って動作の確認が取れればリモコンの登録は終了となり、スイッチボットアプリやハブ3本体からのエアコンの操作が可能となります。


ハブ3本体からエアコンの操作を行ってみたところ、ダイヤルを回すことで1℃単位で設定値を変更することができました。

もしリモコンの自動学習がうまくいかなかったとしても製品の型番からリモコンを検索したり、自分でボタンの登録をすることもできるので、問題なく利用することはできると思います。
AppleTVやAndroid TVの操作も可能


SwitchBotハブ3ではAppleTVのリモコンも操作が可能となりました。
実際にAppleTVを操作してみましたが、リアクションもよくキビキビと動作しており操作感は悪くない印象でした。
SwitchBotハブ3を1週間ほど使った感想

SwitchBotハブ3を使用し始めて1週間ほど経った感想について、お伝えしていきます。

実際に使ってみて良かったなと感じた点と、イマイチだなと感じた点についてお伝えします。
IPSディスプレイがかなり見やすい

SwitchBotハブ3になって大型のIPSディスプレイが搭載され、ハブ2よりも部屋の温度や湿度、外の温度といったより多くの情報を確認しやすくなった点がいいなと感じました。
ディスプレイが大きく、情報がかなり見やすい
ハブ2ではLEDライトでの表示と2つのボタンでの操作のみでしたが、ハブ3ではより多くの操作や細かい設定を行うことができるようになっているため、これからSwitchBotハブの購入を検討されている方はハブ3の方がおすすめです。
好きな場所への設置がしやすい



SwitchBotハブ3ではハブの背面部分にプレートが付いたことで、スタンド機能だけでなく壁などへの設置が容易になった点もいいなと感じました。
スタンドやネジでの固定など、好きな場所に設置がしやすい
筆者は100円ショップで購入したマグネットテープを使用して電子レンジの横に貼り付けて使用していますが、好きな場所に設置しやすくなったのは嬉しいポイントだと思います。

ハブ3は電源ケーブルでの接続が必要なデバイスなので、設置する場所の近くに電源がないと使用できないため注意です。
Matterへの登録が30台まで可能

SwitchBotハブ3ではMatterの登録が30台まで可能となっています。
ハブ2では8台までの設定に制限されていましたが、より多くのスイッチボット製品をMatterへ登録できるようになり、iPhoneのホームアプリ上から操作が可能になりました。



iPhoneのホームアプリからスイッチボット製品への操作が可能となることで、iPhoneのショートカットアプリからのシーン操作やオートメーション機能の設定など、より幅の広い操作や細かな設定が可能となります。
Matterへの登録が30台となり、iPhoneのホームアプリとの連携がよりやりやすくなった
カスタムボタンが押しづらい

SwitchBotハブ3のカスタムボタンですが、物理ボタンではなくタッチパネルのタイプとなっているため、少々押しづらい仕様だなと感じました。
カスタムボタンA〜Dは物理ボタンではなくタッチパネルとなっているため、ボタンが少々押しづらい
カスタムボタンの位置ですが、赤いLEDでうっすらと光っているだけなので、ぱっと見でどこにボタンがあるのか分かりづらい点も気になりました。
ディスプレイの指紋は結構目立つ

SwitchBotハブ3のディスプレイですが、上記の画像をご覧いただくとわかるように指紋がかなりつきやすいため、汚れは結構目立ちます。
ディスプレイを操作すると指紋がすぐについてしまい、汚れが目立つ

シートなどで拭き取れば綺麗になるけど、ちょっと気になる点ではあるかな。
ダイヤルの作りが甘め


SwitchBotハブ3で使用できるようになったダイヤル機能ですが、実際に触ってみると作りが少々甘く、操作感はあまり良い印象がありませんでした。
もちろん問題なくダイヤル機能として使用することはできるのですが、ちょっと作りがチープな印象を受けてしまった点が気になりました。
ダイヤルの作りが少々チープなため、操作は快適とは言えない
音声認識やスマホでのコントロールが無難

今回SwitchBotハブ3を導入して改めて感じたことですが、スマートホーム製品のコントロールはオートメーション機能やアレクサなどの音声認識デバイスでの操作、もしくはスマホから操作する方がしやすいなと思いました。
ハブ3からSwitchBot製品へのアクセスがより簡単に行える点は評価できますが、その都度ハブ3を操作するよりも音声での操作やスマホからの操作の方が慣れていることもあり、ハブ3はディスプレイ表示機能を主に使用する用途が一番適しているような気がしました。
SwitchBotハブ3はディスプレイ機能をメインに、デバイスの操作はオートメーション機能や音声操作、スマホからの操作で構築するのが良さそう
まとめ:ハイエンドな高機能ハブ

以上、SwitchBotハブ3のレビューについてお伝えしてきました。
今回お伝えした内容について再度まとめていきます。
メリット
デメリット
- 本体からSwitchBot製品へのアクセスが可能
- 大型ディスプレイ搭載で情報がかなり見やすくなった
- Matter製品の登録が30台まで可能
- スタンドや壁掛けなど幅広い場所への設置が可能
- 価格が1万円を超えており気軽な購入は難しい
- カスタムボタンが押しづらいくダイヤルの作りは少し甘い
- デバイス操作は音声認識やスマホから行う方がしやすい
SwitchBot製品の中でもかなりハイエンドな製品となっているため、できることはかなり多いデバイスだなと感じました。
今後SwitchBotで本格的にスマートホームを始めていきたいという方にはおすすめな製品になっていると思いますので、是非とも検討していただければと思います。
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商品:SwitchBot ハブ3
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割合コード:HUB30511
対象製品:SwitchBot ハブ3
有効期限:6月2日(金)まで

以上、パイクーがお伝えしました。