資格試験

国家資格|第一級陸上特殊無線技士を取得|知識ゼロから合格するには

一陸特の免許を取得したいと思っているんだけど、どうすれば試験に合格できるだろうか?

 

知識ゼロの状態でも、2ヶ月あれば合格できます。そこまで難易度の高い資格ではないのでコツコツ勉強すればきっと合格できます。

 

こんな方におすすめ

  • 一陸特の試験をこれから受ける方
  • 一陸特の試験を受けようか悩んでいる方
  • 一陸特の試験のために効率的に勉強したい方

 

この記事の内容

  • 一陸特に合格するには
  • 一陸特の勉強方法
  • 一陸特の勉強時間

 

知識ゼロから一陸特の試験を1発合格した、パイクーがお伝えします。

 

国家資格|第一級陸上特殊無線技士を取得

東京の試験会場

今回は知識ゼロの筆者が、2022年の6月に受けた第一級陸上特殊無線技士の資格試験に1発合格した経験を踏まえて、一陸特にどうやったら受かるのか、必要な勉強方法や内容についてお伝えできればと思っております。

まず一陸特に合格するための結論としては、以下のとおりです。

 

結論

  • 試験の2ヶ月前から勉強開始
  • 1日2時間くらいの時間でOK
  • 過去問は5年分やる
  • 参考書を1冊購入すればOK

 

以上となっております。

 

では具体的な内容について、以下でお伝えしていきたいと思います。

 

一陸特に合格するために

高校も大学も文系で無線に関する知識がゼロです。そんなボクでも大丈夫でしょうか?

 

ボクも知識ゼロの状態から始めましたが、結果的に1発合格することができました。

 

まず一陸特の前提として、事前の知識はゼロでも問題ありません。

もちろん知識があるに越したことはありませんが、ゼロの状態からでも合格することは十分可能な資格試験となっています。その理由は以下のとおりです。

 

一陸特の試験

  • 試験問題は過去出題されたものがほとんど
  • 法規、無線工学それぞれ6割正解で合格
  • 出題される計算問題はわずか4問のみ

 

以下、詳しくお伝えします。

 

試験問題は過去出題されたものがほとんど

一陸特の試験では過去に出題されたことのある問題と同じ内容のものが大半出題されます。

そのため無線の知識や公式がほとんどわからない方でも過去問を何度も解いていれば十分に合格することができるのが一陸特の特徴です。

 

法規、無線工学それぞれ6割正解で合格

一陸特の合格基準についてですが、法規は12問中8問以上正解無線工学は24問中15問以上正解で、両方とも6割の基準を満たせば合格となります。

逆に言えば法規は12問中4問不正解でもOK、また無線工学は24問中9問不正解でもOKという設定になっているため、試験者に有利な設定になっているのがわかるかと思います。

 

個人的には法規の方が4問しか不正解できないためネックだと思っていました。

 

計算問題はわずか4問

一陸特をクリアする上でネックになるのが計算問題だと思います。ただ計算問題は毎年無線工学から4問しか出題されません

そのため計算問題4問を全て解答できなかったとしても、無線工学の20問の中から15問以上正解すれば良いので、ハードルは低いと言えると思います。

ある程度勉強を行なっていけば計算問題の傾向もかなり分かってくるため、4問中全問正解は難しくても、2問くらいであれば確実に正解できるようになるので、そこまで重く考える必要はないと思っています。

 

一陸特を勉強し始める時期

一陸特の勉強ってどれくらい前から始めればいいのでしょうか?

 

試験勉強を開始するタイミングですが、試験日の約2ヶ月前からでOKです。

 

一陸特の勉強開始時期

試験日のおよそ2ヶ月前がベスト

 

一陸特の勉強開始時期についてですが、試験日からおよそ2ヶ月前の開始で十分間に合います。

 

早くから勉強を始めるとだらける

もちろん試験に不安な方は2ヶ月以上前から勉強を開始されてもいいとは思います。実際に筆者は2022年6月9日が試験日で、そのおよそ3ヶ月ほど前に問題集を購入、2ヶ月半ほど前から徐々に勉強を開始しました。

勉強を開始してから大体2ヶ月経ったくらいで徐々に過去問で合格点を取れるようになり、そこからは徐々に勉強への熱意(というかやる気?)がなくなってしまいました。

その結果モチベーションが徐々に下がってしまい、数日空けてから過去問にトライしてみると覚えていたはずの公式や解答を忘れていたということがありました。

よって早く勉強を開始してしまうと途中で余裕が出てきてしまい逆に危険な面もあるので、2ヶ月くらい前から開始するのがおすすめです。

 

一陸特合格のための勉強時間

一陸特の資格を取れそうな気がしてきました。毎日バリバリ勉強した方がいいですよね!?

