資格試験

ITパスポート試験に合格する方法|勉強方法から受験の仕方まで

ITパスポート試験を受けてみようと思うんだけど、難易度とかってどうなんだろう?
知識ゼロの僕がITパスポートに一発で合格した方法についてお伝えします。

こんな方におすすめ

  • ITパスポート試験に合格したい方
  • ITパスポート試験について詳しく知りたい方
  • ITパスポート試験を受けるかどうか悩んでいる方

この記事の内容

  • ITパスポート試験について
  • ITパスポート試験の勉強方法
  • ITパスポート試験合格から証書を受け取るまでの流れ

ITパスポート試験合格のために役に立った参考書

社会人になってさまざまな資格に合格をしてきたパイクーがお伝えします。

 

ITパスポートに合格する方法

今回ですが、IT知識ゼロの筆者がITパスポートに一発合格した方法について詳しくお伝えしていきたいと思います。

まずは結論から。

結論

  • 過去問をひたすらこなしてギリギリ合格を目指す
  • 試験範囲を満遍なく勉強するのがおすすめ
  • iPadを使うと電車内でも自宅でもどこでも勉強しやすいのでおすすめ
  • 参考書は結局買っておくのが無難
では以下で詳しく解説していきます。

 

ITパスポートの試験内容

まずはITパスポートの試験内容を確認していきます。

合格基準

ITパスポートの合格基準については、以下のとおりです。

合格基準
総合評価点 600点以上/1000点
分野別評価点 ストラテジ系 300点以上/1000点
マネジメント系 300点以上/1000点
テクノロジ系 300点以上/1000点

ITパスポートに合格するためには、各分野(ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系)のそれぞれで300点以上を稼ぎつつ、総合評価点で600点以上を獲得する必要があります。

各分野で300点以上を獲得するのは全然難しくないのですが、総合で600点以上を獲得するのがネックになります。

試験範囲

ITパスポートの試験範囲について詳しく見ていきます。

分野 説明
ストラテジ系 経営者の仕事に関する内容:32問程度
マネジメント系 管理職の仕事に関する内容:18問程度
テクノロジ系 コンピュータの仕組みに関する内容:42問程度

上記の説明を見ていただくとわかるように、ITパスポート試験というのはコンピュータに関する試験は4割程度しか出題されず、経営者や管理職といった一般企業でも必要とされる内容の問題も多く出題されます。

そのため、普段ITに関する知識をあまり持っていなくても他の分野でカバーし合格することはできる試験となっているため、ITに自信のない方でも大丈夫です。

試験時間は2時間

ITパスポートの試験時間は2時間とかなり長い時間が用意されておりますが、実際に筆者が試験を受けたときは時間いっぱいまで試験を受けていました。

試験の問題数は100問と非常に多く、その中には8問ほどダミーの試験も混じっており、正解しても得点にならない問題も入っております。

ストラテジ系で3問、マネジメント系で2問、テクノロジ系で3問ほどダミーの問題が入っており、今後のITパスポート試験に採用するかどうかを判断する問題が出題される

上記のダミーの問題が8問も入っているため、とにかく時間をかけずに解答していくことが重要です。

頭では分かっていても結構コレが難しい。

 

ITパスポート合格のための勉強時間

ITパスポートに合格するために必要な勉強時間について、お伝えします。

ITはほぼ無知のところからスタート

まず筆者のITに関する知識としては、MicrosoftのWordやExcelといった一般的なソフトを触ったことがあるくらいで、ITに感する詳しい知識はほとんどないレベルからのスタートでした。

1日大体2〜3時間の勉強を週2,3日ほど

ITパスポート試験の勉強ですが、1日あたり大体2〜3時間程度の短い勉強を週2日ほど行いました。

過去問が80%以上解けるレベルまで大体3〜4ヶ月ほどかかった

本業や家庭の仕事をこなしながらじっくりと時間をかけて勉強を進めていったため、過去問を80%くらい解けるようになるまでに大体3〜4ヶ月ほどかかりました。

忙しい日々の合間を縫って勉強をしていたのですが、勉強に対するモチベーションを維持するのが非常に難しかったですね・・・。

合計で90~100時間くらいは勉強した計算

勉強を開始してから試験を受けるまでは、合計90〜100時間くらいの勉強を行なった計算になります。

ただ筆者の場合は短期間でまとめて勉強するスタイルを取ることができず、長期間に渡って勉強を行う形を選択した結果合計90~100時間ほどとなったので、短い期間でまとめて勉強する時間を確保できれば、もっと短い時間で合格できるような気はしました。

