こんな方におすすめ
- PD充電器を探している方
- 最近ノートパソコンを買い替えた方
- スマホやパソコンを外出先でよく充電される方
AUKEY Omnia DUO 65W (PA-B4)のレビュー
AUKEY Omnia DUO 65Wは、AUKEYから2020年4月に発売となった65W出力対応の次世代急速充電器になります。
特徴については、以下のとおりです。
特徴
- 65Wの高出力
- 2台同時充電が可能
- 新素材のGaN(窒化ガリウム)を使用
AUKEY Omnia DUOを使用することで、スマホの充電はもちろん、USB Type-CのPD充電に対応したノートパソコンへの充電も行うことができます。
高出力の2台同時充電が可能
ポイント
出力のポート(USB-TypeC)を2つ搭載しているため、2つのデバイスの同時充電が可能。
AUKEY Omnia DUOは出力のポートを2つ搭載しているため、スマホやノートパソコンの充電を同時に行うことが可能です。
いままではスマホ用の充電器・ノートパソコン用の充電器など、使用するデバイス用の充電器をそれぞれ持ち歩く必要がありました。
新素材のGaN(窒化ガリウム)を使用
AUKEY Omnia DUOは、GaN(窒化ガリウム)という新しい素材を利用した充電器となっています。
一般的なシリコンを使った充電器に比べて、ひとまわり以上のサイズと重量をダウンさせることができました。
AUKEY Omnia DUO 65W(PA-B4)の質感について
AUKEY Omnia DUO 65Wの表面はつるっとした質感となっており、手に持つと肌触りがよくて気持ちがいいです。
非常に高級感のあるデザインとなっているため、かつサイズが非常に小さくなっているため、自宅やオフィスで使用していてもデザインを損なうことはありません。
ひとつ上の充電器という感じで、使用するのが楽しくなる充電器です。
AUKEY Omnia DUO 65W(PA-B4)のサイズと重さについて
つづいては、AUKEY Omnia DUOの重さとサイズを見ていきます。
重さとサイズについて
重さ:約110g
サイズ:52 × 52 × 30 mm
AUKEY Omnia DUOについてですが、非常にコンパクトなサイズとなっています。
片手で持つとすっぽり収まるくらいの大きさで、一般的なスマホの充電器くらいのサイズ感であるため「本当にこれでPCの充電ができるの?」と疑ってしまうほどです。
軽いがしっかりとした重さは感じる
AUKEY Omnia DUOの重さについては約110gと非常に軽量になっていますが、本体のサイズが小さい分しっかりとした重みを感じる作りになっています。
軽すぎると雑に扱ってしまう部分もあるかと思いますが、AUKEY Omnia DUOは愛着を感じるような丁度いい重さとなっている点がいいですね。
AUKEY Omnia DUO 65W (PA-B4)の入出力について
AUKEY Omnia DUO 65W (PA-B4)の入出力数については、以下のとおりです。
AUKEY Omnia DUO 65W | |
入力 | 100-240V |
出力1(上部PCのマーク側) | 5V-3A 9V-3A 12V-3A 15V-3A 20V-3.25A |
出力2(下部PDのマーク側) | 5V-2.4A 9V-2A 12V-1.5A |
総出力 | 65W |
AUKEY Omnia DUO 65W (PA-B4)は、USB Type-Cを2ポート搭載している最大65Wまで対応のPD充電器になります。
出力するポートを2つ搭載しているため、ノートパソコンの充電を行いつつ同時にスマホの充電も行うことができます。
各ポートでの最大出力については、以下のとおりです。
出力について
- 上のPCマークのポートからは、最大65W出力が可能
- 下のPDマークのポートからは、最大18W出力が可能
- 上下両方のポートを使用すると自動で45Wと18Wに振り分けられ、合計で最大63W出力が可能
上のポートでは最大で65Wの出力が可能なため、ノートパソコンなどの高出力を必要としているデバイスは上のPCポートに繋ぐ必要があります。
またスマホやBluetoothイヤホンといったような、18W程度でも充電が可能なデバイスに関しては、PDマークのポートから充電するのが良いでしょう。
過去にPD充電器についてまとめた記事がありますので、こちらからご確認ください。
-
スマホ、ノートパソコン両方で充電可能【おすすめPD充電器について】
続きを見る
AUKEY Omnia DUO 65Wで実際に充電してみた
AUKEY Omnia DUO 65Wを使用して、実際に充電しているところをお伝えしたいと思います。
今回実験で使用するデバイスは、以下のとおりです。
使用するデバイス
ノートパソコン:Lenovo Flex550(PD対応)
今回はLenovoのノートパソコン、Flex550を使用して実験してみたいと思います。
Flex550についての詳しい解説はこちらの記事にまとめてありますので、ご確認ください。
-
【レビュー】Lenovo IdeaPad Flex 550が届いた【コスパ最強】
続きを見る
まずは、LenovoのFlex550に純製の充電器を接続してみます。
こちらがLenovo純製の充電器なのですが、出力はAUKEY Omnia DUOと同じ65W充電器であるにもかかわらず、サイズは一回り以上大きいです。
自宅の電源からACアダプターを使用して、Flex550に充電してみました。
当たり前ではありますが上記のように、正常に充電が開始されました。
では続いてAUKEY Omnia DUOとFlex550の接続を行いたいと思いますが、ひとつ注意点があります。
注意ポイント
AUKEY Omnia DUO 65WにはType-Cの接続ケーブルはセットになっていないため、別途購入する必要がある
AUKEY Omnia DUOには充電ケーブルは同封されていないため、別途購入する必要があります。
充電用のUSBケーブルをいろいろ調べた結果、筆者はPD充電対応の60WケーブルでUSB3.0の通信も可能なNimasoのUSBケーブルを購入してみました。