 

1日の勉強時間は2時間ほど取れればOKです。毎日継続することが重要です。

 

一陸特の勉強時間

1日あたり2時間ほど勉強すれば合格

 

一陸特の勉強時間についてですが、大体1日あたり2時間ほど勉強すれば合格することができます。

 

2ヶ月間、1日2時間程度でOK

一陸特の勉強を2ヶ月前に始めたとすると、1日あたり2時間、合計で120時間ほどあれば合格可能です。

可能であれば2ヶ月間毎日勉強に充てる方が効率的だと思っています。その理由として一陸特は暗記(記憶)問題がかなりの範囲を占めているからです。

 

何度も反芻する方が定着させやすい

記憶というのは定着するのに1度だけではどうしてもすぐに忘れてしまうので、5回でも6回でも繰り返し覚える必要があるため、どうしても時間がかかります。

よって週末にまとめて勉強する方法も勿論良いですが、短い時間でも良いのでなるべく何度も反芻するような勉強方法がいいと思っています。

 

一陸特の勉強方法

一陸特の勉強方法についてお伝えしていきます。筆者がおすすめする勉強方法は、以下のとおりです。

 

一陸特の勉強方法

  1. 過去問を解く
  2. 解説サイトで確認
  3. 参考書で深く確認

※以上を何度も繰り返す

 

では以下で詳しくお伝えしていきます。

 

過去問は5年分を繰り返す

一陸特に合格するためには、過去問を徹底的に解くことが重要です。その理由としては先ほどもお伝えしたとおり過去出題された問題と同じ、もしくは近い問題がかなりの確率で出題されるためですね。

過去問を勉強する際の範囲についてですが、法規と無線工学をそれぞれ過去5年分解くのがいいと思っています。

過去問1年分に対し、2月・6月・10月それぞれで法規A,Bと無線工学A,Bがあって、それを5年分やるとなると問題だけで60回分と、かなりの量ですね。

ただ慣れてくると1回30〜40分前後で解答できるようになりますので、最初は時間がかかるかと思いますが焦らず、じっくりと解いていけばOKです。

 

過去問は全て無料で見れる

一陸特の過去問についてですが、全て無料でネット上から確認することが可能です。

過去問を転載しているサイトはいくつかありますが、筆者はDIGI LINEさんのサイトを参考にしていました。

一つ注意点として、上記のサイトには過去問とその解答は載っていますが、解答に対する解説は載っておりません。そのため解答のどこが間違っていたのか、正解がなぜ正解なのかを知りたい方は、別のサイトを確認する必要があります

 

過去問の解説サイトが便利

過去問を解いて解答を確認したら、解説サイトで内容を確認しましょう。過去問の解説サイトでおすすめなのが、はちさんの通信系資格ブログになります。

解説内容が非常にわかりやすく、筆者が合格できたのもはちさんのおかげと言っても過言ではないほど、しっかりと丁寧に図やイラスト付きで解説してくれるにも関わらずすべて無料で配信されている、神様のようなサイトです。

Googleに「一陸特令和4年2月無線工学A問8」などと入力して検索をかけると、上位にはちさんのサイトの解説ページが出てくるので、わからない問題をその都度検索して解説をチェックする方法でもいいと思います。

 

参考書はあると便利

一陸特の試験を受けるにあたって参考書は購入しておいた方がいいと思います。

その理由として、自分の調べたいことを辞書がわりにさっと確認することができるためです。

勿論その都度Googleから検索をかけて調べてもいいのですが、書籍やiPadから確認する方が調べやすく時間を短縮できるというメリットがあります。

また過去問の解説サイトを見ても良く内容を理解できない場合もあったりするため、別の考え方を知るという意味でも参考書を別途用意して勉強する方が理解しやすいのでおすすめです。

 

おすすめはやさしく学ぶシリーズ

筆者が使用していた参考書は、吉村和昭さんのやさしく学ぶ 一級陸上特殊無線技士試験になります。

この本のいいところは筆者のような文系の素人にもわかりやすく、説明されている点ですね。学生時代に理系の勉強をほとんどやってこなかった人にも理解しやすい内容となっているのがいいなと思いました。

正直この参考書を読んでもわからないことは絶対出てくるとのですが、その場合はネットで検索をかけるか、もしくは不明な点は飛ばして解けるところからどんどん解いていって数をこなしていけばいいだけなので、そこまであまり気にしなくて大丈夫です。