1〜2ヶ月ほどの短いスパンで勉強して受験するのが一番効率のいい方法だと思うね。

 

ITパスポート合格のための勉強方法

ITパスポートに合格するための勉強方法について、お伝えします。

まずは参考書は購入

ITパスポート試験を勉強する際は、とりあえず参考書を買って読んでみるのがおすすめです。

そもそもITパスポートの試験にはどんな問題が出るのか、どういう用語を覚えるべきなのかをざっくりと把握するには、専門で販売されている参考書を確認するのが一番わかりやすいですね。

僕はいちばんやさしい ITパスポートを購入しましたが、イラストが多めで見やすい内容となっていました。

参考書をざっくりと読む

参考書を読む際はざっくりと全体的に読むと良いです。

読み始めると聞いたことのない用語が多く出てくるため1つ1つ覚えようとしてしまいがちですが、用語を全て覚えなくてもITパスポートに合格することは可能なので、まずは全体を把握するのが良いと思います。

過去問をひたすら解く

参考書を読んである程度内容を把握できるようになったら、過去問に挑戦しましょう。

過去問を解く際ですが、ITパスポート試験ドットコム過去問道場がおすすめです。

ITパスポート試験ドットコムより引用

過去問道場は今年出題された問題や15年ほど前の問題まで幅広い過去問を解くことができる上、ユーザー登録を行うことで自分が間違えた問題だけを後から復習することができる機能があるなど、ITパスポート試験のための便利な機能を無料で利用できる神サイトです。

過去問道場とは

  • 今年出題の問題や15年ほど前の問題まで、幅広い過去問を解くことができる
  • ユーザー登録をすると自分の間違えた問題のみを後からまとめて復習できる
  • ITパスポート試験のための便利な機能が全て無料で利用できる

ITパスポートは過去問から少し内容を変更したものが多く出題され、過去問の内容をある程度把握しておけば合格することができるため、過去問をたくさん解いて回答できるようにすることが大事です。

過去問を解いて間違えてしまった箇所の詳しい解説を知るために参考書を読む、というパターンがおすすめ。

間違えた問題を別途まとめて直前に見返すと安心

過去問を解いていて間違えてしまった問題ですが、スマホのスクショやiPadなどにまとめておいて、試験会場の最後のチェックに使用すると良いです。

会場までの移動中や会場に着いてから見直すと、自分の苦手な箇所を直前で確認することができるため、安心して試験に臨むことができるのでおすすめです。

過去問の解答パターンを覚えるだけだと本番で解答できない可能性が高い

ITパスポート試験の注意ポイントとして、過去問をたくさん解くことは重要だが、過去問の解答パターンをそのまま覚えるだけだと点数を稼げない場合があります

注意ポイント

過去問の解答パターンを覚えるだけだと本番で解答できない場合があるため、問題と解答の内容をしっかりと理解する必要がある

例えばですが上記のような過去問があって正解は「ア.BSC」なのですが、BSCの意味を覚えて「はいOK!では次の問題!」と移行していくのではなく、「CSF」や「PPM」や「SWOT分析」の意味も同様に覚える必要があります。

ITパスポートは用語がとにかくたくさん出てくるので、1つ1つある程度理解して覚えるには結構大変だったね。

 

ITパスポート試験の申し込み方法

ITパスポート試験の申し込み方法についてお伝えします。

公式サイトから受験場所と日程を申し込む

ITパスポート試験は公式サイトにアクセスしてIDを作成し、好きな受験場所と受験日を申し込みます。

ITパスポートのすごいところはほぼ毎日、どこかの会場でITパスポートの試験が行われているため、非常に受験をしやすい試験だと思いました。

受験料はクレジットカードでの支払いも可能

2024年11月現在のITパスポートの受験料は7,500円となっており、クレジットカードでの支払いにも対応しています。

試験を受ける際は全てオンライン上で手続きできるのがITパスポートならではの便利で良いところかも。

 