メッシュの1mケーブルとなっており、USB3.0対応の高速通信が可能なUSBケーブルとなっています。
高速通信が可能となっているため少しケーブル自体が太めの構造となってはいますが、カバンにまとめることができないほど取り回しの効かないケーブルというわけではないのでご安心を。
AUKEY Omnia DUO(PCポート)とFlex550の接続テスト
AUKEY Omnia DUOのPCポートからFlex550に接続を行ったところ、純製の充電器と同じように充電を開始することができました。
無事、成功ですね。
AUKEY Omnia DUO(PDポート)とFlex550の接続テスト
ではつづいて、PDポートとFlex550を接続した場合をチェックしてみたいと思います。
さきほど接続した上のPCのポートではなく、下のPDと書かれたポートを使ってFlex550と接続します。
すると、「ピローン」という音とともに以下のようなエラーが発生しました。
AUKEY Omnia DUOのPDポートとFlex550を接続したところ、低速のUSB充電ケーブルが接続されていますというエラーが表示されました。
これにより、AUKEY Omnia DUOのPDポートではFlex550を正常に充電することはできませんでした。
ダイソーのUSBケーブルで充電できるかやってみた
では続いて、ダイソーで発売されているUSB Type-Cの充電ケーブルを使って、Flex550へ充電することは可能なのか実験していきたいと思います。
このUSBケーブルの特徴は、以下のとおりです。
ダイソーケーブルの特徴
- 充電とデータ伝送の両方に対応
- 通信はUSB2.0、充電は3Aまで使用可能
- ケーブルの長さは1mで、柔らかい塩化ビニール素材
ダイソーのUSBケーブルは、通信と充電の両方に対応しているため、非常に使い勝手の良いケーブルとなっています。
通信はUSB2.0ではありますが、3Aまで対応しているケーブルであるため、20Vの電圧がかかっても60Wの出力まで耐えることができます。
はてな
NimasoのケーブルにはPD充電対応と書かれていたのに対し、ダイソーのケーブルには「急速充電対応」としか書かれていない。
上の画像をご覧いただくとわかりますが、ダイソーのUSBケーブルには「Type C 急速充電」としか書かれておらず、PD充電器に対応しているのかどうかが分かりませんでした。
「まぁでも失敗しても100円だし」と考え、実験のつもりで購入してみました。
結果としては、問題なく使用することができたので良かったんですけどね…。
AUKEY Omnia DUOとダイソーケーブルで充電してみた
AUKEY Omnia DUOとダイソーのUSBケーブルを使って、Flex550を充電できるか実験してみました。
結果としては、Lenovo純製の充電器やNimasoのUSBケーブルを使用した時と同様に、エラー表記が出ること無く充電が可能でした。
USB3.0へのこだわりがなければ、もしかしたらダイソーのUSBケーブルで十分かもしれないですね。
AUKEY Omnia DUO 65W(PA-B4)での2台同時充電について
AUKEY Omnia DUOを使って、デバイス2台の同時充電を行ってみたいと思います。
使用するデバイスは、以下のとおりです。
使用するデバイス
- ノートパソコン:Lenovo Flex550(PD対応)
- スマホ:iQOO Neo 3
さきほどから使用しているLenovoのFlex550と、VIVOのiQOONeo3という中華スマホを使用して行きたいと思います。
これらのデバイスをAUKEY Omnia DUO 1台だけで、充電が可能なのか実験していきます。
ノートパソコンとスマホの2台同時充電は可能
Flex550とiQOONeo3の2台充電を行った結果は、以下のとおりです。
デバイス | ケーブル | 充電結果 | |
PCポート | Flex550 | Nimaso 60W対応 |
◯ (エラーなし) |
PDポート | iQOONeo3 | ダイソー 3A対応 |
◯ (470mA) |
上記の結果により、AUKEY Omnia DUO 65Wでノートパソコンとスマホを同時に充電することは可能でした。
Flex550の充電について
Flex550には特にエラー表記も出ず、問題なく充電が開始された。
Flex550側は特にエラー表示も出ること無く、充電を行うことができました。
充電を行っていた時間が短かったためどれくらいの充電を行えるかまでは試せませんでしたが、45Wの出力でも充電を行うことは可能でした。
iQOONeo3の充電について
iQOONeo3は、470mAにて充電を行うことができた。
iQOONeo3についてですが、接続した瞬間は最大で640mAの数値が出ていたのですが、徐々に数値が下がっていき470mAで安定しました。
この状態でもiQOONeo3を問題なく充電することは可能でした。
AUKEY Omnia DUO 65Wでスマホ、ノートPCの同時充電は可能
以上により、AUKEY Omnia DUO 65Wの2ポートを使って、スマホとノートPCの同時充電は可能でした。
出先にAUKEY Omnia DUOを1台持っていくだけで、さまざまなデバイスへの充電に対応することが可能な充電器と言えるでしょう。
AUKEY Omnia DUO 65W (PA-B4)についてのまとめ
以上が、AUKEY Omnia DUO 65W(PA-B4)についてになります。
再度、情報をまとめました。
製品名 | AUKEY Omnia DUO 65W (PA-B4) |
サイズ 重量 |
52×52×30mm 約110g |
出力ポート数 最大出力 |
Type-C① 最大65W Type-C② 最大18W 合計出力63W(45W/18W) |
付属品 | 取扱説明書 |
カラー | 黒、白の2色展開 |
ノートパソコンやスマホ、タブレットやBluetoothイヤホンなど、充電を必要としているデバイスはどんどん増えています。
AUKEY Omnia DUO 65Wがあればどんなデバイスにもこの1台で対応することができるのは、非常に大きなメリットと言えるでしょう。