 

参考書を全て理解する必要はない

参考書の欠点といいますか当たり前のことかもしれませんが、あまり試験に出てこない内容も細かく解説されているところがあります。

そのため参考書を隅から隅まで読むと重要な箇所が疎かになってしまう危険性もあるため、あくまで参考書は過去問を解いていくうちに出てきた不明な点をで補う使い方がいいと思います。

筆者の失敗談として参考書の全ての箇所に目を通し暗記しようとしたため、結果的に試験にほとんど出ないところまで勉強してしまったということがありました。そのため参考書はあくまで補助的な役割として使用すれば十分だと思いました。

 

参考書はあくまで試験に合格するための資料。試験にほとんど出題されない内容を覚えても時間が勿体無いので、注意が必要だね。

 

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一陸特の勉強にiPadはおすすめ

一陸特の試験勉強を行うにあたり、iPadがあれば非常に効率的に作業を行うことが可能です。

理由は以下のとおりです。

 

  • iPadとApple Pencilがあれば過去問をどこでも解ける
  • 参考書を持ち歩かなくてもデータがあればいつでも読み返せる
  • 過去問の解説サイトにアクセスし内容を確認できる

 

iPadは最高のインプットツール

iPadを購入して初めて勉強のために活用してみたのですが、非常に優れたインプットツールだと感じました。

過去問を解く、計算問題を手書きで解く、過去問の解説を確認する、参考書を開くなどなど、勉強のためのさまざまな作業をiPad1台で賄うことができましたね。

 

日本中の勉強を行っている学生は、今すぐにでもiPadを中心とした勉強方法を活用すべきだと思います。

 

通勤中の勉強がおすすめ

筆者は普通のサラリーマンで自宅から会社まで片道大体1時間かけて電車で通勤を行なっています。通勤の往復中にiPadに入れた過去問を解いたり、参考書を読んだりして勉強していました。

一陸特で出題される問題のほとんどが暗記で解けるものになっているため、隙間時間を利用しつつ勉強する方法が一番効果的だと思います。

 

iPadで勉強するためにあると便利なもの

iPadで勉強するためにあると便利なものは、以下のとおりです。

 

  • GoodNotes5(PDFアプリ)
  • Apple Pencil
  • Apple Pencilを収納できるケース

 

以下、解説します。

 

 GoodNotes5はiPhone、iPad間で同期できる

GoodNotes5のメリットとしてiPhoneやiPad間でデータの同期を行えるため、参考書や過去問を見直すのに非常に便利です。

例えばiPadに手書きで書き込んだデータはクラウド上に同期されるため、iPhoneで同じデータを開いたときも手書きの内容をそのまま確認することができます。

 

iPadとApple Pencilがめちゃくちゃ便利

筆者は一陸特の勉強を行うのにiPadを利用していたのですが、すごく効率的で快適に勉強を行うことができたと感じました。

iPad上を2画面に分け、片方にGoodNotes5というアプリを使って参考書や過去問を開き、もう片方に手書きの計算用紙を用意して計算問題を解くなど、iPadがあるだけで非常に勉強の効率化を図ることができました。

iPadがあれば重たい参考書を持ち歩く必要もなく、いつでも調べ物をすることができたり、電車の移動中でも過去問を解くことができたのは非常に便利でした。

 

iPadについて詳しく知りたい方は、以下の記事をチェック。

iPad Air(第3世代)ユーザーが11インチiPad Pro(第2世代)を購入してレビュー

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まとめ:2ヶ月間の勉強で誰でも合格できる

以上、一陸特の合格方法・勉強方法についてお伝えしてきました。

再度今回お伝えした内容をまとめていきます。

 

一陸特の試験

  • 試験問題は過去出題されたものがほとんど
  • 法規、無線工学それぞれ6割正解で合格
  • 出題される計算問題はわずか4問のみ
  • 勉強開始は2ヶ月前から1日2時間の勉強でOK
  • 過去問は5年分を1,2度繰り返す
  • 過去問の解説サイトがすごくわかりやすい
  • 参考書が1冊あると理解しやすい
  • iPadがあると勉強がはかどる

 

一陸特は難しくない

一陸特の試験を終えた今思っていることとして、一陸特の勉強はちゃんと勉強すればそこまで難しくない内容だと思っています。

しっかりと過去問に向き合って内容を理解し、回数をこなしてさえいけばきっと合格できると思っています。

資格を取ることができたら手当をもらえる会社も多く、就職や転職に有利になる資格だと思いますので、是非とも合格を目指して頑張ってほしいですね。

 

 

以上、パイクーでした。

 

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