ITパスポートの試験当日

ITパスポートの試験当日についてお伝えします。

確認表は印刷して持参する方が良い

ITパスポートの確認票

ITパスポート試験を受ける際には上記の確認表を会場の受付に提出する必要があるため、事前に印刷したものを持参しましょう。

確認表を持参しなくても受験は可能

確認表の内容を転記する必要あり

筆者としては「確認表はデータで送られてきているのだから、会場でスマホの画面を見せれば入場させてもらえるだろう」と考えていました。

しかし実際は上記のような確認表の内容を転記するための用紙を渡され、受験番号や利用者IDや氏名を別途手書きで記載して、身分証明書を持って入場する形になりました。

別途手書きで記載する必要があるため、確認表は持ち込む方がおすすめです。

受付には並ぶ人が多いので早めに集合すると良い

試験会場の受付は並んで混雑していた

筆者が受験した日の試験会場はかなり混雑していて受付をするために順番に並んでいる状態となっていました。

そのため時間に余裕を持って会場入りする方が良いと思いました。

会場には座って勉強するスペースはない

ITパスポート試験を受ける際ですが、持参した荷物などは会場のロッカーにしまって部屋へ移動することとなります。

そのため会場に着いたら受付を済ませるとロッカーの鍵を渡され荷物を収納することとなるため、会場で勉強する場所や時間がほぼ無いので注意が必要です。

試験は用意されたノートPCを使って問題を解く

ITパスポートはCBT方式という会場で用意されたノートPCを使って問題を解く形式となっています。

そのためノートPCの画面を見ながらマウスを使って問題を解いていくのが初めての経験だったため、感覚に慣れるのに少々時間がかかりました

試験時間は2時間

ITパスポートの試験時間は2時間となっており、2時間よりも先に問題を解けた方は帰ることができます。

筆者の場合は2時間いっぱいまでかかって、時間がちょっと足りないくらいでした。

試験終了後にPC画面に点数が発表される

ITパスポートの試験が終了して採点ボタンをクリックすると、画面上に自分の受けた試験の点数がドーンと表示されます。

筆者は上記のように総合評価点が615点でかなり低い点数だったため、本当に合格したのか不安になりました(笑)

過去問を受けるだけだとギリギリの合格ライン

見事に一発合格を果たした筆者ではありましたが、点数が合格ラインギリギリだったので結構危ない結果となりました。

試験を受けた後の感想としては、過去問を受けるだけでなく参考書の内容ももう少し深く読んでおく方が良かったなと感じました。

過去問をひたすら受け続けても合格はできるけど、参考書もある程度読んでおく方がいいかも。

 

ITパスポートに合格してからの流れ

ITパスポートに合格した後の流れについてお伝えします。

受験した月の翌月15日に合格が発表される

試験の正式な合格発表ですが、試験を受けた翌月の15日となっており、ITパスポートの公式サイト上に合格者の受験番号が一覧で発表され、そこで本当に合格しているのかを確認することができます。

合格証書は2ヶ月後に郵送される

ITパスポートの合格証書

ITパスポートに合格したことを証明する合格証書についてですが、受験をした月の2ヶ月後の15日ごろに発送となり、事前に登録していた住所に証書が郵送されてきます。

ITパスポートの資格は免許などではないため、合格証書が証明書がわりになる感じだね。

 

まとめ:比較的簡単な内容で受験しやすい資格試験

以上、ITパスポート試験の合格方法についてお伝えしました。

今回お伝えした内容を再度まとめていきます。

ポイント

  • ITに関する知識を持っていない人の場合は合格するために100時間ほどの勉強時間がかかる
  • 勉強し始めは参考書をざっくり読んで過去問の対策に早めに移る
  • 過去問が80%くらい正答できるようになったら、参考書を読んでいより深い知識を習得しておく
  • ITパスポートの試験は比較的簡単で試験会場も多く受けやすいので、とりあえず資格を取りたい方におすすめ

ITパスポートの試験内容には一般常識も多く含まれており、聞いたことがあるけどよく分かっていなかった用語など、日常で使える内容が多く含まれている試験だと感じました。

初めての資格試験にはITパスポートがおすすめかもしれないね。

iPadを使って勉強がおすすめ

筆者は社会人になっていくつも資格試験を受けてきましたが、iPadを使って勉強する方法がすごくいいと感じています。

iPadが勉強におすすめな理由

  • 移動中でも自宅でもどこでも勉強ができる
  • 参考書を持ち運ぶ必要がないため荷物が少なくすむ
  • 問題をスクショしておけば後からまとめて見返しやすい

iPadを使うことでより快適に時間を節約しながら、どこでも勉強をすることができるため、勉強をしている全ての学生にお勧めなデバイスだと思います。

iPadは勉強をする人にめちゃくちゃおすすめできる、最強のデバイスだと思います。

2024年11月現在に購入できるiPadだと、サイズが小さくてどこへでも持ち運べるiPad miniがおすすめです。気になる方は以下のリンクからチェックしてみてくださいね。

以上、パイクーでした。

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